フィアット 500 バンタイプ w/民間人
「フィアット 500 バンタイプ w/民間人 （プラモデル） (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35171 )」です
●「フィアット 500 バンタイプ w/民間人」です
●1930年代から1940年代におけるイタリアの小型乗用車「フィアット 500」の「バンタイプ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●イタリア庶民の足として愛用された「フィアット 500」の「バンタイプ」を再現、曲面で構成されたボディの後部に角型の荷台を設けた独特のフォルムを表現した内容となっています【 「フィアット 500」について 】
●ヨーロッパでは、1920年代後半から1930年代前半にかけてモータリゼーションが発達、自動車メーカーが多く設立され、自動車、トラックが生産されましたが、その普及は富裕者層がメインで、まだまだ一般的とは言えませんでした
●そこで、各自動車メーカーは1930年代中頃から大衆向けの小型車を発表、その結果益々モータリゼーションの発展が促されてました
●イタリアの「フィアット」社は、大衆車として1000ccクラスの小型車「フィアット 508 バリッラ」を1932年に発表、同車は低価格と高性能から好評を博します
●「フィアット」社では更なる販路の拡大を図って「フィアット 508 バリッラ」の廉価型として500ccクラスエンジンを搭載した「フィアット 500」を1936年に発表しました
●「フィアット 500」は、2人乗りの小型車で、569ccの13馬力のエンジンを搭載、究極の小型化と軽量化が進められましたが、車としての基本性能は維持するように設計、更には「フィアット 508 バリッラ」よりも先進的な技術も取り入れられ、耐久性と信頼性とが確保されていました
●運転者の足が収まるように、そのスペースを確保するためエンジンは前輪から突き出るように配置、ラジエターはエンジン上部に装備されるという変則的なレイアウトとなっています
●「フィアット 500」は、その低価格から大ヒット作となり、大衆へと自動車を普及させることに成功、イタリアの国民車的存在となり、1948年のマイナーチェンジ版の生産開始までに約12万2000台が生産されました
●また、小型車としての軽快さと愛らしい姿から「トッポリーノ（はつかねずみ）」という愛称が付けられ、絶大な人気を得ています
●この「フィアット 500」は、乗用車型のハードトップタイプとオープントップタイプとが中心でしたが、数少ないバリエーションとしてバンタイプも作られています
●このバンタイプでは、車体後部にボックス型の荷台が設けられており、後面には両開き式のドアが設置、乗用車型よりも多くの荷物を積むことができました
●もっとも、ベースとなった「フィアット 500」自体が2人乗りを前提としていることから積載できる重量は限られており、主に個人もしくは個人商店がその販路のターゲットとなっていました【 「フィアット 500 バンタイプ w/民間人」のキット内容について 】
●このイタリアの小型乗用車「フィアット 500」の「バンタイプ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●小型のソフトスキン車両としてブロンコモデル社製キットとしてはパーツを抑えながらも、細分化したパーツ構成と細かな彫刻を施したパーツで「フィアット 500」の「バンタイプ」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●ブロンコモデル社製「フィアット 500 トッポリーノ 乗用車 ハードトップ ＋ 女性と女児＆犬」をベースに、「バンタイプ」を再現するためにボディ部分を新規パーツへと変更、フィギュアも新たに作り起こされたものへと変更したバリエーションキットとなります
・ ミリタリーモデルのフォーマットで一般市販車である「フィアット 500」の「バンタイプ」を再現しています
●車外に立つ尼僧のフィギュア1体、男児のフィギュア1体、男性フィギュア1体の合計3体のフィギュアが付属しています
●「フィアット 500 バンタイプ」は、「シャーシ」「エンジン」「内装」「ボディ」の4ブロックで構成されています
【 ボディ 】
●ボディはフェンダー、荷台部分も含めて一体成型のパーツで再現されています
・ フロントグリル部は別パーツで再現、グリル部分のラインが繊細な彫刻で再現されています
・ エンジンフードは開閉状態を選択することが可能で、開状態としてエンジンルームを展示することができます
・ 側面ドアと後部ドアは別パーツ化され、開閉状態を選択して組立てることができます
・ ラジエターグリル部は別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーはクリアーパーツで再現しています
・ ドアのウィンドーは前部を開けた状態と、閉じた状態とを選択できます
・ ワイパーはエッチングパーツにより再現
・ 車幅ポール、フロントグリル固定具などがパーツ化
・ ヘッドライトは2パーツで構成され、ガラス部はクリアーパーツです
・ ナンバープレートはエッチングパーツで再現されています
【 エンジン 】
●エンジンは18パーツで構成され、エンジン本体の他に、ラジエター、シリンダーヘッド、冷却ファン、ファンベルトなどが細かく再現されています
【 内 装 】
●内装は、フロアパネルパーツをベースとして座席、運転装置、メーターパネルなどを取り付ける構成となっています
・ 座席は各1パーツで再現
・ ハンドル、変速レバー、各ペダルがパーツ化
・ 各メーター部分を再現するデカールが付属しています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、前輪のアーム部分も含めて一体成型となっています
・ 前輪のリーフ式サスペンションは取り付け基部も含めて一体成型、後輪のサスペンションは各1パーツで構成
・ 後部のディファレンシャルは3分割式
・ 前輪のステアリングアームは3パーツで構成され、前輪のステアリングは任意の角度で固定することができます
【 タイヤ 】
●タイヤは一体成型のパーツでトレッドパターンも再現、ハブキャップ部は別パーツとなっています
【 フィギュア 】
●尼僧のフィギュア1体、男児のフィギュア1体、男性フィギュア1体の合計3体のフィギュアが付属しています
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、尼僧のフィギュアのスカート部分は前後分割式、ベールは別パーツとなります
【 各フィギュアのポージングと服装について 】
●尼僧のフィギュアは、立った姿で片手で男児の手を握っているポーズ
・ 服装は、カトリックの尼僧としての正装を着用した姿となります
●男児のフィギュアは、片手で尼僧の手を握り、もう一方の手をポケットに入れているポーズです
・ 服装は、セーターの半ズボンを着用、ソックスを履いた姿です
●男性のフィギュアは、両手で牛乳缶を持ち上げようとしているポーズとなっています
・ 服装は、シャツに作業用のズボンを着用、ベレー帽を被った姿です
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 牛乳缶 ×4
●各ウィンドー、ヘッドライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属
●ナンバープレート、フロントグリルの固定具、ワイパー、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「フィアット500 バンタイプ」の民間用2種（ワインレッド、グレー）、ドイツ軍仕様1種（3色迷彩）の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレートを再現したデカールが付属しています
・ ナンバープレートは0～9の数字も複数用意され、これを組合せて任意のナンバープレートを再現することが可能です
●2014年 一部新金型
