ドイツ イタリア軍 スタッフカー 508CM コロニアーレ
「ドイツ イタリア軍 スタッフカー 508CM コロニアーレ (プラモデル) (タミヤ タミヤ イタレリ シリーズ No.37014 )」です
●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の野戦乗用車「508CM コロニアーレ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●1930年代のイタリアの小型乗用車「フィアット508 バリッラ」から発展した野戦乗用車型の「508CM コロニアーレ」を再現、軍用車らしい質実剛健なフロントグリル形状を持ち、専用の角型ボディを備えた独特のスタイルを再現した内容となっています。
【 イタリア軍 スタッフカー 508CM コロニアーレ について 】
●イタリアの自動車メーカー「フィアット」社は1932年に「フィアット508 バリッラ」を発表、同車は排気量1000cc、20馬力のエンジンを搭載した低価格の乗用車で、最高速度は85km/hと当時としては優秀な性能を発揮し、11万台余りが生産されるベストセラー車両となります。
●1937年には後継として「フィアット 508C」が登場、同車はエンジンを排気量1100cc、32馬力へと拡大、最高速度は110km/hに達し、当時の乗用車としては抜きん出た機動性能を発揮しました。
●この「フィアット508C」をベースに軍用型として開発されたのが「508CM コロニアーレ」(「コロニアーレ」は植民地型という意味)で、民間用としての流れるようなボディから、生産性と耐性の高い角型のボディへと変更されています。
●同車は、軍用型として最高速度は低下したものの、「フィアット508C」譲りの軽快な機動性能は維持されており、軍用乗用車としてのスタッフカーとしてだけではなく、連絡や偵察などの任務にも使用され、各戦線で活躍しています。
●イタリアの降伏後、「508CM コロニアーレ」はドイツ軍によって接収され、同軍の装備車両として活躍、基本的のそれらの車両はそのままの状態で使用されましたが、なかにはノテックライトの装備などドイツ軍仕様へと改造された車両も存在しています。
【 ドイツ イタリア軍 スタッフカー 508CM コロニアーレ (タミヤ 1/35 タミヤ イタレリ シリーズ No.37014) プラモデルの内容 】
●このイタリア軍の野戦乗用車「508CM コロニアーレ」を再現したプラスチックモデル組立キットです。
●プレス式のボディ構造やフロントグリルの形状、特徴的なシャーシフレームなど「508CM コロニアーレ」のポイントをしっかりと捉えながらパーツ数を抑えて再現、小型のソフトスキン車両として気軽にその魅力を味わうことや、フィギュアや他の車両と絡ませてヴィネットやジオラマなどの展開を楽しむことができる内容となっています。
●イタレリ社製「508CM コロニアーレ」をベースとして、タミヤ社製「イタリア自走砲 M40 セモベンテ」等に付属しているイタリア軍フィギュアランナーなどをパッケージしたスポット生産品です。
●「508CM コロニアーレ」は、「ボディ」「シャーシ」「エンジン」「幌」の4ブロックで構成されています。
【 ボディ 】
●ボディは、プレス式の構造を再現、フェンダー部分は薄く成型され、前部フェンダーの凹みも表現されています。
●ボディは、ベースとなるフロアパネルに内装、ボディ、フロントシールド部などを取り付ける構成となっています。
・ フロアパネルにはフェンダーが一体成型されています
・ 座席は各列ごとにパーツ化
●フロントシールド部には、フロントシールドとエンジンルームとの隔壁が一体成型されています。
・ フロントシールド部にはワイパーが一体成型
・ フロントシールドのウィンドー部はクリアーパーツです
・ バックミラーがパーツ化
・ 運転席のハンドル、各種レバー、各種ペダル類がパーツ化されています
・ 各メーターを再現するデカールが付属
●ボディは各パネルを貼り合せる箱組み方式です。
・ 助手席のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます(他のドアはモールドにて再現)
・ フロントグリル部には特徴的なグリル形状が再現
