ロシア T-34 戦車回収車 + SU-76 自走砲 回収セット
「ロシア T-34 戦車回収車 + SU-76 自走砲 回収セット (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.397 )」です
●「ロシア T-34 戦車回収車 + SU-76 自走砲 回収セット」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の戦車回収車「T-34戦車回収車」と、自走砲「SU-76」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「T-34戦車回収車」について 】
●航空機などと異なり、戦車のような装甲車両は堅牢な装甲板によって車体が構成されている関係から大きなダメージを受けた車両以外は撃破されても再利用が可能となっています
●各国の陸軍にとって撃破された戦車を再生することが戦力の維持に不可欠であり、特に戦車戦が頻繁に行われた東部戦線ではその重要性は高いものでした
●実際、戦場においては撃破された車両の回収が両軍によって積極的に行われ、時には回収班は砲火に曝されながらも決死の覚悟でその回収任務にあたっています
●その戦車回収には重車両が主に用いられましたが、大重量の戦車を回収することは困難な作業であり、牽引能力と戦場における行動から戦車ベースの回収車が望まれました
●そこで、ソ連軍では既存の戦車の砲塔を撤去、トラクター形式の戦車回収車を使用します
●ただ、このような単純な構造の戦車回収車は車両としての汎用性に欠けるため、ウインチやクレーンなどを装備した本格的な回収車として大戦後期に登場したのが「T-34 戦車回収車」です
●この「T-34 戦車回収車」は、「T-34」の車体をベースとして上部にカーゴ状の構造物を増設、巻上げ用のウインチと組立て式のクレーンとが装備されました
●同車は効率的な回収作業に活躍、またクレーンにより部隊の戦車整備力を高め、ソ連軍の戦車戦力の維持に貢献したのでした【 「ロシア T-34 戦車回収車 + SU-76 自走砲 回収セット」のキット内容について 】
●このソ連軍の戦車回収車「T-34戦車回収車」と自走砲「SU-76」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●パーツの細分化とエッチングパーツによってディテールを再現するユニモデル社の1/72シリーズのフォーマットを踏襲しながら、ミニスケールとして一体成型、モールドによる表現を重視して「T-34戦車回収車」を再現した内容となっています
●ユニモデル社製「ソ連 T-34/85 戦車 S-53戦車砲搭載」をベースに、「T-34 戦車回収車」を再現するために砲塔パーツを省き、上部の構造物、クレーン、ウインチなどの新規パーツを追加し、同社製「ソ連 U-76 自走砲 密閉戦闘室」をセットしたたバリエーションキットとなっています
●「T-34戦車回収車」と自走砲「SU-76」とのセットですので、キットのみで「SU-76」の回収や牽引時の状態を再現することができます
■T-34戦車回収車
●「T-34戦車回収車」は、「車体上部」「車体下部」の2ブロックで構成されています
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型となっており、フェンダーは別パーツです
・ エンジングリルのメッシュ部分はエッチングパーツで再現
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 前方機銃のマウント部の前面はエッチングパーツで再現します
・ 排気管は、排気管本体と装甲カバーとで構成
・ 上部のカーゴ状の構造物は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 組立て式のクレーンは、支柱部分が並んだ状態で一体成型されています
・ ウインチは上下分割式で、支柱部分は5パーツで構成
【 車体下部 】
●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 転輪はホイール部とゴムの部分とで構成され、ゴムの部分はラバー製です
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
■SU-76
●「SU-76」は、「戦闘室」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 戦闘室 】
●「76.2mm野砲ZiS-3Sh」の砲身は基部の部分を含めて一体成型されています
・ 防盾は1パーツで構成され、防盾上のフックはエッチングパーツです
・ 防盾は固定式です
●戦闘室は前後分割式です
・ 後部ハッチはモールドで再現
・ 換気装置の天板はエッチングパーツです
・ ピストルポートを再現するエッチングパーツが付属
【 車体上部 】
●車体上部はフェンダーを含めて一体成型されています
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面の雑具箱、排気グリルなどは個別にパーツ化されています
・ 前照灯、ホーンがパーツ化
【 車体下部 】
●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 転輪類は各1パーツで再現
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
・上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
【 マーキング 】
●説明書には「T-34戦車回収車」と自走砲「SU-76」の1種類のマーキング例が記載されており、マーキング例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型