アオシマ 特殊潜航艇母艦 千代田 1/700 ウォーターラインシリーズ 549 プラモデル

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特殊潜航艇母艦 千代田

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2,420円 2,178円(税込)

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「特殊潜航艇母艦 千代田 (プラモデル) (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ  No.549 )」です

●「特殊潜航艇母艦 千代田」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●太平洋戦争時における帝国海軍の「特殊潜行艇母艦 千代田」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●日本初の新造式で水上機の母艦として建造され、1941年から1942年末まで特殊潜航艇母艦として改装され運用された「千代田」の姿を再現、洗練された小型の艦橋と、船体後部に大型の天蓋を持ち、船体内部に特殊潜航艇の格納庫を装備した特異なシルエットを再現した内容となっています

●アオシマ社製「日本海軍 水上機母艦 千歳 SD」をベースとして、特殊潜航艇母艦時の「千代田」を再現するために船体と艦底部、艦橋構造物の一部を変更、特殊潜航艇用格納庫と特殊潜航艇、クリアー成型の上甲板を追加、エッチングパーツと新規の艦載機を省いたバリエーションキットとなります

【 「水上機母艦 千代田」について 】


●帝国海軍は、第1次世界大戦時におけるドイツ領「チンタオ」の攻撃で初めて水上機を使用、その能力を有効に利用します

●その後、航空母艦による艦上機の運用が開始されましたが、当時は水上機と艦上機(陸上機)の性能の差が小さく、さらに将来の戦争で想定される戦域は日本本土から大きく離れるために、大掛かりな航空基地を必要としない水上機を帝国海軍は高く評価し、水上機母艦の建造(改造)を積極的に進めました
●このような水上機母艦は、艦隊戦を想定していない関係から主に輸送船などの船舶をベースとした改造により作られていましたが、将来の日米開戦をにらみ、専用の艦として新造されたのが水上機母艦「千歳型」です

●この「千歳型」は、排水量11,000tの大型艦で、水上機28機(補用を含む)を搭載する能力を持ち、最大速度も29ノットと、従来の改造形式の水上機母艦よりも大幅に性能が向上しているのが特徴です
●また、同艦は水上機母艦としての能力だけではなく、戦時に備えて特殊潜航艇母艦、高速給油艦として転用が可能な設計となっており、他艦への補給用として大型の燃料タンクも装備していました

●水上機母艦「千代田」は、「千歳型」の2番艦として1938年12月に竣工、当初は水上機母艦として中国方面に展開していましたが、アメリカとの開戦が近づく1940年と1941年の改装により、特殊潜航艇母艦へと転用されています
●この特殊潜航艇母艦の改装では、船体後部の水上機用の格納庫を特殊潜航艇の格納庫の改修、特殊潜航艇を12隻搭載する能力を持ち、艦尾形状をクルーザースターンからトランサムスターンに変更、艦尾に設けられた開口部から特殊潜航艇を連続的に発進さすことができました
●ただし、従来の水上機母艦としての機能も一部を除いてそのまま残されており、上甲板に12機の水上機を搭載することが可能となっていました
 ・ カタパルトは従来の4基から2基への減らされています

●特殊潜航艇「甲標的」は、真珠湾攻撃やシドニー港攻撃、マダガスカルのディエゴ・アスレス港攻撃などで使用され一定の戦果を挙げる活躍を見せますが、このような作戦は敵地までに隠密で行動できる潜水艦を母艦とした奇襲攻撃であり、水上艦艇で輸送を行うには発見されてしまう可能性が高く、特殊潜航艇母艦での運用は実質的に困難でした
 ・ 特殊潜航艇「甲標的」は、船体が小型のために航続距離が短く、敵基地の傍まで進出する必要がありました

●その後、1942年6月の「ミッドウェー海戦」において帝国海軍は航空母艦4隻を喪失、その空母戦力を穴埋めするために「千代田」は僚艦「千歳」と共に航空母艦への転用が決定、1942年末から改装工事が開始されました
●この工事は、同艦が航空母艦への本格転用を考慮していなかったことから比較的工期が長引き、1944年初頭に改装が完了します

●航空母艦となった「千代田」は1944年6月の「マリアナ沖海戦」、そして1944年10月の「レイテ沖海戦」に参加します
●しかし、この頃には日米の航空戦力の差は極めて大きく、「レイテ沖海戦」において「千代田」はアメリカ空母機動部隊の攻撃を受けて大破、続く水上艦艇からの砲撃によりその生涯を閉じています


特殊潜航艇母艦 千代田の商品画像

【 「特殊潜航艇母艦 千代田」のキット内容について 】


●この帝国海軍の水上機母艦「千代田」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●アオシマ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って水上機母艦「千代田」を再現、リニューアル版に相応しく、船体上の細かな造りまでも再現した内容となっています

