マーケットガーデン作戦 (オランダ 1944)
「マーケットガーデン作戦 (オランダ 1944) (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35148 )」です
●「マーケットガーデン作戦 (オランダ 1944)」です
●第2次世界大戦後期におけるオランダでの連合軍の攻撃作戦「マーケットガーデン作戦」のイギリス軍とドイツ軍兵士を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「マーケットガーデン作戦」について 】
●1944年6月から開始されたノルマンディ戦では連合軍とドイツ軍との間で激闘が繰り広げられましたが、その物量を背景として1944年8月に実施された「コブラ作戦」により連合軍がドイツ軍の戦線を突破、その後の連合軍の大攻勢によりドイツ軍の西部戦線は崩壊します
●連合軍は、無人の野を往くように進撃を続ける一方、ノルマンディから遠ざかるにつれ補給線が延び、ドイツ国境付近で進撃は停止しました
●この補給線が延びた状況では全軍を進撃することはできず、オランダ方面への部分的かつ効果的な進撃作戦としてイギリス軍の「モントゴメリー将軍」が立案した作戦が「マーケットガーデン作戦」です
●この作戦では、3個空挺師団が進撃路の各橋を占領、そこを地上部隊が進撃するという作戦が採られ、低地が多くを占めて進撃が困難なオランダ方面には有効な手段でした
●ドイツ軍はドイツ工業地帯への入り口となるオランダ方面を重要視しており、ノルマンディから撤退してきた「SS 第2戦車軍団」を戦線後方のアルンヘムに移動させ、休養と再編成により戦力の充実化が図られました
●1944年9月、「マーケットガーデン作戦」が開始され、このアルンヘムに「イギリス 第1空挺師団」、そこに至る進撃路上にアメリカ「第82・第101空挺師団」が降下します
●連合軍は、物量と空挺部隊の機敏な活動により、当初は順調に進撃を行いましたが、進撃路途中の橋の爆破やドイツ軍の必死の抵抗により進撃は鈍化、アルンヘムの手前のナイメーヘンで橋を巡って激戦が繰り広げられました
●一方、アルンヘムに降下したイギリス「第1空挺師団」は重装備を持たないことからドイツ軍相手に苦戦、ドイツ軍包囲下にあって徐々に劣勢となって行きます
●アルンヘムに駐屯していた「SS 第2戦車軍団」は、ノルマンディ戦で消耗し尽しており、実質上は1個旅団規模の部隊でしたが、イギリス空挺部隊制圧のために空軍や海軍から送られてきた兵員、部隊を次々と編入、重火器の支援の下でイギリス軍を圧倒しました
●結局、地上部隊はアルンヘムの手前で進撃が完全にストップ、イギリス「第1空挺師団」は大損害を受けて撤退、作戦は失敗に終わったのでした
【 「マーケットガーデン作戦 (オランダ1944)」のキット内容について 】
●この「マーケットガーデン作戦」時におけるイギリス空挺部隊とドイツ軍の兵士を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニアート社のフィギュア造形力により「マーケットガーデン作戦」時のイギリス空挺部隊兵とドイツ空軍兵を再現、作戦失敗を象徴するような戦闘後のイギリス空挺部隊兵の降伏シーンが表現されています
●アルンヘムの戦闘において、降伏をするイギリス空挺部隊兵と、それを監視するドイツ空軍兵とが表現されています
・ 上記のようにアルンヘムでの戦闘では、ドイツ軍側は上部組織が武装親衛隊だったものの実態は空軍や海軍兵士が主力であり、キットでもその様子が表されています
●フィギュアの内訳は、イギリス空挺部隊兵3体とドイツ空軍兵2体の合計5体です
●服装は、イギリス空挺部隊兵が野戦服の上に空挺部隊用スモックを着用、ドイツ空軍兵は空軍用の野戦服「フリーガーブルーゼ」を着用し、1体がブーツ姿、1体が短靴にレギンスを履いた姿となっています
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目やポケット、サスペンダーなどの細部は、繊細なモールドで彫刻されています
・ 服の皺はミニアート社特有のパターンの細かいパターンとなります
●フィギュアは、頭部、胴体、両足、両腕のパーツ構成です
・ イギリス空挺部隊兵のフィギュアは、胴体部分が前後分割式となります
【 「マーケットガーデン作戦 (オランダ1944)」のフィギュアのポージングについて 】
●イギリス空挺部隊兵の1体は、装備を見せるように手を広げて、ドイツ軍兵士の検閲を受けているポーズ
●イギリス空挺部隊兵の1体は、力なく両手を挙げながらゆっくりと歩いているポーズです
●イギリス空挺部隊兵の1体は、両手をヘルメットの上に載せて、ゆっくりと歩いているポーズ
●ドイツ空軍兵の1体は、イギリス空挺部隊兵のマガジンポーチの内容を調べているポーズです
●ドイツ空軍兵の1体は、降伏したイギリス空挺部隊兵を監視しながらゆっくりと歩いているポーズとなっています
【 付属している装備品類 】
●イギリス軍の装備
・ 偽装網、偽装リボン付きヘルメット ×3
・ マガジンポーチ ×2
・ 水筒 ×1
・ トレンチグッズ ×1
●ドイツ軍の装備
・ 「モーゼル Kar98k ライフル」 ×2
・ ヘルメット ×2
・ マガジンポーチ ×4
・ 銃剣 ×2
・ 水筒 ×2
・ 雑嚢 ×2
●2013年 完全新金型
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【 「マーケットガーデン作戦 (オランダ1944)」のワンポイント 】
●ドイツ軍の空軍兵士は、キット化される機会が少ないので塗装のポイントを説明します
・ 空軍兵士の野戦服「フリーガーブルーゼ」の生地の色はブルーが強い「ブルーグレー」となります(ただし、ブルーを強調すると奇抜な色調となりますので、「フィールドグレー」に若干のブルーを混ぜる程度が適していると思われます)
・ ズボンは、「フリーガーブルーゼ」と同じ「ブルーグレー」が基本となりますが、エリート部隊には「フィールドグレー」地のタイプが支給されたようです
・ 空軍の兵士は、陸軍兵士とは異なり、サスペンダーは後部の膨らみが少なく、各部にフックの無い軽タイプとなります
・ この軽タイプのサスペンダーと空軍用のベルト、マガジンポーチ、銃剣挿しの革の部分はブラウン色となっていました
・ 雑嚢は、陸軍用は「カーキ」色ですが、空軍用は「ブルーグレー」となります