・ ボンネット部は実車の造りに合わせて中央で分割され、開閉状態が選択できます
・ フェンダー後部の雑具箱、ボンネット固定具がパーツ化
・ 後部の尾灯部はイタリア軍仕様とドイツ軍の車間表示灯タイプの2種が付属、選択して使用します
・ ドイツ軍仕様としてノテックライトのパーツが付属しています
・ 前照灯は、金属製の管制スリットタイプと布製の管制スリットタイプとが付属、選択が可能です
【 シャーシ 】
●シャーシは、イタレリ社らしくパーツを抑えて再現、「508CM コロニアーレ」の独特なフレーム構造が表現されています。
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ 前部のステアリングゲージは4パーツで構成、後部のデファレンシャルはサスペンション、ドライブシャフトを含めて1パーツで再現されています。
・ 前輪のステアリングは固定式。
【 エンジン 】
●エンジンは7パーツで構成され、エンジン、トランスミッション、冷却ファン、ファンベルトなどが再現されています。
・ ラジエターは上下分割式となっています。
【 タイヤ 】
・ タイヤはプラスチック製のパーツで再現。
・ 左右分割のパーツ構成で、表面にはトレッドパターンが彫刻で再現されています。
【 幌 】
●幌は、展開した状態と畳んだ状態とが付属しており、選択して使用します。
・ 展開した状態の幌は各パネルごとのパーツ構成となっており、側面と後部のウィンドー部分はクリアーパーツです
・ 幌の表面には、極めて細かなパターンで網目模様が彫刻、スケールに沿った質感表現が施されています
【 フィギュア 】
●イタリア軍兵士フィギュア2体と、ドイツ軍兵士フィギュア1体の合計3体のフィギュアが付属しています。
■イタリア軍兵士フィギュア
●フィギュアは、タミヤ社製「イタリア自走砲 M40 セモベンテ」などに付属しているフィギュアランナーと同一です。
●フィギュアの1体は「戦車兵」、もう1体は「ベリサリエリ部隊(機械化歩兵)」の将校です。
・ 戦車兵は車上で座っているポーズ、将校は車外で立っているポーズとなっています
・ 戦車兵は、戦車用コートを着用、将校は将校用野戦服を着用しています
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目やポケットなどの細部はシャープかつエッジの立ったモールドで彫刻されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
・ 戦車兵のフィギュアは、略帽を被った状態と、戦車帽を被った状態とを選択できます
・ 各徽章、階級章などを再現したデカールが付属しています
■ドイツ軍兵士フィギュア
●フィギュアは、タミヤ社の限定品として同社のフェアなどで発売されているドイツ軍ドライバーフィギュアランナーと同一のものです。
・ ソフトスキン車両の狭い運転席に収まり易い汎用性の高いフィギュアです
●フィギュアは、運転席に座り、片手でハンドルを軽く持っているポーズとなっています。
・ 服装は、開襟状態の「M36野戦服」を着用、短靴を履き、規格帽を被った姿です
・ 服の皺はスケールに沿っており、服の縫い目やポケット、襟などの細部は繊細かつ立体的にモールドされています
・ フィギュアは、帽子、頭部、胴体、両腕のパーツ構成です
【 ドイツ イタリア軍 スタッフカー 508CM コロニアーレ (タミヤ 1/35 タミヤ イタレリ シリーズ No.37014) 塗装とマーキング 】
●「508CM コロニアーレ」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています。
・ イタリア陸軍 第132機甲師団「アリエテ」 (北アフリカ / 1942年)
・ イタリア陸軍所属 (バルカン半島 / 1943年)
・ ドイツ空軍所属 (南フランス / 1944年)
・ ドイツ空軍 第4降下猟兵師団 (北イタリア / 1944年~1945年)(衛生隊仕様)
●説明書の塗装例に基づく、師団マーク、赤十字マーク、輸送表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています。
●スポット生産品