●また、スライド式金型によるクレーン、カタパルトの成型など、ディテール表現を重視しながらも、一方で他のウォーターラインシリーズのキットに合わせた表現方法を考慮しており、舷窓の雨樋表現などはスケールに沿った控えめなもので仕上げられています

●「千代田」は、竣工時の「水上機母艦時」、1940年から1941年の改装による「特殊潜航艇母艦時(形態としては水上機母艦)」、1944年以降の「航空母艦時」の3つのタイプに変化しており、本キットでは「特殊潜航艇母艦時」の姿を再現しています

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです


●「水上機母艦 千代田」は、上甲板及び船体部の上下分割のパーツで構成されています
 ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、下部のバルジ、舷側の舷窓、フェアリーダー、梯子などが再現されています
 ・ 艦尾部分の特殊潜航艇発進用の扉は別パーツで再現されており、開閉状態が選択できます
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、オモリとなるバラストも付属しています

●上甲板は、甲板上の滑り止め、リノリウム貼りの境界に合わせて前後方向に5分割式となっています
 ・ 甲板上には、アンカーチェーン、リノリウム押さえ表現、滑り止め、航空機軌条、カタパルト台座、リール、ボラードなどがモールドで再現されています
 ・ 船体後部の雛壇式の航空機軌条部分は別パーツです

●船体内部の特殊潜航艇用の格納庫が再現されています
 ・ 格納庫は、特殊潜航艇用の軌条が再現
 ・ 格納庫に収納される「甲標的」(×12)が付属

●格納庫の上に位置する上甲板(前部のリノリウム甲板より後ろ)は、成型色パーツとクリアーパーツとが用意されており、クリアーパーツを使用することで格納庫の様子を展示することができます

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「高角砲部」「カタパルト部」「煙突部」「天蓋部」「エレベーター部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


水上機母艦「千代田」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋は2層で構成され、各層は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
 ・ トップの測距儀、防空指揮所が別パーツにて再現
 ・ 艦橋構造物には、舷窓、扉などが彫刻されています
 ・ 艦橋甲板にはリノリウム押さえのモールドが再現
 ・ 艦橋窓、側面の張り出し部の窓枠はクリアーパーツとなっています
 ・ 高角砲のスポンソンは別パーツで、下部の支柱もパーツ化
 ・ 艦橋部分を構成する、60cm信号灯 ×3(クリアーパーツ)、方位測定器、25mm連装機銃 ×3、1.5m測距儀 ×2、双眼鏡などがパーツ化されています

●メインマスト
 ・ メインマストは三脚檣型で、4分割式となっています
 ・ メインマストはトラス構造が再現

● 煙突
 ・ 煙突は左右分割式で、トップは別パーツとなっています
 ・ 煙突側部の各管は別パーツにて再現

●後檣
 ・ 後檣は三脚檣型で、前後分割式です
 ・ 後檣下部にはトラス構造を再現

●天蓋
 ・ 天蓋部分は上下分割式で、側面のトラス部分は別パーツです
 ・ 天蓋上部にはリノリウム押さえのモールドが再現
 ・ 天蓋上部の方位測定器、25mm連装機銃 ×3、60cm信号灯 ×5(クリアパーツ)、110cm探照灯×2(クリアーパーツ)がパーツ化

●クレーン
 ・ 天蓋の支柱を兼ねるクレーンの基部は、左右分割式となっています
 ・ クレーンは、側面のトラス構造だけではなく、スライド金型により上面のトラス構造も再現

●カタパルト「呉式 2号5型射出機」 ×2
 ・ カタパルトはスライド式金型による一体成型となっており、カタパルト側面のトラス構造、上部のディテール、航空機滑走台などが再現されています

●高角砲「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×2
 ・ 高角砲は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は連装式に一体成型されています

●対空機銃
 ・ 25mm連装機銃 ×6 (艦橋部、天蓋部)
 ・ 機銃は一体成型となっています

●艦載機(静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」に含まれているパーツ)
 ・ 「零式3座水上偵察機」「零式水上観測機」「94式水上偵察機」「95式水上偵察機」が各2機付属しています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 11m内火艇 ×2
 ・ 12m内火ランチ ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 主錨、副錨
 ・ 菊花紋章
 ・ パラベーン
 ・ ダビッド
 などがセットされています


●キットには、静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」のランナーが2枚付属しており、高角砲、対空機銃、カッター類などは同ランナーのパーツを使用します


●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マーク、天蓋部の大型の国籍マークなどを再現したデカールが付属しています
 
 
●2013年 一部新金型

アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ 「特殊潜航艇母艦 千代田」
販売価格

2,420円 2,178円(税込)

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