4号戦車 D型改 (F2型仕様) あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)
「4号戦車 D型改 (F2型仕様) あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー) (プラモデル) (プラッツ ガールズ&パンツァー No.GP-007 )」です
●「4号戦車 D型改 (F2型仕様) あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」です
●アニメ「ガールズ und パンツァー」に登場、県立大洗女子学園の戦車道チームの主人公「西住みほ」の「あんこうチーム」が搭乗する「4号戦車D型」を改造した「F2(G)型仕様」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●長砲身の主砲によって攻撃力をアップさせた「4号戦車D型 F2(G)型仕様」を再現、従来の「4号戦車D型」とは異なる力強さを感じるフォルムが表現されています【 「ガールズ&パンツァー」について 】
●アニメ作品「ガールズ&パンツァー」の世界では、戦車を使用して実戦形式に試合を行うことを「戦車道」と呼び、古式ゆかしき乙女の武芸として広く国民に浸透されているものとなっています
●この「戦車道」に使用する戦車は、第2次世界大戦において登場した戦車で、その戦車自体の性能が反映されます
●学校対抗の公式戦では「フラッグ戦」ルールが適用され、基本的に5両~20両(回戦によって車輌数の上限が定められる)から編成される学校チームの中で1車輌を「フラッグ車」として設定、相手の「フラッグ車」を撃破したチームが勝利となります
●主人公「西住みほ」が転校した「県立大洗女子学園」では、現在は廃れたものの20年以上前に同学園で盛んだった「戦車道」を復活させ、学園存亡の危機を回避するために公式戦へと挑戦することになります
●ただし、新たに揃えた車輌は資金集めのために売却された戦車の売れ残りであり、他校と比べると旧式化は免れぬものでしたが、実戦経験が豊富な「西住みほ」の臨機応変な指揮の下、戦術を駆使して強豪校を打ち破って行きます
●「4号戦車D型」は、その「西住みほ」以下5名の「あんこうチーム」が乗る戦車で、その卓越した操縦能力と射撃能力により「県立大洗女子学園」の「戦車道」チームの中核的存在となり、そのストーリーのキーポイントととなる活躍を見せます
●一方、公式戦が進むにつれて参加台数が増加する強豪校相手に5台のみの「県立大洗女子学園」では苦戦が予想され、残存している戦車を探す第2次の戦車捜索が行われます
●この捜索の結果、「ルノー B1bis」を発見、併せて学校の片隅から「4号戦車」用の「43口径 75mm戦車砲 KwK40」を見つけます
●同砲を入手した戦車道チームは、その装着を最強の整備能力を誇る「自動車部」に依頼、同部では砲の変更だけではなく、戦闘室前面の形状を変更して装甲を追加、「F2(G)型仕様」としてバージョンアップさせます
●この改造により従来とは段違いの性能を持った「4号戦車D型 F2(G)型仕様」は、準決勝戦において対峙した「プラウダ学園」相手に活躍、長砲身の威力により「T-34」を正面戦闘において撃破する働きを見せたのでした
●このアニメ作品「ガールズ&パンツァー」は、ただ単に戦車が登場するだけの作品ではなく、それぞれの戦車の特徴を活かしながら、各戦車の「動き」を魅力的に描写、アニメファンのみならず、戦車に詳しい知識を持つ人にも納得できる内容となっています【 「4号戦車F2(G)型」について 】
●ドイツ軍はその1935年のドイツ再軍備化に伴い、「1号戦車~4号戦車」という4つのタイプの戦車の開発を進め、「4号戦車」は一番車格が大きな戦車として当時としては大口径の「75mm砲」を装備し、他の戦車を支援する役割を持っていました
●1941年、独ソ戦が開始されるとドイツ軍はソ連軍の新鋭戦車「T-34」「KV-1」に遭遇、これらの戦車は主力戦車として運用されていた「3号戦車」では歯が立たない相手でした
●この事態を受けて「3号戦車」は火力強化が図られましたが、車格の問題で長砲身の「75mm砲」を搭載することができず、その代わりに「4号戦車」にその矛先が向けられ、同砲を搭載した「4号戦車F2型」が登場します
・ 以前は長砲身の「75mm砲」を搭載した最初のタイプは「F2型」といわれていましたが、最近では多くの資料が「G型」に分類しています
●この「F2型」の登場以降、「4号戦車」が主力戦車の地位を占めるようになり、改良型である「G型」「H型」「J型」が生まれています
【 「4号戦車 D型改 (F2型仕様) あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」のキット内容について 】
●この県立大洗女子学園の「あんこうチーム」が搭乗する「4号戦車D型 F2(G)型仕様」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●サイバーホビー社(ドラゴン社)のディテール表現力により「4号戦車D型 F2(G)型仕様」を再現、細かな構造物で構成される実車の構造を細分化されたパーツ構成により表現した内容となっています
●ドラゴン社製「ドイツ 4号戦車 Ausf.F2(G) (スマートキット)」をベースとして、「ガールズ&パンツァー」仕様として省力化が行われており、エッチングパーツとクリアーパーツとを省き、履帯がベルト式へと変更され、作り易さが考慮された内容となっています
