ロンメルズ ハーフトラック (Sd.kfz250/3 グライフ)
「ロンメルズ ハーフトラック (Sd.kfz250/3 グライフ) (プラモデル) (エアフィックス 1/32 ミリタリー No.A06360 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の半装軌式装甲無線指揮車「Sd.kfz.250/3」を1/32スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●装甲偵察大隊の指揮車両や、北アフリカ戦線における「ロンメル将軍」の乗車車両などとして活躍した「Sd.kfz.250/3」を再現、「Sd.kfz.250」をベースとした小型の車体に大型のフレームアンテナを装備した姿を再現した内容となっています【 「Sd.kfz.250/3」について 】
●ドイツ軍は、戦車部隊に追従する歩兵部隊用の車両として半装軌式の装甲兵員輸送車「Sd.kfz.251」を開発、同様に偵察部隊用の車両としてそれよりも小型の「Sd.kfz.250」も開発しました
●この「Sd.kfz.250」は、乗員の他に4名程の兵員を収納することができ、歩兵部隊よりも少人数で行動する偵察部隊に最適な車両であり、小型で取り扱いが容易、そして機動力に優れた車両として高い評価を得ています
●「Sd.kfz.251」と同様に、「Sd.kfz.250」においても各種の用途に沿った派生車両が作られ、その指揮通信車型となるのが「Sd.kfz.250/3」です
●この「Sd.kfz.250/3」は、部隊間通信用として大型の無線機を搭載、車体上部にはその無線機に対応するフレーム式のアンテナが設けられていました
●「Sd.kfz.250/3」は、主に装甲偵察大隊の指揮車両として用いられており、ドイツ機甲部隊の頭脳として活躍しています
●また、北アフリカ戦線では「ロンメル将軍」の乗車車両としても使用、車体側面にそのパーソナルネーム「グライフ」の名が大きく描かれた同車はその高い機動性能から「ロンメル将軍」の足として戦場を駆け抜け、「砂漠の狐」としての名声を高める原動力にもなっています【 「ロンメルズ ハーフトラック (Sd.kfz250/3 グライフ)」のキット内容について 】
●このドイツ軍の半装軌式装甲無線指揮車「Sd.kfz.250/3」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●本キットは1970年代に製品化されたものであり、ディテール表現などはあくまでも当時のキットのレベルですが、エアフィックス社らしく「Sd.kfz.250/3」のポイントを特徴(特に「ロンメル将軍」仕様となる「Sd.kfz.250/3」)とをしっかりと押さえた内容となっています
●「Sd.kfz.250/3」は、「車体」「内装」、左右の「フェンダー」の4ブロックで構成されています
【 車 体 】
●車体は、上部が一体成型となっており、これに側面パネルとフロアパネルとを貼り付ける構成となります
・ 前部のクラッペは別パーツで、スリット部が左右に分かれているタイプを再現
・ 後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 後部に装備するジェリカンラックとジェリカンが付属
・ 前部の機銃は機銃本体、弾倉、防盾で構成
・ 後部の機銃及び機銃架がパーツ化
・ 前照灯は前後分割式で、ガラス部を再現するクリアーパーツが付属
・ 折り畳まれた状態の開口部を塞ぐための防水布がパーツ化
●フレームアンテナは、上部の4角形状のアンテナ本体に4本の支柱パーツを取り付けて再現
●前輪のステアリングゲージは10パーツで構成されています
・ ステアリングは固定式です
・ タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割されており、ゴムの部分はラバー製です
●装軌装置は、サスペンションアームは車体とは別パーツで、これに転輪を取り付ける構成となっています
・ 転輪は個別にパーツ化
・ 起動輪は左右分割式です
【 フェンダー 】
●左右のフェンダーは各1パーツで再現されています
・ 排気管は3パーツで構成
・ 車載工具類は個別にパーツ化
・ 車幅ポールが再現されています
・ 「グライフ」仕様となる各種の毛布類、雑嚢などが付属しています
【 内 装 】
●内装はフロアパネルに座席やトランスミッション、無線機などをの内装パーツを取り付ける構成となっています
・ 前部の座席は各4パーツで構成
・ 操縦席の各レバー、ペダル類、メーターパネルがパーツ化
・ 無線機は10パーツで構成され、変圧器なども再現
・ 車内に装備されるライフル(×3)、MP40サブマシンガン(×1)、MG34機関銃(×1)、信号ピストル(×1)が付属
・ 車内の通話装置、消火器、予備防弾ガラス、クラッペの内部機能、機関銃の弾倉などがパーツ化
【 履 帯 】
●履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属しています
【 フィギュア 】
●フィギュアが3体付属しています
・ フィギュアの内訳は、「ロンメル将軍」、ドライバー、乗員の各1体です
・ 服装は北アフリカ戦線のドイツ兵の服装となっています
・ フィギュアは、前後分割式で、ドライバーの両腕と、「ロンメル将軍」の片腕は別パーツです
●前照灯、メーターのガラス部などを再現するクリアーパーツが付属
【 塗装とマーキング 】
●「Sd.kfz.250/3」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 「ロンメル将軍」使用車両 (トブルク / 1942年)
・ 「グロスドイッチュラント」装甲擲弾兵師団 (ドン戦域 / 1942年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、軍団マーク、部隊記号、戦術マーク、パーソナルネーム(「グライフ」)、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製