海上自衛隊 OP-3C オライオン 第81航空隊 (岩国基地)
「海上自衛隊 OP-3C オライオン 第81航空隊 (岩国基地) (プラモデル) (トミーテック 技MIX No.AC302 )」です
●海上自衛隊で運用されている画像情報偵察機「OP-3C オライオン」を1/144スケールで再現したパーツ彩色済プラスチックモデル組立キット
【 「第81航空隊のOP-3C」について 】
●海上自衛隊の「第81航空隊」は、電子戦情報や遠方の映像・画像情報の収集を主任務とする部隊です
●このため、本航空隊には通常の哨戒機型「P-3C」ではなく、画像情報収集機「OP-3C」および信号諜報機「EP-3」が配備されており、「OP-3C」は哨戒機型の「P-3C」を原形に画像情報収集機として改良を施した機体です
●この特殊な任務の中核となるセンサーが、胴体下部に搭載された側方監視画像レーダー「SLAR」です
●この「SLAR」は、合成開口レーダーとなっており、側面のある一点を飛行しながら電波ビームで走査、得られた反射波を幾重にも重ねることによって、遠方の様子を写真画質の映像として取得することができます
●また、長距離写真機「LOROP」ポッドによる光学を利用した画像取得も可能です
●このような特殊な装備が施されている反面、胴体各部に設けられたセンサー格納ドームや尾部の磁気探知装置は撤去されており、哨戒機としての能力は無くなってしまっています
●本キットの塗装は、現行型の灰色一色のロービジ塗装を再現、尾部には小さく「81」と航空隊を示す番号が記されています
【 「海上自衛隊 OP-3C オライオン 第81航空隊 (岩国基地)」のキット内容について 】
●この海上自衛隊の「第81航空隊」に配備されていた「OP-3C オライオン」を再現したパーツ彩色済みプラスチックモデル組立キットです
「OP-3C オライオン 第2航空隊 (八戸基地)」の特徴
●「P-3C」をベースに改修された画像情報偵察機「OP-3C オライオン」の機体を再現
●胴体の上下にレーダー用のフェアリングが設けられ、機体下部には「ALQ-78 ESMポッド」と側方監視画像レーダー「SLAR」を装備した機体形状を再現
●2000年代から徐々に実施された全面をグレー単色で塗られたロービジカラーとなっています
●機体本体からコクピット内部まで、キットを構成しているパーツは既に塗装済み
●機体に記されている国籍マーク、海上自衛隊のロゴ、細かなステンシル類などもパーツ上に再現されており、さらに繊細なスミ入れ処理も施されていますので、組立てるだけで塗装・マーキング済みの「OP-3C オライオン」を再現することが可能です (機体番号のみデカールで再現しています)
●機体全体がグレー単色で塗られたロービジの塗装パターン
・ 機首レドームの濃いグレーや主翼上のウォークライン、フラップのレッド、プロペラの塗りわけ、脚柱やタイヤなども塗り分けられています
・ 海上自衛隊のロゴ、コーションマーク類はタンポ印刷にて再現
「OP-3C オライオン」機体胴体部
●「OP-3C オライオン」の機体は、機体胴体部、主翼部、垂直尾翼、水平尾翼部の各ブロックに分割されており、それぞれのブロック部を組立後、ひとつに連結して完成させます
・機首下面に設置された「赤外線前方監視装置(FLIR)」は、開閉状態を選択して組立てることが可能 (展開状態はクリアパーツを使用しています)
・ 機首横に設けられた「APU排気口」は開閉状態を選択して組立てることができます
・ 機体胴体側面に設置された観測窓類はクリアパーツで再現
・ 機体胴体側面の搭乗口扉は開閉状態を選択して組立てることができます
●機体胴体上下に設けられたフェアリングを別パーツ化して再現
・ 機体下部の「ウェポンベイ」部に設置された大型の「衛星通信アンテナドーム」を1/144スケールながら精密に再現
●「MADブーム」を撤去した機体尾部形状もきっちりと再現されています
「OP-3C オライオン」主翼・尾翼
●主翼は上下分割のパーツ構成、フラップの展開・収納を選択して組立てることができます
・ 4発のエンジン部は別ブロック化して再現
・ 主翼パイロン、翼端部は別パーツにて再現されています
●プロペラ部はプロペラ、スピナー部を分割して再現、4翅プロペラは一体成型のパーツで再現されています
・ プロペラはポリキャップによる接合となっており、可動させることができます
・ プロペラブレード上の赤白の塗りわけ、ブレード基部の黒の塗り分けは丁寧な塗装で再現されています
●垂直尾翼・水平尾翼は一体成型のパーツで再現されています
●ランディングギアは脚柱、脚カバー、タイヤとに分割された構成
・ 脚カバーは「開」「閉」の2種類のパーツがセットされていますので、「駐機状態」「飛行状態」に合わせて選択して使用することができます
