アオシマ 駆逐艦 島風 (艦隊コレクション) 艦隊コレクション プラモデル 005 プラモデル

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駆逐艦 島風 (艦隊コレクション)

販売価格

2,750円 2,475円(税込)

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「駆逐艦 島風 (艦隊コレクション) (プラモデル) (アオシマ 艦隊コレクション プラモデル  No.005 )」です


●ソーシャルゲーム「艦隊これくしょん (艦これ)」に登場する「艦娘 駆逐艦 島風」のキャラクターベースとなった「駆逐艦 島風」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●タミヤ社製1/700スケール「日本駆逐艦 島風 (しまかぜ)」に、エッチング製のネームプレート、キャラクターシール、キャラクターカードをパッケージした「艦隊これくしょん」バージョンとなります

【 「駆逐艦 島風 (艦隊コレクション)」のキット内容について 】


●「艦隊これくしょん」に登場する「艦娘 駆逐艦 島風」のキャラクターベースとなった「駆逐艦 島風」を再現したプラスチック組立てキットです

●ウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って駆逐艦「島風」を再現、実艦の細部表現を重視しながら作り易さも考慮されており、同スケールにおける艦船模型としてのバランスが取れた内容となっています

●「島風」は、太平洋戦争中に逐次対空兵装の増強が行われており、キットは船体後部に機銃座を増設した1944年中頃の対空兵装強化時の姿が表現されています

●艦体喫水線までが再現されたウォーターラインモデルです
 ・ 艦底部は、バラストを兼ねたダイキャスト製となっています

●「艦隊これくしょん」バージョンとして、キャラクターなどがカラープリントされたエッチング製のネームプレート、「艦娘 駆逐艦 島風」のキャラクターシールとキャラクターカードがセットされています
 ・ キットには、フィギュアはセットされていません


●「島風」の船体は、上下分割のパーツで構成されています
 ・ 艦体部は一体成型のパーツで構成され、喫水線部分までが再現されています
 ・ 舷側部には舷窓と舷外電路が再現
 ・ ウォーターラインモデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属、バラストを兼ねたダイキャスト製となっています(船底パーツの取り付けは付属の金属ビスを使用します)

●上甲板は船体パーツに一体成型されています
 ・ 甲板上には、各種構造物や主砲、魚雷発射管の台座などの基本躯体の他に、魚雷運搬用軌条、リール、ボラード、アンカーチェーン、爆雷発射機、爆雷装填台などがモールドで再現
 
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「魚雷発射管」「煙突部」「中央構造物」「機銃座」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます

「島風」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋部分は、3層で構成され、トップの方位盤と測距儀は別パーツです
 ・ 艦橋の窓枠がモールドされています
 ・ 艦橋前部の機銃座は1パーツで再現
 ・ 艦橋部に装備される「25mm連装機銃」(×1)が付属

●メインマスト、後檣
 ・ メインマストと後檣は三脚檣型で、前後分割式となっています
 ・ メインマストに装備される「22号電探」と、後檣に装備される「13電探」がパーツ化

● 第1煙突・第2煙突
 ・ 本体部分は左右2分割式で、トップは別パーツです
 ・ 第1煙突の各管は別パーツ化されています

●機銃座
 ・ 前後の機銃座は各一体成型となっています
 ・ 機銃座に装備される「25mm3連装機銃」(×4)、測距儀(×1)が付属

●主砲塔 「50口径3年式 12.7cm連装砲 D型」 ×3
 ・ 砲塔は本体部分と砲身部分との分割式で、砲身部分は連装式に成型されています
 ・ 砲身部分には防水カバーが表現

●魚雷発射管 「零式61cm5連装魚雷発射管」 ×3
 ・ 魚雷発射管は一体成型となっています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 内火艇 ×2
 ・ カッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 各種ダビット
 ・ 艦尾旗竿
 ・ 通気筒
 などがセットされています

●キットには、静岡模型教材協同組合「小艦艇兵装セット」のランナーが1枚付属しており、主砲、機銃、錨、電探、内火艇、カッター、ボートダビットなどは同ランナーのパーツを使用します


●艦尾の海軍旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)再現したシールが付属


●「駆逐艦 島風」本体のキットパーツはタミヤ製


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【 「駆逐艦 島風」について 】


●当初、対水雷艇用の艦艇とした建造された「駆逐艦」という艦種は発展を続け、その水雷艇の機能を兼ね備えた水雷駆逐艦となり、重武装化と速度性能の向上が図られました

●1920年から1922年にかけて建造された駆逐艦「峯風型」において、帝国海軍の駆逐艦は高速性能のピークを向かえ、その4番艦の「島風」は最高速度40.7ノットという帝国海軍の艦艇の中で最速となる記録を発揮します

●その後、帝国海軍の駆逐艦は重武装化を図るようになり、特型駆逐艦では従来の艦から兵装を1.5倍に、その後も特型駆逐艦の兵装が標準となり、1930年代後半には本格的な艦隊型駆逐艦「陽炎型」「夕雲型」が登場します
●この「陽炎型」「夕雲型」は「甲型駆逐艦」とも言われ、帝国海軍が駆逐艦の理想形とした兵装と航続距離を持ちましたが、一方で従来よりも速度性能は若干低下し、その最高速度は35ノット程度でした
●帝国海軍では、このような速度性能を重武装化によるものとして問題視はしていませんでしたが、アメリカ海軍が37ノットクラスの駆逐艦を開発しているという情報を掴むと、速度性能を重視した駆逐艦が建造されることとなります

●この駆逐艦は最高速度を発揮した「島風」の名を引き継ぎ、「島風」と命名され、1941年に起工、1943年5月に竣工しました

●駆逐艦「島風」は、駆逐艦「夕雲型」を一回り大きくしたような艦影を持ち、砲火力は「12.7cm連装砲」を3基という同じ能力でしたが、魚雷兵装に関しては「61cm5連装魚雷発射管」を3基装備するという強力なものでした(「61cm5連装魚雷発射管」は、同艦のみに搭載されました)
●機関は、当時の駆逐艦の能力の1.5倍の出力を持つ75,000馬力を発揮する高温高圧缶を搭載、このハイパワーによりその最高速度は40.9ノットという記録を挙げています

●同艦は、駆逐艦としては充分な兵装と高速性能を示し、従来の「甲型駆逐艦」を凌駕する性能を持つ新鋭艦でした
●しかし、同艦の竣工は太平洋戦争中期であり、戦時にはこのようなハイスペックで高コストな艦を量産することは実質的に不可能で、「島風」は1艦のみで同型艦はなく、その後は戦時簡易型の駆逐艦である「松型」(「丁型駆逐艦」)が量産されています

【 「駆逐艦 島風」の戦歴 】
●「島風」は、竣工後の1943年7月に「キスカ撤退作戦」に参加、同年9月には南方のトラック島へと進出し、南方及び南方から内地への艦隊、もしくは船団の護衛任務に従事しています

●1944年に入ると、日米の戦いの焦点はソロモン海域からフィリピン近海へと移行、「島風」はパラオ諸島やフィリピン南方のダバオ、そしてニューギニア島北西部のビアクなどへの輸送船団の護衛の任に当たりました
●1944年6月には「マリアナ沖海戦」に参加、同年10月の「レイテ沖海戦」では水上戦力の主力である「栗田艦隊」に配備されて、空襲のより戦列を離脱した戦艦「武蔵」の護衛として対空戦闘及び生存者の救助を行っています

●一方、フィリピンを失うことは日本の生命線を断たれることを意味しており、事前の「台湾沖航空戦」でアメリカの機動部隊に相当な損害を与えたという誤った認識により、フィリピン東部のレイテ島に上陸したアメリカ軍は脆弱と判断して、帝国陸海軍は総力を挙げてレイテ島のアメリカ軍を撃退する方針を立てます
●レイテ島では、防御部隊として2個師団程度の陸軍部隊が展開していましたが、徐々にアメリカ軍が圧迫を加えており、帝国陸海軍は増援部隊として多くの陸軍部隊をレイテ島西部のオルモックへと輸送しました
●この輸送は、「レイテ島沖海戦」に敗れた結果、アメリカ軍側の制海権と制空権下で行われたために少なからず損害が発生しましたが、陸軍の戦闘機部隊による迎撃行動により、一時的に制空権は日本軍側のものとなり、多くの兵員と物資を輸送しています

●「島風」は、このオルモックへの第3次輸送任務に参加、しかし多数のアメリカ艦載機がオルモックへと襲来し、輸送船団は甚大な損害を受けてしまいました
●同艦は壮絶な空襲下にありながらも、その高速性能と操艦により直撃弾を受けることはなく、その高性能振りを発揮しましたが、機銃掃射(駆逐艦には装甲板が装備されていない)と至近弾の衝撃により多くの破口が発生して浸水、航行不能に陥ります
●僚艦は救助のために「島風」に接近を試みるものの、激しい空襲により断念、同艦は艦尾より沈下し、その栄光の生涯を閉じたのでした

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【 「駆逐艦 島風 (艦隊コレクション)」のワンポイント 】


●上記のようにキットは、1972年の製品ですが、タミヤらしいモールドのシャープさにより古さを感じさせないものとなっています
●しかし、このキットが製品化された頃は駆逐艦の甲板は鋼製甲板という見識が一般的であり、リノリウム貼りとして認知されたのはかなり後となってからでした(1990年頃?)
●そのため、キットにはリノリウム押さえの表現が施されておらず、リノリウムと鋼製部分とのラインもモールドされていません
●艦首では、船首楼甲板の波除けから後部、艦尾は最後部の魚雷発射管の後ろから艦尾のリール部分の後部までがリノリウム貼りとなっていますので、塗装表現もしくは伸ばしランナーなどでリノリウム押さえを追加すると現在の他のキットとの整合性が増すことでしょう

●また、用意されているダイキャスト製の船底パーツは、重量感としては良好なものの、素材の関係から船体パーツとの隙間が目立つのも確かです
●素材による接着の関係からパテ埋め整形が難しいので、気になる人は、同じ厚み(1mm厚程度)のプラ板で作り換えたほうが良いと思います



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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