第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集
「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集 (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.13502-02 )」です
●「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重戦車「ティーガー 1」の「前期型」を解説した解説集及び資料写真集です【 「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」について 】
●ドイツ軍では1935年の再軍備化に従って、本格的な戦車開発を開始、これには「1号戦車」~「4号戦車」という4車種が中心となりましたが、1938年にはこれらの戦車の性能を越える重戦車の研究も開始されていました
●1941年5月、これまでの連合軍戦車と対峙した戦訓から重戦車の本格的な開発が開始、「ポルシェ」社の「VK4501(P)」、「ヘンシェル」社の「VK4501(H)」という2種の試作車が作られ、比較検討の結果「VK4501(H)」が「ティーガー 1」の座を射止め、1942年末頃から生産と配備が行われました
●「ティーガー 1」は、これまでの戦車とは全く次元の異なる性能を持った車両であり、その攻撃力と防御力は当時の世界中の戦車のレベルを遥かに凌駕したもので、ドイツ戦車は1935年から7年間という短い期間でこの高みへと到達したのでした
●ただ、「ティーガー 1」は新機能を盛り込んだことから生産が難行し、当初の車両は車載装備品が付いていない状態で部隊へと支給され、部隊によって装備品などが装着されるという有様でした
●また、ドイツ軍の戦闘車両は戦訓と生産面から、生産工程において度々の改修を受けることが常となっており、戦車としての仕様が確立していなかった最初の量産型である「極初期型」では各車両によって細部が異なっていました
●この「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」は、「極初期型」と「前期型」の大版の線画図面を中心に、その細かな仕様変更を詳細に解説、合わせてカラーイラストによる各部隊の迷彩パターンも収録しています
●「ティーガー 1」の線画図面は、細部のディテールの相違点を忠実に図面化しており、細かな変化が多い「極初期型」の主な車両を掲載、「前期型」では通常時の他に鉄道輸送時やクルスク戦時における仕様なども収められ、模型製作時などにおいて非常に役立つ1冊となっています
●巻末には、突撃臼砲「シュトルムティーガー」の解説と写真も掲載、開発までの経緯と生産状況、そして部隊配備など380mmロケット砲を積んだ超兵器である「シュトルムティーガー」の姿に迫ります
●この別冊は、グランドパワー2003年1月号別冊「ティーガー(1)」と、グランドパワー2001年9月号に収録されていた「シュトルムティーガー」の記事を抜粋して再編集した内容となっています【 「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」の内容目次 】
●ティーガー前期型 カラーイラスト集
●ティーガー前期型 図面集
●ティーガー前期型 写真集
●シュトルムティーガーの開発と構造【 「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」の内容について 】
■ティーガー前期型カラーイラスト集 (8ページ)
●「ティーガー 1」の登場時は、ちょうどドイツ軍の車両用の塗装がジャーマングレー単色からダークイエローをベースとした迷彩塗装へと変更した頃であり、このため部隊における迷彩が試行錯誤の状態で行われています
●そして、最初に「ティーガー 1」を受領した第502重戦車大隊では、冬季戦となったため、白色を配した冬季迷彩も実施、これにより「ティーガー 1」の「前期型」ではバラエティに富んだ塗装が見られました
●この「ティーガー 1」の「前期型」が配備された各重戦車部隊の迷彩塗装をカラーイラストで紹介、部隊マーク部分は拡大イラストが掲載され、そのデザインなどが分かり易くなっています
●掲載されている迷彩カラーイラストは
・ 第503重戦車大隊 第1中 隊第2小隊 3号車 (1943年1月 東部戦線)
・ 第505重戦車大隊 第3中隊 第2小隊 2号車 (1943年7月 東部戦線)
・ 第10装甲師団 第8中隊 3小隊 (1943年4月 アフリカ戦線)
・ SS第2戦車連隊 第8中隊 第1小隊 2号車 (1943年春 東部戦線)
・ 第502重戦車大隊 第3中隊 第1小隊 1号車 (1943年夏 東部戦線)
■ティーガー前期型図面集 (50ページ)
●前半は、「ティーガー 1」の試作車両である「VK3601(H)」「VK4501(P)」「VK4501(H)」の3種の車両の図面及び写真を掲載、テスト風景や工場での製造中のシーンが収められています
●中盤は、「ティーガー 1」の初期量産型となる「極初期型」が配備された第502重戦車大隊、第501重戦車大隊、第503重戦車大隊における写真と図面とを収録、車両によって装備品などの配置状況が異なる「極初期型」の変遷の様子を多くの図面によって解説します
●後半は、「ティーガー 1」としての仕様が定まった「前期型」の図面と配備部隊での写真を掲載、クルスク戦時における特殊な装備や、鉄道輸送時における状態などの図面も含まれています
■ティーガー前期型写真集 (20ページ)
●「ティーガー 1」の「前期型」の写真集で、「前期型」に至るまでの「VK3601(H)」「VK3601(P)」「極初期型」の写真も掲載されています
●部隊写真では、東部戦線北部に配備された第502重戦車大隊、チュニジア戦に投入された第501重戦車大隊が中心の構成となっています
■シュトルムティーガーの開発と構造 (16ページ)
●ドイツ軍では、大戦初期から歩兵砲の自走化を進め、「150mm重歩兵砲 sIG33」を装備した各種車両を開発します
●この自走砲による戦訓から大口径砲と重装甲化された車両という組み合わせは市街戦において絶大な能力を発揮することを見出し、「ティーガー 1」の車体をベースに海軍が保有していた380mmロケット砲を装備した突撃臼砲「シュトルムティーガー」が開発されます
●この突撃臼砲「シュトルムティーガー」を、開発の経緯から構造、生産状況、各部隊の配備、戦歴を解説します
●構造では、車体、走行装置、戦闘室、主砲、弾薬に区分して詳細に解説、後半にはドイツ軍が記録として撮影した戦闘室内部写真集が収録され、内部構造、砲弾の搭載方法、装填の仕組みなどが把握できる内容となっています【 「第2次大戦 ティーガー 前期型 図面集」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全96ページ / カラーイラスト19点 図面70点 モノクロ写真121点収録
●発行日 : 2014年2月1日
●ISBNコード : 4910135020247