・ 機体胴体下の着陸灯はクリアパーツで再現されており、開閉状態を選択して組立てることができます
「OP-3C オライオン」コクピット
●キャノピーは機首一部と一体化したパーツで再現、ウインド部はクリアパーツとなっています
・ キャノピー枠部は機体色であらかじめ塗装されています
・ コクピット内はシート、正面計器パネルを再現
・ コクピットフロアを再現したパーツはダイキャスト製、重しとなって機体の重量バランスを取ってくれます
・ 着座姿勢のコクピットクルーを再現したフィギュア(×3)が付属
・ ワイパーも再現されています
●機体各所に設置されたブレードアンテナやセンサー類は別パーツ化して再現、繊細で極小なパーツとなっており、完成後のスケール感を高めてくれます
●「OP-3C オライオン」の機外兵装として
・ ALQ-78 ESM ポッド ×1
・ 側方監視画像レーダー(SLAR) ×1
が付属、機体下面に装備する事ができます
●このほか、搭乗員乗降用のタラップを再現したパーツが付属しています
●機体番号はデカールで再現、「4ケタ」「2ケタ」でワンセット、複数パターンの番号がセットされていますので、お好みの機番を貼ることができます
付属の機体番号は
・ 31-9131
・ 32-9132
・ 33-9133
・ 34-9134
・ 35-9135
となっています
●飛行状態で飾る事ができるディスプレイ用のスタンドが付属 (組立式)
・ 1/144スケールにして247×211(mm)のサイズを支えるスタンドとして、新たに大型のものをセットしています
【 「海上自衛隊 OP-3C オライオン 第81航空隊 (岩国基地)」の製品仕様 】
●2013年 「P-3 オライオン」 第1シリーズ (AC301、AC302 同時発売)
●パーツ塗装済み組立キット
●「OP-3C オライオン」のサイズ
・ 全長 : 247×211(mm)
●製品素材
・ 機体本体 ランナーパーツ、キャノピー、フィギュア : PS
・ コクピット : 亜鉛合金
【 「技MIX P-3 オライオン」シリーズについて 】
●「今からでも楽しめるプラモデル」をコンセプトに、、飛行機製作の難関となる塗装作業を不要としつつ、完成品モデルでは実感できないハイレベルな造型と完成の喜び、さらに「動き」や「遊び」の要素を兼ね備えたシリーズが「技MIX(ぎみっくす)」です
●「技MIX」シリーズでは機体パーツはもちろん、ウェポン類のパーツまでもが塗装済み、説明書に従って組み立てるだけで精度の高い1/144スケールの「P-3C オライオン」シリーズを完成させる事ができます
●「通常塗装」「特別塗装」などの機体基本塗装を始め、国籍マークやコーションマーク(一部)も再現済み、さらにパーツ上にはパネルラインに沿ったスミ入れまでも施されています
●また、「通常塗装」の機体に関しては、複数の機体番号を再現したデカールをセット、お好みの機番を作成したり、複数機による編隊を再現することが可能になっています
【 「海上自衛隊のP-3C オライオン」について 】
●「ロッキード P-3 オライオン」は4発のターボプロップ哨戒機です
●アメリカ海軍で運用されていた「P2V ネプチューン 哨戒機」の後継として開発がスタート、ロッキード製旅客機「エレクトラ」を原型に開発が進められ、1959年に原型機「YP-3A」が初飛行しました
●合計で757機が生産されるベストセラー機となった「P-3 オライオン」は、海洋監視・対潜哨戒といった基本任務のほか、電子戦・観測などの任務を行う多数のタイプが配備・輸出されています
●海上自衛隊は107機を調達しており、その内訳は「P-3C 対潜哨戒機」を98機、「EP-3 信号諜報機」を5機、「OP-3 画像情報収集機」を5機(P-3Cを改造)、「UP-3D 電子戦訓練支援機」を3機、「UP-3C 装備支援機」が1機となっています
●海上自衛隊調達機のうち、99機は川崎重工によってライセンス生産され、配備機総数は、アメリカ軍に続く2番目にあたり、3番目のカナダ軍を5倍上回る配備機数となっています
●「哨戒機型(P-3C)」は「ソノブイランチャー」、尾部の「磁気探知装置(MAD)」ほか多数のセンサーを装備しており、作戦行動範囲は4,470km、3時間の哨戒ミッションを行う場合は2,492kmの範囲で活動を行うことが可能です
●武装はウェポンベイまたは主翼下に爆弾、魚雷ほか対艦ミサイルを装備することができ、まさに大型哨戒機の決定版とも言える性能を有しています
●アメリカ海軍では次世代機「ボーイング P-8」、海上自衛隊では「川崎 P-1」の開発が終了し、徐々に「P-3C」を置き換えていく予定です
●しかし、大型の「P-3」は発展性に優れていることから、世界中でも多くの機体が現役を続行する見込みであり、今後、「P-3」の近代改修ビジネスに注目が集まっているところです