T-55A タリバン戦車部隊
「T-55A タリバン戦車部隊 (完成品) (ホビーマスター 1/72 グランドパワー シリーズ No.HG3319 )」です
●戦後第1世代のソ連戦車「T-55A」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●戦後のソ連戦車のスタンダードとなるスタイルを確立した「T-55」を再現、低シルエットに長砲身、避弾経始を重視したフォルムを再現した内容となっています
・ イスラム武装勢力「タリバン」にて使用された「T-55A」を再現しています【 「T-55A」について 】
●第2次世界大戦末期、ソ連軍は従来の「T-34」から全く異なった設計となる新型中戦車「T-44」を開発、同車は実戦に参加することはありませんでしたが、同車を発展させる形で1950年代初めに傑作戦車である「T-54」が登場します
●この「T-54」を若干改良させたのが「T-55」であり、外観上では相違が少ないために両車の総称とした「T-54/55」という名称が使われています
・ 「T-55A」は、「T-55」のバリエーションで、装填手ハッチ部分がキューポラタイプとなり、多くの車両がその部分に対空機銃を装備しています
●「T-54/55」は、「BT戦車」や「T-34」などで使用されたクリスティーサスペンションからトーションバーサスペンションへと変更、転輪の配置は重量配分の関係で第1転輪と第2転輪との間隙が広く、同車の外観上の特徴の一つとも言われています
●車体は避弾経始を重視した低シルエットと傾斜装甲が採り入れられ、優秀な防御力を持ち、箱型の車体の両側に大型のフェンダーが装備されるという構造となっています
●砲塔は、避弾経始を徹底した球形となり、主砲には「56口径 100mmライフル砲 D-10T2S」を搭載、車体形状も相まった強固な防御力を擁する姿は西側諸国に大きな脅威となりました
●この「T-54/55」シリーズは、基本性能の良さと頑丈な造り、そしてその生産コストの低さからベストセラーとなり、ソ連だけではなく東欧諸国や中国でも生産が行われ、その生産台数は10万両以上と、歴代の戦車の中でトップとなる生産数を誇ります
●また、戦車としての単純な構造とデジタル機器などの高精度の器材を装備していない分、整備上や運用に便利な兵器であり、使用国も多数に上り、旧ワルシャワ機構国だけでは無く、世界各国で使われており、その姿は現在に至っても見られます
【 「T-55A タリバン戦車部隊」」の製品内容について 】
●このソ連製戦車「T-55A」を再現した塗装済み完成品モデル
●イスラム武装勢力「タリバン」の所属車両を表現した内容となっています
●傾斜装甲を採り入れた車体と球形の砲塔を装備した戦後のソ連戦車を代表する「T-55」を再現
●「T-55A」の特徴となる装填手用のキューポラと対空機銃を装備した姿を再現しています
●車体後部には渡河用の「シュノーケル」と、スタック時の脱出用の丸太を載せた状態が再現され、予備の燃料タンクを装着した姿となっています
・ 車体のフェンダー上には牽引ワイヤーが2本装着されています
●砲塔は旋回させることが可能
●車体、砲塔のメインパーツはダイキャスト製、装備品などのパーツはプラスチック製です
●履帯(キャタピラ)は、ラバー製のベルト式です
●「T-55A」の塗装は、「タリバン所属 713号車」を再現
・ 車体はダークグリーンの単色塗装が塗られています
・ 基本塗装の上からウォッシングと、明るい色で軽くドライブラシが施され、立体感とディテールが強調されています
・ 防塵カバー、対空機銃、履帯、転輪部、丸太などが塗り分けされています
・ タリバーンのマーク、車輌番号がタンポ印刷にてプリントされています
●コレクションに便利なネーム入りのケースが付属しています
●2013年 「T-55」シリーズ 第18弾