ドイツ A7V 突撃戦車
「ドイツ A7V 突撃戦車 (プラモデル) (エマー 1/72 AFV No.EM5003 )」です
●「ドイツ A7V 突撃戦車」です
●第1次世界大戦時におけるドイツ軍の突撃戦車「A7V」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●第1次世界大戦でのドイツ軍の唯一の国産戦車「A7V」を再現、箱型の車体を基調として車体前部にケースメート式に主砲を搭載した独特のフォルムを再現した内容となっています【 「A7V」について 】
●第1次世界大戦では、開戦の当初各国が想定していた短期戦での決着が付かず、防御側が持つ重機関銃が戦場を支配、塹壕戦として戦争が長期化します
●このような戦況を打破しようと、ドイツ軍内では装甲車両の開発計画が持ち上がりましたが、結局は計画のみで終わることが多く、具体的な車両の開発は行われませんでした
●1916年、イギリス軍は世界初の近代戦車として「Mk.1 菱形戦車」を開発、戦線に投入された同車はドイツ軍に衝撃を与え、これによりドイツ軍の戦車開発が開始されます
●戦車開発にあたっては、アメリカの「ホルト」社の装軌式農業用トラクターが参考とされ、1917年の初頭には試作車が完成、1917年の中頃から「A7V」として生産が行われました
●この「A7V」は、大きな箱型の車体を中心として、下部に装軌装置を装備、車体上部中央に突き出す方式で操縦室が設けられていました
●主砲である「57mm砲」は、車体前部にケースメート式に搭載、副武装として水冷式の「シュパンダウMG08重機関銃」が6門装備されており、機関銃弾の搭載数は36,000発にも及んでいます
●「A7V」は1918年3月から実戦に投入され、同年4月には世界初となる戦車同士の戦いなどで活躍しましたが、その生産台数は20両程度であり、大局的には戦いに寄与することはできませんでした
・ これはドイツ軍だけではなく、大量に戦車を生産したイギリス軍、フランス軍も戦車の性能や運用面が未熟であり、戦車が真価を発揮するのは第2次世界大戦からとなります
●第1次大戦後、「A7V」は大多数が戦時賠償として戦勝国に引き渡され、ドイツ軍には1両のみが残存、警備任務などで用いられましたが、ベルサイユ条約発効後はこの1両も戦勝国の手に渡っています【 「ドイツ A7V 突撃戦車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の突撃戦車「A7V」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキットです
●車体の基本躯体は箱組み方式ながらもミニスケールらしい一体成型を多用したパーツ構成により「A7V」を再現、複雑な構造の足周り、表面上のディテールなどが細かく表現されており、同車の姿を気軽に楽しむことができる内容となっています
・ 総パーツ数は30点となります
●履帯を中心とする足周りは一体成型ながら、1枚ずつの履板で構成される履帯構造や、懸架装置の複雑な形状などが雰囲気良く表現されています
●「A7V」は、「車体下部」をベースとして、これに「車体上部」「操縦室」を取り付ける構成となっています
●車体下部は一体成型となっており、これに左右の足周りのパーツを装着します
・ 足周りのパーツは、懸架装置、転輪、履帯が一体成型され、履帯の薄さや表面上のパターンが表現されています
●車体上部は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 表面部には特徴的なリベットがモールドされています
・ 各ドアはモールドにて再現
・ 車体上部のエンジングリルは開口処理されています
・ 主砲は、砲身、防盾、防盾基部の3パーツで再現され、防盾は完成後も上下可動式とすることができます
・ 機銃は別パーツとなっています
・ 排気管がパーツ化
●操縦室は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 視察口、上部ハッチはモールドで再現
・ 上部ハッチのスリット部分が開口処理されています
【 塗装とマーキング 】
●「A7V」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる5種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています