ドイツ スタイヤー 1500 野戦救急車
「ドイツ スタイヤー 1500 野戦救急車 (プラモデル) (スペシャルホビー 1/72 special ARMOUR (スペシャル アーマー) No.SA72016 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重兵員車「スタイヤー 1500」の「野戦救急車型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●重兵員車として大戦を通じて使用された「スタイヤー 1500」の「野戦救急車型」を再現、丸みを帯びたボンネットを持つ独特のフォルムを再現した内容となっています【 「スタイヤー 1500」について 】
●ヒトラー政権となったドイツは、1935年に再軍備化を宣言、急速に部隊の機械化を進めるドイツ軍は多くの民間の車両を軍用に転用した結果、多くの車種の車両が混在することとなり、整備上の大きな問題点となります
●この問題点により実行されたのが「アインハイツ計画」による統制型車両の開発であり、部品等を共通化することにより、生産性の向上と、整備の問題を解消するのが目的でした
●この「アインハイツ計画」により、ドイツ軍の代表的な車両が続々と登場しましたが、この計画は平時に立案されたものであり、足周りの設備など贅沢な造りとなっているものが多く、その分生産コストも高いために戦時にはそぐわないものとなっていました
●そこで、1940年の春に立案されたのが「シェル計画」で、「アインハイツ計画」よりも車種を絞り、戦時に則した簡易型の車両を多く生産するというものです
●「スタイヤー 1500」は、その「シェル計画」に基づいて設計された車両であり、オーストリアの「スタイヤー」社で開発、生産が行なわれました
●この「スタイヤー 1500」は、車体重量1.5tの重兵員車で、85馬力の空冷ガソリンエンジンを搭載、8名の兵員を輸送する能力を持ち、軽火砲の牽引も可能でした
●また、同クラスの統制型車両と比べて車重が軽いのが特徴であり、堅実な設計により機械的信頼も高く、酷寒のロシアから灼熱の北アフリカまで、各戦線において広く使用されています
●「スタイヤー 1500」は、1941年から1944年までに18000台(他社含む)が生産され、通常の兵員車タイプだけではなく、無線機を搭載した無線車型や、荷台部分にボックス型の兵員室を設けた救急車型などが登場しています【 「ドイツ スタイヤー 1500 野戦救急車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重兵員車「スタイヤー 1500」の「野戦救急車型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●1/72スケールモデルでのオーソドックスなパーツ分割、簡易金型を使用しつつも通常のインジェクションキットと遜色ない成型パーツで「スタイヤー1500 野戦救急車型」を再現、丸みを帯びた特徴的なボンネットと箱型の兵員室を装備した独特のスタイルを表現した内容となっています
●「スタイヤー 1500 野戦救急車型」は、「シャーシ」「ボンネット部」「キャビン部」「兵員室」の4ブロックで構成されています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ 前後のデファレンシャルは各3パーツで構成
【 ボンネット部 】
●ボンネット部は、フェンダーが一体成型されたフロアパネルに各パネルを貼り合わす方式となります
・ フロントグリル部にはメッシュパターンが彫刻されています
・ フロントバンパーは別パーツで、前面のスリット部と車副ポールが一体成型されています
・ 前照灯は、管制スリットが付いた状態を再現
【 キャビン部 】
●キャビン部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ 側面ドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーは、カットラインがプリントされた付属のクリアーフィルムを切り出して再現します
・ キャビン内部の座席、メーターパネル、ハンドルなどがパーツ化
【 兵員室 】
●兵員室は各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ 後部のドアはモールドにて再現
・ 各ウィンドーは、カットラインがプリントされた付属のクリアーフィルムを切り出して再現します
●タイヤは一体成型のパーツで再現、タイヤ表面上にトレッドパターンが凹凸あるモールドにて再現されています
●各ウィンドーを再現するクリアーフィルムが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「スタイヤー 1500 野戦救急車型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例がボックス裏面に記載されています
・ 所属不明 (東部戦線 / 1944年~1945年)
・ 所属不明 (東部戦線 / 1945年)
●塗装例に基づく、赤十字マーク、アンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 完全新金型