●「4号戦車D型 F2(G)型仕様」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「左右フェンダー」の5ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●砲塔は、ドラゴン社(サイバーホビー社)のディテール表現力によりその細部を再現、キューポラ部分の細かな構造、砲塔部に刻まれた各種のネジ穴、フックなどの造作物の細かな造りなどが表現されています
●「43口径 75mm戦車砲 KwK40」の砲身は、本体部分がプラパーツにより一体成型されています
・ マズルブレーキは別パーツで前後分割式です
・ 防盾は、砲身基部の装甲スリーブ、駐退複座装置の装甲カバー部を含めて5パーツで構成、同軸機銃は別パーツとなっています
・ 防盾は、完成後も上下可動式とすることができます
・ マズルブレーキは球形タイプとなっています
●砲塔は、主要部分が上部、底部、前面の3パーツにて構成されています
・ 前面の視察クラッペは別パーツとなっています
・ 砲塔天板のネジ穴が表現されています
・ 砲塔側面ハッチは、前後2分割で再現されており、開閉状態を選択できます
●車長キューポラは、上下分割式で各視察口部分は別パーツです
・ 視察口部分は開いた状態のパーツと、閉じた状態のパーツが用意され、選択して使用します
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です
●後部のゲベックカステンは上下分割式で、蓋の部分は別パーツです
・ ゲベックカステンの支柱を別パーツ化しています
【 車体上部 】
●車体上部は、独特な面構成と、各種装備品で覆われた「4号戦車」特有の複雑な造りが再現されています
●車体上部は、各装甲板を貼り合せる箱組み方式となっています
・ パーツの精度の高さにより確実に形となるように工夫されています
・ 車体上部の操縦手、無線手ハッチは、別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ エンジングリルの点検ハッチも別パーツ化されています
●戦闘室前面板は、追加装甲板が別パーツとなっています
・ 操縦手の装甲バイザーは、開閉状態が選択できます
・ 前方機銃は、7パーツによって内部の細かな細部も再現されています
●車体前面板に存在する左右のブレーキ点検ハッチは、別パーツとなっています
・ ハッチの形状は「4号戦車 後期型」のタイプがセットされています
【 フェンダー 】
●左右のフェンダーは、それぞれフェンダー本体、前後のマッドフラップの3分割式です
・ 各車載工具類は、固定具のクランプなども一体成型となっています
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、これに前面、後面パネルを取り付ける構成となっています
・ ボギー式サスペンションは、1ユニットが各3パーツ(合計8ユニット)で構成されています
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、接地部分にハの字の滑り止めパターンが付いた「4号戦車」の後期型履帯を再現、モデルカステン製「3/4号戦車 後期型用履帯 (タイプA) (可動式)」がこれに対応しています
・ ただし、劇中の仕様はパッケージに描かれているように「4号戦車」の中期型履帯が装着されており、モデルカステン製「3/4号戦車 中期型用履帯 タイプA (可動式)」が同タイプとなります
【 塗装とマーキング 】
●「4号戦車D型 F2(G)型仕様」のマーキングとして、「ガールズ&パンツァー」仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、校章マーク、チームマークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●「ガールズ&パンツァー」のステッカーが1枚付属しています
●パッケージ側面には、1/35スケールの「あんこうチーム」のメンバーのイラストがプリントされています
●2013年 内容一部変更 「ガールズ&パンツァー版」新製品
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【 「4号戦車 D型改 (F2型仕様) あんこうチームver. (ガールズ&パンツァー)」のワンポイント 】
●「ガールズ&パンツァー」に登場する「4号戦車D型 F2(G)型仕様」は、実車での基本構造の違いを考慮しつつも、あくまでも「4号戦車D型」を「F2(G)型」仕様に改造したものとしており、従来分類されていた「F2(G)型」とは若干異なっているのが特徴です
●この「4号戦車D型 F2(G)型仕様」では、「4号戦車F2(G)型」では標準装備となる車体前部の予備履帯及びその固定具が装備されておらず、前面のブレーキ点検ハッチも、上部に一段上がった形状となる「4号戦車 初期型」のタイプとなっています
●車体前部の最終減速機カバーは「H型」以降のタイプとなっていますが、「F2(G)型」ではボルトが直線上に並んだタイプとなります
●また、「4号戦車D型 F2(G)型仕様」では車体前部にアンテナが装備されており、このタイプでは通常は砲身基部にアンテナ除けが付いていますが、同車には付けられていません
●キットでは、「4号戦車F2(G)型」をベースとしてこのような細かな仕様の違いが再現されていますが、パーツの関係でブレーキ点検ハッチのみは通常の「4号戦車 後期型」のタイプとなっています
●ただし、アニメ作品自体が型式の違いを重点としてものではなく、戦車としての動きやメカとしての魅力を重視したものであり、キットをこのまま「ガールズ&パンツァー」仕様として楽しむ方が良いでしょう