ドイツ 3号突撃砲 F/8 初期型 イタリア 1943年
「ドイツ 3号突撃砲 F/8 初期型 イタリア 1943年 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) No.6620 )」です
●「ドイツ 3号突撃砲 F/8 初期型 イタリア 1943年」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の突撃砲「3号突撃砲 F/8型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●低シルエットと長砲身の主砲により対戦車戦闘に活躍した「3号突撃砲 F/8型」の「初期型」を再現、ドイツ車両らしい角張ったフォルムと「3号突撃砲」初期シリーズ譲りの全高を抑えたスタイルが表現されています【 「3号突撃砲 F/8型」について 】
●ドイツ軍は、電撃戦の中核となる「戦車」の他に、歩兵部隊に随行して直接支援を行う戦闘車両「突撃砲」を第2次世界大戦前から開発しており、その最初のタイプである「3号突撃砲A型」はフランス戦に投入されました
●この「3号突撃砲」は、「3号戦車」から砲塔を撤去し、戦闘室に直接に砲を搭載する方式により、砲塔タイプの戦車型よりも大型の砲を積むことができました
●この為、「3号戦車」と比べて車高が低く、装甲も厚くすることができ、砲塔を持たない関係で、生産コストが安いというメリットも有りました
●「3号突撃砲」は、フランス戦を皮切りとして「突撃砲大隊」の主装備として配備、その装甲と砲火力により防御陣地などを制圧、当初の目的通りに歩兵の支援に活躍しました
●また、装備する「24口径 75mm砲 Stu37」は、単砲身ながら或る程度の対戦車能力を持ち、低シルエットとその装甲を活かして対戦車戦にも存在感を表し、戦車戦の有効兵器としても認められるようになります
●「3号突撃砲」は、「A型」から「E型」まで「24口径 75mm砲 Stu37」を搭載していましたが、より対戦車戦闘能力を向上させるために、「F型」からは長砲身の「48口径 75mm砲 StuK40」(初期は43口径型)に変更されています
●一方、「A型」から「F型」までは車体形状が同一でしたが、当時量産中であった「3号戦車J型」に準じた車体(「3号戦車」の第8生産シリーズ)に変更され、これが「F/8型」と呼ばれました
・ 「F型」と「F/8型」との形状の違いは、エンジンルーム後方形状が「F型」では従来の「3号突撃砲」シリーズと同じく斜めで、中央に車体上部と下部との接合部が付いていましたが、「F/8型」では「G型」と同じく垂直に近い角度で切り立ったものとなります
・ また、車体前部の牽引フックは「F型」では後付けとなっていましたが、「F/8型」では側面装甲板が延長された造りとなっています
●「F型」は1942年3月から359両、「F/8型」は1942年9月から334両が生産、当時の主力戦車である「3号戦車J~M型」が「50mm戦車砲」を搭載するのに対し、遥かに強力な威力を持つ「75mm砲 StuK40」により対戦車戦闘に活躍しました
【 「ドイツ 3号突撃砲 F/8 初期型 イタリア 1943年」のキット内容について 】
●このドイツ軍の突撃砲「3号突撃砲 F/8型」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●パーツを細分化して細部ディテール表現を重視しながらも、スマートキット版として組み易さを考慮しながら「3号突撃砲 F/8型 初期型」を再現した内容となっています
●ドラゴン社の旧キット「Sd.Kfz.142/1 3号突撃砲 F/8型」とは異なる新金型キットで、評価の高いスマートキット版「ドイツ 3号突撃砲 Ausf.G 初期型」をベースとした内容となっています
●戦闘室内部は、砲尾、照準器、無線機などが再現され、ハッチを開けた状態から見える内部構造を楽しめます
●「3号突撃砲 F/8型 初期型」は、「主砲部」「戦闘室」「戦闘室内部」「車体前部」「エンジンデッキ」「車体下部」、左右の「フェンダー」の8ブロックで構成されています
【 主砲部 】
●「43口径 75mm砲 StuK40」の砲身は、本体部分が一体成型され、先端部のマズルブレーキ別パーツとなっています
・ マズルブレーキは3分割式で内部構造も再現しています
・ 箱型の防盾は前後2分割式です
・ 砲尾部分も再現されており、閉鎖器、防危板、照準器などがパーツ化されています
・ 砲身は、完成後も上下可動式とすることができます
【 戦闘室 】
●戦闘室は、前面と天板、スポンソン部を除き一体成型となっています
・ 戦闘室前面は、左右それぞれ2個のパーツで構成され、ボルト止めの追加装甲を再現しています
・ 操縦手用ビジョンブロックのガラス部にはクリアーパーツが用意されています
・ 天板に付く機銃用の防盾は、展開状態と倒した状態とが選択できます
・ 砲隊鏡パーツが付属、収納状態と使用状態とが選択可能
・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 照準器用ハッチも別パーツ化され、開閉状態を選択できるようになっています
・ 籠状の複雑な形状の照準器カバーは、プラパーツとエッチングパーツとが付属しており、選択して使用します
【 戦闘室内部 】
●戦闘室内部が再現されています
・ 主砲の砲架が再現され、砲手席や操作ハンドルなどがパーツ化
・ 戦闘室内部のスポンソン部に装備される、3台の無線機がパーツ化されています
・ 戦闘室内部の底板や、後部の隔壁も再現、隔壁上部に取り付けられている「MP40」と、その取り付けベルト(エッチングパーツ)も付属しています
【 車体前部 】
●車体前部は、一体成型となっています
・ 点検用ハッチが別パーツとなっており、開閉状態が選択可能です
【 エンジンデッキ 】
●エンジンデッキ部は、側面の吸気口部分が別パーツとなっています
・ 吸気口のメッシュを再現したエッチングパーツが付属しています
・ 各点検ハッチは別パーツとなっています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツ、トーションバー本体もパーツ化されています
・ 排気管は左右各1パーツで構成
・ 車体後部の牽引装置がパーツ化
【 フェンダー 】
●フェンダーは、本体と後部のフラップとの2分割式です
・ フェンダー支持架は、別パーツ化されています
・ 後部のマッドフラップは別パーツで、マッドフラップ内側の構造物はプラパーツとエッチングパーツとが選択できます
・ 車載工具類は、固定具が一体成型されており、ジャッキの固定具は別パーツです
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯が付属しています
・ 履帯は、「3/4号戦車車台」用の40cm幅の「中期型」履帯が表現されており、モデルカステン製「3/4号戦車 中期型用履帯 タイプA (可動式)」がこれに対応しています
●吸気口のメッシュや、誘導輪内側、照準器カバーなどを再現するエッチングパーツが付属
●牽引ワイヤーのワイヤー部分を再現する為の金属製のワイヤーが付属しています
●ペリスコープ、照準器、視察装置などを再現するクリアーパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「3号突撃砲 F/8型 初期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 「ヘルマンゲーリング」降下戦車師団 (シシリー / 1943年)
・ 第243突撃砲大隊 (スターリングラード / 1942年)
・ 第203突撃砲大隊 (スターリングラード / 1942年)
・ 第904突撃砲大隊 (クルスク / 1943年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型