ATF ディンゴ 2 GE A2 PatSi
「ATF ディンゴ 2 GE A2 PatSi (プラモデル) (Revell 1/35 ミリタリー No.03233 )」です
●現用ドイツ連邦軍の装甲車「ATF ディンゴ 2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●装甲化されたトラックとして紛争地などにおいて活躍する「ATF ディンゴ 2」を再現、メルセデスベンツ製トラック「ウニモグ」をベースとした堅牢な足周りに、平面的な装甲ボディーを装備した独特な姿を再現した内容となっています【 「ATF ディンゴ 2」について 】
●ドイツ連邦軍では、装甲兵員輸送車として装軌式の「マルダー」、装輪式の「フクス」という形態の異なる2種を永らく装備していましたが、両車共にドイツ的な高性能車を目指したため、装輪式の「フクス」も高いコストがかかってしまいました
●1990年代には東西冷戦構造が崩壊し、軍備の前提となっていた正規の軍隊同士の戦闘という可能性は低くなりましたが、一方で世界各地では紛争が勃発し、国連軍やNATO軍の一員としてドイツ連邦軍が海外に派遣されるという状況となります
●このような紛争地において問題となったのが、ゲリラ的に襲撃を行う武装集団の存在で、このことは戦場とその後方という区分が行われた従来の戦争とは異なる、新たな戦争の形態が発生したことを意味していました
●この武装集団によって大きな損害が発生したのが、通常戦線後方で使用される非装甲の車両で、小火器射撃のみでもダメージを受け易いこのような車両は格好なターゲットとなってしまいました
●ただ、この襲撃に対抗するために後方地区で運用される全ての車両を「フクス」のような装甲車両へと変更するにはコストと効率の点から望ましくなく、より軽便な装甲車両が必要とされます
●「ATF ディンゴ」は、このような事情により誕生した装甲車両で、堅牢かつ高性能な足周りで定評があった「ウニモグ」トラックのシャーシに、小火器射撃に耐えうる装甲化されたボディを搭載、シャーシ下部には対地雷用としてV型の装甲板も取り付けられました
●「ATF ディンゴ」は、前線で使用される装甲戦闘車両としては非力なのは事実ですが、後方における運用では十分な防御力を持ち、紛争地用の車両としてドイツ連邦軍だけではなくヨーロッパの各国で採用されています
●「ATF ディンゴ 2」は、「ATF ディンゴ」の改良型で、ベースとなるシャーシを「ウニモグ U5000」へと変更、防御力及び積載量の向上が図られたタイプとなっています
【 「ATF ディンゴ 2 GE A2 PatSi 」のキット内容について 】
●このドイツ連邦軍の装甲車「ATF ディンゴ 2」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●レベル社の1/35シリーズのフォーマットに則り、造りの細かな現用車両を表現するために細分化されたパーツ構成により「ATF ディンゴ 2」を再現、同社らしい堅実でシャープなモールドにより現用ドイツ連邦軍車両としてのフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●エンジンルームを含めた車体内部が再現されています
●「ATF ディンゴ 2」は、「シャーシ」「ボディ」の2ブロックで構成されています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは縦方向のフレームと、横方向のフレームとを組み合わせる方式です
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とで分割されており、ゴムの部分は軟質素材製です
・ ゴムの部分には特徴的なトレッドパターンがモールドされています
【 ボディ 】
●ボディは各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 側面の4つのドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーはクリアーパーツです
・ バンパー部分には内蔵される前照灯がモールドされ、ガラス部はクリアーパーツが用意されています
・ 操縦席部分は、メーターパネル、各種レバー、ペダル類、ハンドルなどがパーツ化
・ 座席は各1パーツで再現
●上部のターレット部には「MG3 機関銃」が装備されている状態を再現
・ ターレットのハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
●各ウィンドー、前照灯のガラス部、ウインカーなどを再現するクリアーパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「ATF ディンゴ2」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ連邦軍所属 (訓練任務 / 2011年)
・ ドイツ連邦軍所属 (アフガニスタン / 2010年)
・ ドイツ連邦軍所属 (アフガニスタン / 2012年)
・ チェコ陸軍所属 (2010年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 完全新金型