ソ連 コムソモーレッツ T-20 砲牽引トラクター 初期型 (スペシャルエディション)
「ソ連 コムソモーレッツ T-20 砲牽引トラクター 初期型 (スペシャルエディション) (プラモデル) (Mirror Models 1/35 AFVモデル No.35200 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の軽装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軽火砲を牽引するための装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」を再現、車体前部に装甲で覆われた操縦席を持つ反面、後部の兵員用スペースは完全露出式を採用した特徴的な姿が表現されています【 「軽装甲トラクター T-20 コムソモーレッツ」について 】
●1925年、イギリスの「ガーデン・ロイド」社は2人乗りの装軌式戦闘車「ガーデンロイド機銃車」を開発、同車は各国の戦車開発に大きな影響を与えます
●日本やイタリアなどでは事実上の戦車として発展することになりますが、イギリスやフランスでは牽引車もしくは輸送車両としてその形態が引き継がれました
●ソ連では、この流れを追従、45mm対戦車砲などの軽火砲を牽引する全装軌式のトラクターとして1936年に開発されたのが「T-20 コムソモーレッツ」です
●この「T-20 コムソモーレッツ」は、車体前部に装甲化された密閉型の操縦室を持ち、固定武装として前方機銃を装備、車体後部は兵員スペースとして中央部に向かって背中合わせ式に6人用のベンチシートが設けられています
●同車は、1937年から1941年の間に約8000両が生産、「45mm対戦車砲」の他に「120mm迫撃砲」などの牽引として広く使用されました
●一方、フィンランド戦のフィンランド軍や独ソ戦でのドイツ軍などはその緒戦において多くの「T-20 コムソモーレッツ」を捕獲、戦車などとは異なり弾薬の供給の心配がなく、小型で汎用性の高い同車は積極的に捕獲使用が行われ、牽引任務などを中心に広く利用されています
●特にドイツ軍では、現地改造によって上部に「37mm砲」を搭載した自走砲タイプも登場、緒戦において捕獲した多数の「T-20 コムソモーレッツ」は同軍の機械化に貢献しています
【 「ソ連 コムソモーレッツ T-20 砲牽引トラクター 初期型 (スペシャルエディション)」のキット内容について 】
●このソ連軍の軽装甲トラクター「T-20 コムソモーレッツ」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化されたパーツ構成で「軽装甲トラクター T-20 コムソモーレッツ」のディテール表現に重点をおいて再現した内容となっています
●従来の「ミラーモデル」社のキットはレジンやエッチングパーツなどの複数素材のマルチマテリアルキットでしたが、本キットでは全パーツがインジェクション成型プラスチックキットとなっています
●車体後部のエンジングリル部が露出し、前方機銃部分が前に突き出した「1937年型」と、エンジングリルに装甲カバーが付き、前方機銃部分がフラットな形状となった「1938年型」とを選択して作製することができます
●初回限定としてソ連軍の給油トレーラーが付属しています
●「T-20 コムソモーレッツ」は、「車体下部」「駆動装置」「操縦室部分」「兵員スペース」の4ブロックで構成されています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 左右のフェンダーは、各1パーツで再現されています
・ サスペンションユニットは転輪も含めて11パーツで構成(全4ユニット)
・ 左右のリーフ式サスペンションは各1パーツで構成されています
・ 外側のボギー部分は各1パーツにて再現
・ 起動輪、転輪、誘導輪は各1パーツで構成
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、肉抜き穴が開いたセンターガイドが2枚となるシングルピン式履帯が表現されており、モデルカステン製「K-23 1/35 コムソモーレツ砲兵トラクター用履帯」がこれに対応しています
【 駆動装置 】
●エンジン部分は21パーツによって、エンジン本体、ラジエター、ファンベルト、冷却ファン、発電機、クラッチなどが再現
●車内を通る、ドライブシャフト、動力伝達装置、最終減速器などがパーツ化
【 操縦室部分 】
●操縦室部分は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 前方機銃部は、前に突き出した「1937年型」と、フラットな形状となった「1938年型」とを選択することができます
・ 前方機銃のマウントは5パーツで構成
・ 機銃マウントに装備される「DT機関銃」は、機関部も一体成型されており、ドラム式弾倉は別パーツとなっています
・ 上部のハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 側面の視察ハッチは別パーツで、内部機能も再現されており、開閉状態が選択可能です
●操縦席内部は各座席、変速レバー、メーターパネルなどが再現されています
●「1937年型」に使用する前照灯カバーが付属
・ 前方のカバー部は別パーツです
【 兵員スペース 】
●兵員スペースは、平面パネルの組み合わせで構成されています
・ 左右のベンチシートは4パーツのパネルで構成
●車体後部は、エンジングリル部と後部パネルとで構成
・ 「1938年型」としてのエンジングリルカバーは3枚のパネルを貼り合わす方式です
【 給油トレーラー 】
●給油トレーラーは、「タンク」「シャーシ」の2ブロックで構成されています
●タンクは上下分割式です
・ 上部の給油口は別パーツで、上下分割式です
・ 下部の排油口は左右分割式で、バルブは別パーツとなっています
●シャーシのメインフレームは一体成型です
・ リーフ式サスペンションは、サスペンション本体は1パーツ、前後の基部は左右分割式です
・ 車軸部分とサスペンションとの接続部は付属の金属線を使用します
・ タイヤは左右方向に4分割され、トレッドパターンが再現
・ 給油トレーラーを支える支柱のパーツが付属、展開状態と収納状態を選択できます
【 塗装とマーキング 】
●「T-20 コムソモーレッツ」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ軍捕獲車両
・ ドイツ軍捕獲車両
・ フィンランド軍捕獲車両
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2013年 完全新金型