U.S.S. エンタープライズ NCC-1701 (映画版)
「U.S.S. エンタープライズ NCC-1701 (映画版) (プラモデル) (レベル スタートレック No.04882 )」です
●映画「スタートレック (2009年)」及び「スタートレック イントゥ・ダークネス」に登場する宇宙船「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」を1/500スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●「J・J・エイブラムス」による新生「スター・トレック」シリーズにおいて「エンタープライズ」らしい活躍を魅せた宇宙船「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」を再現、円盤型の第1船体と曲線美の第2船体、そして2基のワープエンジンナセルによって構成されたシンプルながら美しいシルエットを表現した内容となっています【 「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」について 】
●1960年代後半に製作されたテレビドラマ「スタートレック」(オリジナルシリーズ)は、1970年代に入ると絶大な支持を得ることとなり、1979年にはオリジナルキャストによる映画「スタートレック(TMP)」が製作、1980年代にはテレビドラマ「スタートレック・ネクストジェネレーション」などの新シリーズが続々と登場し、壮大な規模を誇る一大SFシリーズへと成長しました
●映画版は1979年から2、3年に1作というペースで新作が製作され、1994年の「スタートレック・ジェネレーションズ」からはテレビドラマ「スタートレック・ネクストジェネレーション」版へと移行、テレビドラマの新シリーズである「DS9」「ボイジャー」は「スタートレック・ネクストジェネレーション」と同じ時代の設定で、最新シリーズ「エンタープライズ」は人類が宇宙へと航海に出た頃の時代が描かれています
●このような、新作の映画やテレビドラマは人気を博しましたが、一方で製作された時代背景からオリジナルシリーズの魅力の一つだった痛快さは薄れ、当然ながら主人公「カーク」とバルカン人「スポック」という2人の人間関係が醸し出す面白さと言う点も失われました
●2009年に公開された「J・J・エイブラムス」製作の映画「スタートレック」は、このオリジナルシリーズの原点に回帰、キャストは一新され、「カーク」「スポック」「マッコイ」などのオリジナルシリーズの登場人物による新しいストーリーが描かれています
●この映画「スタートレック」は、映画というエンターテイメント性を重視しながら、オリジナルシリーズの魅力をとことん追求し、現代風なスピーディーな展開とオリジナルシリーズの人間関係を示唆するストーリーにより、旧シリーズのファンだった人にとって「新しい懐かしさ」を、最近のシリーズのファンの人にとっては「シリーズを突き抜けた面白さ」を感じるものに仕上がりました
●当初、キャストを一新したこの映画「スタートレック」は、オリジナルシリーズのファンを中心に懐疑的に見られていましたが、結果的には多くの人々からの支持を受け、2013年には第2作目となる「スタートレック イントゥ・ダークネス」が公開されています
●映画「スタートレック」及び「スタートレック イントゥ・ダークネス」に登場する宇宙船「U.S.S. エンタープライズ」は、オリジナルシリーズの「エンタープライズ」と映画「スタートレック(TMP)」の「エンタープライズ」(俗に言う改装型)とのデザインを融合して現代風にリファインされたような形状であり、基本的な船体デザインは同一ですが、ワープエンジンナセルの形状が大きく変更されているのが特徴です
●円筒形だった第2船体は、「スタートレック・ネクストジェネレーション」などの影響から曲線を基調とした優美なスタイルへと変更、その後部には転送装置の信頼性が低かったために劇中でも多用されたシャトルクラフトが発着するハンガーデッキが設けられています
●また、「U.S.S. エンタープライズ」の建造は、オリジナルシリーズでは宇宙空間上となっていましたが、映画「スタートレック」の冒頭の事件において正史が変わってしまい、地上においてその巨体が組み立てられました
●この「U.S.S. エンタープライズ」は、劇中において「エンタープライズ」らしい機動性能を発揮して活躍、更に強大な敵に対して奮闘し、第2作目では宇宙艦隊の最新鋭艦「ドレッドノート型」との死闘を繰り広げます
●この「ドレッドノート型」の攻撃を退けた「U.S.S. エンタープライズ」は、その後艦長「カーク」と副長「スポック」による5年間の調査航海へと旅立つことになるのです
【 「U.S.S. エンタープライズ NCC-1701 (映画版)」のキット内容について 】
●この宇宙船「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●レベル社の造形力とシャープなモールドにより「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」を再現、全長約60cmという大型モデルを活かし、同船の特徴である船体部の各窓やセンサー部分、デフレクター盤、そしてワープエンジンナセル先端と後部内部などをクリアーパーツで表現した内容となっています
●また、大型モデルとしては強度的に弱い、ワープエンジンナセルのパイロン部分やドーサルネック部分は一体成型とパーツ分割の工夫によってその強度を確保、大型のディスプレイスタンドも付属しています
●「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」は、、「第1船体」「第2船体」「左右のワープエンジンナセル」の4ブロックで構成されています
【 第1船体 】
●第1船体は、中央部の盛り上がりと、ブリッジとインパルスエンジン部分のディテールを再現、表面部にはパネルラインなどがモールドされています(アズテックパターンはモールドされていません)
●第1船体は、上下分割式で、ブリッジ、下部のドーム部、インパルスエンジン部などは別パーツです
・ 第1船体側面の窓は開口処理され、窓を再現するクリアーパーツが付属
・ 船体表面には扇状に延びるパネルライン、フェイザー砲などがモールド
●ブリッジは3層で構成され、トップはクリアーパーツです
・ 第1船体下部のドーム部は2層で構成され、そのトップもクリアーパーツとなっています
●インパルスエンジンは1パーツで構成され、噴射口部分はハニカム状のパターンが彫刻されています
【 第2船体 】
●第2船体は、第1船体を結ぶドーサルネック部とワープエンジンのパイロン部分とが一体成型され、ハンガーデッキ部分に向けて絞り込まれた映画版独特の形状が表現されています
●第2船体は左右分割式で、ワープエンジンのパイロンの上面は別パーツです
・ 第2船体先端部とハンガーデッキの扉は別パーツとなります
・ 船体にはパネルラインがモールド、各窓は開口処理されています
・ 船体の各窓を再現するクリアーパーツが付属しています
・ 前部のデフレクター盤はクリアーパーツとなっています
【 ワープエンジンナセル 】
●ワープエンジンナセルは、中央部分に段差がある複雑な形状を再現、先端のドーム部分と後部のノズル内部がクリアーパーツとなっています
●ワープエンジンナセルは左右分割式で、先端のドーム部分と後部のノズル内部などは別パーツです
・ ナセル中央部に斜めに付いた段差部分のライト部は開口処理されています
・ 先端のドーム部分と後部のノズル内部、段差部分のライト部などを再現するクリアーパーツが付属
●船体各部の窓、第1船体上下のドーム、デフレクター盤、ワープエンジンの先端部などを再現するクリアーパーツが付属
・ クリアーパーツはクリアー着色されていない透明色となります
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
・ ディスプレイスタンドは艦隊記章形となっています
【 塗装とマーキング 】
●「NCC-1701 U.S.S. エンタープライズ」のマーキングとして、説明書には1種類の塗装例が記載されており、艦名表示、艦隊登録番号、各船体及びワープエンジンナセルに描かれた表示線などを再現したデカールが付属しています
●パーツ数 : 91
●完成時の全長 : 588mm
●2013年 完全新金型