日本海軍 駆潜特務艇 第1号型 (2隻入り)
「日本海軍 駆潜特務艇 第1号型 (2隻入り) (プラモデル) (シールズモデル 1/350 プラスチックモデルシリーズ No.SMP3501 )」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の駆潜艇「第1号型 駆潜特務艇」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●帝国海軍の活動を下支えした「第1号型 駆潜特務艇」を再現、小型船ならではの船首と船尾が持ち上がった独特なシルエットと、木造船としての造りを再現した内容となっています【 「第1号型 駆潜特務艇」について 】
●各国の海軍では、戦闘行動を主体として正規艦艇の他に多くの雑役船を保有しており、これらの雑役船の地味な活動が正規艦艇の行動を支えていました
●帝国海軍では、戦前より有事の際に使用する沿岸防衛用の簡易型の駆潜艇「駆潜特務艇」の建造計画が立案、同艇は雑役船と遠洋漁船の造船技術を活かして、小規模な造船所での建造が可能な木造となっていました
・ 帝国海軍では対潜水艦専用の艦艇として「駆潜艇」を建造、太平洋戦争が開戦するとこの「駆潜艇」は戦域の広がりにより各地へと送られ、任務に就きました
・ ところが、連合軍の潜水艦の活発な活動は、「駆潜艇」のみでは力不足であり、水雷艇や海防艦、そして2戦級の駆逐艦などが対潜任務に投入されており、対潜戦力を補うために「駆潜特務艇」などの建造が急務となります
●「第1号型 駆潜特務艇」は、1941年から建造が開始され、1945年までに200隻が建造、当初この艇は、内地用として配備して、それによって内地在中の正規の駆潜艇を各前線海域に回すことが計画されていましたが、戦況の厳しさから「第1号型 駆潜特務艇」も前線に投入されています
●「第1号型 駆潜特務艇」は、対潜活動を中心に活躍、ただし小型で軽武装、防御力に乏しい同艇はその活躍の反面に損害も大きく、戦争終結までに74隻が戦没し、損傷を受けた艇も多くに上りました
●戦後、「第1号型 駆潜特務艇」は木造という構造を活かし、掃海艇として海上保安庁や海上自衛隊で運用、数多くの機雷を除去し、日本の戦後復興の礎作りに貢献したのでした
【 「日本海軍 駆潜特務艇 第1号型 (2隻入り)」のキット内容について 】
●この帝国海軍の駆潜艇「第1号型 駆潜特務艇」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●艦船モデルに特化した模型メーカー「シールズモデル」のリサーチ力と深い造詣力により「第1号型 駆潜特務艇」を再現、その装備やディテールはもとより、木造船としての木目の彫刻など1/350スケールでの表現力を活かした内容となっています
●キットは、「第1号型 駆潜特務艇」が2隻分セットされています
●喫水線以下も再現されたフルハルモデルです
●「第1号型 駆潜特務艇」の船体は左右分割式で、舵と推進軸部の膨らみが一体成型されています
・ 船体表面には、木造船としての木目が、スケールに沿った極めて繊細なモールドで彫刻されています
・ 船体側面には、舷窓、錨などがモールド
・ スクリューは別パーツにて再現
●甲板は一体成型となっており、木甲板表現の他に、機銃台座、上部構造物基部、昇降口、ボラードなどがモールドされています
●上甲板上の構築物となる「操舵室」「煙突部」「マスト」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「第1号型 駆潜特務艇」の上部の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●操舵室
・ 操舵室は各パネルは貼り合せる方式で、上部は見張り所が表現されています
・ 各パーツ表面には木製のパネル構造が再現
・ 操舵室の窓枠、下部のドアなどがモールドされています
・ 操舵室の見張り所に装備される探照灯(×1)、測距儀(×1)が付属
●マスト
・ マストは単檣型で、1パーツで再現されています
●煙突
・ 煙突は左右分割式で、トップは別パーツです
・ 煙突前部の副管がパーツ化
●対空機銃
・ 「25mm単装機銃」(×2)が付属、機銃は一体成型となっています
●対潜兵装
・ 船尾部分に装備される爆雷投下軌条は左右方向に3分割式で、爆雷が装填されている状態が表現されています
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 小型カッター(×1)が付属
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 船尾旗竿
・ 通気筒
・ 錨巻き上げ機
・ 補給庫
などが付属しています
●フルハル状態で展示するディスプレイスタンドが付属しています
●2013年 完全新金型