英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 ウォースパイト 1915 (エッチングパーツ付)
「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 ウォースパイト 1915 (エッチングパーツ付) (プラモデル) (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W149E )」です
●「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 ウォースパイト 1915 (エッチングパーツ付)」です
●第1次世界大戦時におけるイギリス海軍の「戦艦 ウォースパイト」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ピットロード社製「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 ウォースパイト 1915」をベースとして、同級用のエッチングパーツ「英国海軍 戦艦 クイーン・エリザベス用 エッチングパーツ」をパッケージしたスペシャルバージョンとなります
●第1次世界大戦において最新鋭艦として登場した「戦艦 ウォースパイト」の1915年時の姿を再現、当時のイギリス戦艦らしい主砲火力を重視した均整の取れたシルエットが表現されています【 「戦艦 ウォースパイト」について 】
●戦艦「ウォースパイト」は、当時の戦艦の主砲(「36cm砲)を上回る「38.1cm砲」を搭載する「クイーン・エリザベス級戦艦」の2番艦として1915年3月8日に竣工しました
●第1次世界大戦時においてイギリス・フランス連合軍と対峙したドイツ海軍やオーストリア海軍(当時は領土が海に面しており海軍を保有していた)は、戦艦を始めとする有力な水上艦艇を保有しており、それらの艦が搭載する「36cm砲」クラスと比較して、「38.1cm砲」は優位に立てるものとして期待されました
●船体には、中央部に主砲塔を配置せず、前後に各2基づつを配置したため艦中央部に余裕が生じ、機関区が増大、新開発の重油専焼缶と合わせて、艦の高速化を実現しています
●1916年5月、ドイツ海軍の主力艦隊とイギリス海軍の主力艦隊とが遭遇、世界史上最も壮絶な砲撃戦となった「ユトランド沖海戦」が発生しました
●この海戦ではイギリス海軍が151隻、ドイツ海軍が99隻という大艦隊を繰り出し、砲撃を主体とした艦隊戦を展開、双方に大きな損害が発生しましたが、射撃の練度と艦の防御力の強さから戦果としてはドイツ海軍側が戦術的勝利を収めています
●「ウォースパイト」は、主力艦隊の一員として同海戦に参加、ドイツ艦艇によって15発の砲弾を被弾して舵が故障、一定方向に円を描いて航行し、ドイツ艦隊からの集中攻撃を浴びることとなりました
●この結果、苦境に陥っていた味方の装甲艦からドイツ海軍の砲撃を反らすことが出来ましたが、「ウォースパイト」は戦闘不能となり、戦線を離脱します
●その後、戦力の温存のためにドイツ海軍は艦隊を出撃させる機会は大幅に減少、「ウォースパイト」は修理により艦隊に復帰したものの、交戦することはありませんでした
●第1次世界大戦後の「ウォースパイト」は、改装を繰り返しながら主力戦艦としての地位を占め、更に1934年からは大規模な近代化改修によりその艦影を大幅に変更、第2次世界大戦においても活動できる能力を与えられました
●同艦は損傷を受けながらも第2次世界大戦を生き抜き、1950年に解体処分されています【 「英国海軍 クイーン・エリザベス級戦艦 ウォースパイト 1915 (エッチングパーツ付)」のキット内容について 】
●このイギリス海軍の戦艦「ウォースパイト」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ピットロード社の外国艦シリーズのフォーマットに則り「戦艦 ウォースパイト」を再現、特徴的な艦首形状や日本の戦艦を始祖となった船体デザイン、砲撃戦のみを主眼に置いた武装配置など第1次世界大戦時の同戦艦の魅力が表現されています
●「ウォースパイト」は、数多くの改修及び改造が行われており、キットは1915年の「竣工時」の姿が表現されています
●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルと、艦底部も再現されたフルハルモデルとを選択することができます
