M110A2 203mm 自走榴弾砲
「M110A2 203mm 自走榴弾砲 (プラモデル) (イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.0291 )」です
●「M110A2 203mm 自走榴弾砲」です
●現用のNATO軍及び陸上自衛隊などで運用されている自走榴弾砲「M110A2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●強力な火力と長い射程距離を持つ自走榴弾砲「M110A2」を再現、完全露出式で203mm砲を搭載した特徴的なフォルムが表現されています【 「自走榴弾砲 M110A2」について 】
●1950年代後半、アメリカ陸軍は小型で強力な火力を持つ新型の自走榴弾砲の開発を開始します
●この自走榴弾砲の車体には装甲兵員輸送車「M113」のコンポーネントが利用され、車体上部構造物を廃して、露天式の戦闘室に砲を搭載する方式が採られました
●この共通車体に「175mm砲」を搭載した「M107」、203mm砲を搭載した「M110」が制式化され、「M107」は師団砲兵用、「M110」は軍団レベルの砲兵部隊に配備されました
●「M107」と「M110」は、その車体構造から極少数の砲弾しか搭載できず、砲の操作員も全員が乗ることができないために弾薬及び兵員運搬車が随伴するシステムとなっています
●「M110」は、当初ガソリンエンジンを搭載、このエンジンをディーゼルエンジンへと変更したタイプが「M110A1」となります
●続いて、従来の「25口径 203mm榴弾砲」から射程を延長するために長砲身タイプの「37口径 203mm榴弾砲」へと換装した「M110A2」が登場、この型式が以後の同自走砲シリーズの主流となりました
●「M110A2」はアメリカ軍のみならず、NATO軍やイスラエル軍、陸上自衛隊や韓国軍などの西側諸国で広く採用されましたが、アメリカ軍では2000年ごろから長射程支援兵器を多連装ロケット車両「MLRS」へと統一することを決定、他国では運用が継続されているもののアメリカ軍では退役が進んでいます【 「M110A2 203mm 自走榴弾砲」のキット内容について 】
●このアメリカ製の自走榴弾砲「M110A2」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●イタレリ社の1/35シリーズのフォーマットに則り「M110A2」を再現、パーツ数を抑えながらそのフォルムとディテールとを表現した内容となっています
●「M110A2」は、「砲」「車体上部」「車体下部」「駐鋤部」の4ブロックで構成されています
【 砲 】
●「37口径 203mm榴弾砲」の砲身は、前後のブロックに分割され、それぞれが左右分割式となっています
・ 揺架、砲架も左右分割式です
・ 閉鎖器は別パーツです
・ 操作ハンドル、照準器、座席などがパーツ化
・ 砲の台座部分は上下分割式です
【 車体上部 】
●車体上部は、天板部分、側面パネル、後部パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 操作員用の背もたれは、側面パーツに一体成型されています
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 前照灯、ライトガードがパーツ化
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 起動輪、転輪、誘導輪は左右分割式です
・ 履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属
【 駐鋤部 】
●駐鋤部は、アーム部分とスキッドの部分との分割式です
【 付属しているアクセサリー類 】
・ 砲弾 ×8
【 塗装とマーキング 】
●「M110A2」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ陸軍所属車両
・ ドイツ連邦軍所属車両
・ イタリア陸軍所属車両
・ 陸上自衛隊所属車両
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●再販アイテム