三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型
「三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 (プラモデル) (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ No.JT043 )」です
●日本海軍の傑作戦闘機「三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
【 三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT43) プラモデルの内容 】
■ 機体胴体
●「零式艦上戦闘機21型」の機体胴体部は左右分割のパーツで構成、機首カウル部、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化したパーツ構成となっています。
・ 垂直尾翼は機体胴体パーツと一体成型化、主翼と機体胴体の接続は主翼下面パーツを軸にして機体胴体に接着剤塗布面を設けて対応しています。
●機首前部の7.7mm機銃の銃身部を別パーツ化して再現しています。
■ エンジン・カウリング・プロペラ
●「栄12型」エンジンを格納した「零戦21型」のカウリング形状を再現。
●「栄12型」エンジンは4層に分割したパーツで再現。
●カウリング部はカウルフラップを含めた一体成型化したパーツで再現。
・ カウリングフラップは閉じた状態を再現しています。
・ 上部に配置した排気管のみを別パーツ化して再現しています。
●3翅のプロペラはワンピースのパーツで再現、プロペラブレードを基部とスピナーで挟み込むパーツ構成となっています。
・ プロペラはエンジン内部の受軸に差し込む形式、完成後も可動させる事が可能です。
■ 降着装置
●主脚部は脚柱、タイヤ、左右の脚カバーをそれぞれ独立したパーツで再現、「駐機状態」を再現しています。
・ タイヤは一体成型のパーツで再現。
・ 尾輪部は脚柱・タイヤを含めた一体成型のパーツで再現しています。
・ 着艦フックは別パーツ化して再現しています。
●主脚格納庫は、主翼下面パーツと一体成型化して再現しています。
■ コクピット
●キャノピーはクリアパーツで再現、3ピースに分割したパーツになっており、開閉状態を選択して組み立てることができます。
・ キャノピーフレームはクリアパーツ上に非常に繊細な凸モールドで再現しています。
●コクピット部は独立したブロックで構成、コクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形となっています。
・ コクピット内は、操縦席、計器盤、98式射撃照準器、操縦桿などのレバー類、フットペダル、7.7mm機銃尾部、内壁、隔壁を別パーツ化して再現、コクピット内部の精密な仕上がりを演出することが可能です。
・ 計器盤パネル上のメーター類は付属のデカールで再現、パーツ表面にもメーター類をモールド化していますので細かく塗り分けることもできます。
・ 照準器など一部はクリアパーツで再現しています。
■ 零式艦上戦闘機21型 機外装備
・ 320リットル入り増槽 ×1
【 三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT43) 塗装・マーキング 】
●組立説明書内に3種の機体マーキング例がモノクロで記載しています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。
・「零式艦上戦闘機 21型」の機体各部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。
●マーキング・塗装図。
・ 空母翔鶴 戦闘機隊 帆足工大尉搭乗機 (EI-111)
・ 空母加賀 第1中隊第11小隊1番機 志賀淑雄大尉搭乗機 (AII-105)
を再現できるほか
・ 空母赤城 戦闘機隊 (AI- )
・ 空母蒼龍 戦闘機隊 (BI- )
・ 空母翔鶴 戦闘機隊 (EI- )
・ 空母加賀 戦闘機隊 (AII- )
・ 空母飛龍 戦闘機隊 (BII- )
・ 空母瑞鶴 戦闘機隊 (EII- )
が記載されており、このうち1種を選択して再現することが可能です。
●マーキング例に応じたデカールが付属。
・ マーキング例に日の丸、胴体帯、機体番号、機体表記、主翼表示線などのステンシル類などを再現したデカールが付属しています。
【 三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT43) パッケージ内容 】
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立説明書 ×1
【 三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 (ハセガワ 1/48 飛行機 JTシリーズ JT43) 製品仕様 】
●プラスチックモデル組立キット
●「零式艦上戦闘機 21型」のパーツ数 : 69
●製品素材 : PS
●パーツ成型色 : ライトグレー
●「零式艦上戦闘機 21型」の完成時のサイズ
・ 全長:約187mm
・ 全幅:約250mm
●日本製
【 三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 21型 について 】
●零式艦上戦闘機は日本海軍の主力戦闘機として活躍した戦闘機です。
●運動性能が抜群で、火力、速力等も当時の艦戦の水準を超え、 陸上戦闘機すら凌ぐものでした。
●三菱、中島の両社に96艦戦に次ぐ主力艦上戦闘機として、12試艦上戦闘機の計画要求書が交付されたのは 昭和12年10月5日のことでした。
●三菱は堀越二郎技師を設計主務者として設計を開始しました。
●堀越技師は96艦戦で培った技術をもとに、 重量や抵抗の軽減等、さらに踏み込んだ設計をしました。
●また、恒速プロペラ、引込脚、分割構造、水滴型密閉式風防、 流線型落下増槽、クルシー無線帰投方位測定装置などの採用、 ESD(超ジュラルミン)の使用、20mm機関砲の翼内装備等の 新しい試みが盛り込まれ、12試艦戦(A6M1)1号機は 瑞星13型(離昇出力780馬力)を搭載して完成しました。
●初飛行は14年4月に行われ、1号機は社内テスト中に 491km/hを超える速度を記録し良好な成績を収め、 その後、プロペラを2翅から3翅へ換装、 昇降舵操縦装置の鋼性低下等の小改修を加え、 9月に海軍へ引渡され審査が開始されました。
●テスト開始直後に、発動機を栄12型(離昇出力940馬力)に 換装し尾翼配置を変更した3号機以降の増加試作機を A6M2と呼ぶことが決定し、審査中に空中分解事故があったものの、 素性の良い飛行機であることが認められ、 A6M2は零式1号艦上戦闘機1型として正式採用されました(昭和17年に零式艦上戦闘機11型・A6M2aと改称)。
●A6M1に比べ栄12型装備のA6M2は全長が270mm、 自重が19kg増加しましたが、最高速度は533.4km/hに 向上しています。
●11型は計64機作られ、現地部隊の要請により 正式採用前から中国戦線へ送られました。
●11型は陸上戦闘機として使われた為、艦戦としての艤装は されてません。
●また、陸上戦闘機として使われた11型の翼端には 折り畳み機構が無かったので、空母上での取扱を容易にする様に、 67号機以降の機体は翼端を50cmずつ折り畳む機構を追加しました。
●さらにクルシー無線帰投方位測定装置や着艦フック等の 艦戦としての艤装を施し、零式1号艦上戦闘機2型 (後に零式艦上戦闘機21型・A6M2bと改称)として 採用されています。
●これらの零戦は熟練搭乗員に操られ、 各地の戦線で無敵とも思える強さを発揮しました。
●データ
乗員:1名
全幅:12.00m
全長:9.060m
全高:3.570m
最大速度:533.4km/h(4,300m)
エンジン:「栄」12型
離昇出力940hp