ハッピータイガー -倒福の伝説- 後編
「ハッピータイガー -倒福の伝説- 後編 (本) (ゲンブンマガジン編集室 小林源文傑作選 )」です
●「ハッピータイガー ~倒福の伝説~ 後編」です
●第2次世界大戦時において、ドイツ軍の重戦車「タイガー1」が日本へと輸送され、ビルマ戦線で活躍するストーリーを描いたフィクション劇画「ハッピータイガー」の「後編」です【 「ハッピータイガー ~倒福の伝説~ 後編」の内容について 】
●戦争劇画の第一人者「小林源文」氏のフィクション作品で、「倒福」マークが印された「タイガー1」の活躍と運命が描かれています
●「小林源文」氏による車輌や軍装の正確な描写、独特な戦闘シーンの表現など、戦争劇画というジャンルを切り開いた同氏の作品の魅力が伝わる一冊となっています
●ドイツ軍の「SS 第2装甲擲弾兵師団」では1943年頃、戦車連隊に「タイガー1」を装備した重戦車中隊が配備されていました
●この中隊の「タイガー1」の「S33号車」に描かれたパーソナルマーキングが、「福」をさかさまにした「倒福」マークで、これは福を招くという中国のまじないから由来したものでした
●一方、日本軍はドイツ軍の最強戦車である「タイガー 1」の購入を検討、実際にドイツ駐在の武官が実車を検分し、「Uボート」による輸送が計画されたのですが、この「Uボート」輸送自体が極めて損害が大きく、実現することはありませんでした
●この「ハッピータイガー」は、この2つの事実を踏まえて、構成されたストーリーとなっており、日本人が操るドイツ軍の「タイガー 1」が日本へと移送、その途上のビルマで揚陸されてイギリス軍相手に激戦を繰り広げます
●ストーリーのあらすじは
・ ノモンハン事件の戦闘において人事不詳となった帝国陸軍の「川島少尉」は、モンゴル人に助けられ、そのままモンゴル人として生活を始めます
・ しかし、独ソ戦の開始により「川島少尉」はソ連軍に強制的に徴兵され、モスクワ前面においてドイツ軍に突撃を命ぜられます
・ 激戦の末、「川島少尉」はドイツ軍の捕虜となり、一時は命を失いそうになりますが、志願補助員「ヒヴィス」としてドイツ軍兵士として戦うことを選びました
・ 「川島少尉」は「SS 第2装甲擲弾兵師団」の重戦車中隊に配備され「タイガー 1」の砲手として活躍、まじないとして「倒福」マークを車輌に描き、戦いに参加します
・ その後、部隊は「SS 第102重戦車大隊」へと拡大され、ノルマンディ戦に参加、新たに受領した「倒福」マークの「タイガー1」は激戦を生き抜きます
・ 日本軍の依頼により、この「タイガー 1」は乗員の「川島少尉」と共に日本へと輸送されることとなり、「Uボート」に積まれドイツを出発しますが、その途上においてドイツ本国が連合軍に降伏、やむなく「Uボート」はビルマに寄港します
・ 「タイガー1」は日本軍に接収され、同地においてイギリス軍との戦闘に投入、その能力を如何なく発揮する活躍を見せます【 「ハッピータイガー ~倒福の伝説~ 後編」の奥付 】
●版型 : B5版 / ソフトカバー
●全91ページ / モノクロ
●著者 : 小林源文
●発行日 : 2012年11月18日
●ISBNコード : 560331630087