●「ウォースパイト」の船体部は上下分割式で、これに上甲板、上部構造物、各艤装類を取り付ける構成となっています
●船体部には、副砲塔の開口部、舷側の舷窓、梯子、塵捨て管などが表現されています
・ ウォーターラインモデル用の船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用の艦底部が再現されたパーツが付属、再現したい状態により選択して使用します
・ フルハルモデル用の船体下部のシャフト、プロペラ(スクリュー)、舵がパーツ化
・ フルハルモデル用の展示スタンド及び銘板が付属しています
●上甲板は、船首楼甲板、後部甲板で構成されています
・ 甲板上には、木甲板表現、主砲塔台座などの基本躯体の他、フェアリーダー、ボラード、昇降口、天窓、アンカーチェーン、ボート架台などの細かなディテールが再現
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「後部構造物」「マスト部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「ウォースパイト」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋は、艦橋下部構造物と上部艦橋部とで構成されています
・ 上部艦橋部は4層で構成
・ 艦橋下部構造物は2層で構成され、側面の窓、扉がモールドで再現
・ 上部艦橋部の各側面部はエッチングパーツで再現します
・ 艦橋部分の支柱となる前檣楼支柱(2本)が別パーツ化されています
・ 艦橋中央部のヤード部とトップのマストは別パーツです
・ 艦橋を構成する、大型探照灯(×2)、小型探照灯(×6)がパーツ化されています
● 煙突
・ 各煙突は煙突本体と下部の構造物との分割式です
・ 煙突下部の構造物の側面には窓と扉がモールド
・ 煙突本体は一体成型となっており、トップと副管は別パーツです
・ 煙突上部のファンネルキャップはエッチングパーツとなっています
・ 煙突部を構成する探照灯(×3)が付属
●後部構造物
・ 後部構造物は一体成型され、これに後部マストを取り付ける構成となっています
・ 後部構造物の側面には、窓、扉がモールドされています
・ 後部構造物に配置される、探照灯(×1)がパーツ化
●後部マスト
・ 後部マストは、下部、ヤード部、トップの3分割式で、後部艦橋は別パーツとなっています
・ 後部マストのクレーンは別パーツです
・ 後部マストを構成する探照灯(×1)が付属
●主砲塔部「42口径 38.1cm連装砲 Mk.1」 ×4
・ 砲身部分は、基部の防水布が再現された1本ずつのパーツと、防水布がない連装式に成型されたパーツとを選択することができます
・ 砲塔は上下分割式で、表面のリベットが再現、梯子はエッチングパーツです
・ 測距儀は別パーツとなっています
●副砲「45口径 15.2cm単装砲」 ×12
・ 副砲は、砲身とシールド部とが一体成型されています
●高角砲「45口径 7.6cm単装高角砲」×2
・ 高角砲は砲架も含めて一体成型されています
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 艦首、艦尾旗竿
・ 錨
・ 通気筒
・ パラベーン
・ 内火艇、カッター類
・ ボートダビット
・ ラッタル
などがセットされています
●艦橋構造物の側面、ラッタル、梯子、ファンネルキャップなどを再現するエッチングパーツが付属
【付属するエッチングパーツについて】
●付属しているエッチングパーツは、ピットロード社製「英国海軍 戦艦 クイーン・エリザベス用 エッチングパーツ」と同一のものです
●プラスチックパーツでは再現が難しい船体上の細かなディテール類を表現したエッチングパーツセットで、より密度を高めたモデルの製作に役立つ内容となっています
●エッチングパーツで再現されているディテールアップパーツの内容は
・ 測距儀ディテール
・ 煙突の下部支柱
・ 艦橋の各部の支柱
・ 艦橋防護覆
・ マスト見張ディテール
・ ボートダビット
・ 舷々門
・ ラッタル
・ 梯子
・ 吸気グリル
・ 旗竿
などと、なっています
●旗竿に掲げられるイギリス海軍旗とユニオンジャック(直線タイプとなびいている状態の2種)を再現したデカールが付属しています
●スポット生産品