ドイツ 戦車搭乗兵 (1942-1945)
「ドイツ 戦車搭乗兵 (1942-1945) (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35634 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の歩兵(擲弾兵)4体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「戦車の跨乗」について 】
●第2次世界大戦時、完全に機械化が行われたのはアメリカ軍とイギリス軍のみで、そのアメリカ軍、イギリス軍も不整地を走破する際などにはトラックよりも戦車に跨乗する方法が行われました
●完全に機械化を行われなかったドイツ軍は、戦車に跨乗して移動することが頻繁に行われ、第2次世界大戦では戦車は歩兵を輸送する車両としても広く用いられることとなりました
・ 当時の戦車は、自重が20t~40t程度(軽戦車を除く)で、装備、弾薬を含めた歩兵が多く跨乗すると少なからず機動性能の低下を招きましたが、戦車にとって歩兵の「目」の存在は大きく、好んで歩兵を跨乗させています
●もっとも、この戦車への跨乗は、あくまでも戦場へのタクシー代わりであり、一旦戦闘に突入すると戦車は大きな的となり、装甲によって跳弾した弾は生身の人間にとって致命傷となりかねず、戦場に入る前に歩兵は戦車から降りて散開しました
●また、上記と同じ理由から戦車を盾にする行為はほとんど行われず(歩兵が後ろに付いていると、戦車は思うように動くことや後進が不可能となる)、一定の距離を保った位置に展開し、戦闘時には相互で支援を行う戦術を採っています
●しかし、ソ連軍では歩兵を戦車に跨乗させたまま戦闘を行う「タンク・デサント」という戦術を採用、この戦術により機動力に富んだ作戦展開を行うことが出来ましたが、跨乗した歩兵の損害は極めて大きく、兵員数に余裕があり、機械化が進んでいなかったソ連軍でしか行えなかった戦術とも言えます【 「ドイツ 戦車搭乗兵 (1942~1945)」のキット内容について 】
●この第2次世界大戦時におけるドイツ軍の歩兵(擲弾兵)を再現したプラスチックモデル組立キットです
●高いフィギュア造形力を持つICM社によりドイツ軍の歩兵を再現、表情豊かな顔の造形、汎用性の高いポージング、質感ある服の皺の表現、細部のディテールなどフィギュアとしてハイレベルな内容となっています
●キットは、戦車跨乗中の歩兵が表現されていますが、特定の車両限定ではなく、そのポージングも立った姿勢や片膝を付いた姿勢も含まれており、車両に乗せるフィギュアとしてだけではなく、様々なシーンに使用できる高い汎用性を持っています
●フィギュアは、戦場付近ながらも若干リラックスした姿となっていますので、進撃時や後退中の車両や、戦線やや後方におけるシーンに適しているでしょう
●フィギュアの内訳は、下士官2体、機関銃手1体、小銃手1体の合計4体です
●服装は、個別に異なっており、大戦中期以降におけるドイツ国防軍兵士の代表的な服装が表現されています
・ 各フィギュアの服装は、下記を参照して下さい
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目やスモックの紐などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成です【 「ドイツ 戦車搭乗兵 (1942-1945)」のフィギュアのポージングについて 】
●下士官のフィギュアの1体は、立った姿勢でサブマシンガンを両手で持っているポーズ
・ 服装は、「M36野戦服」にサスペンダーを着用、短靴にレギンスを履き、略帽を被った姿です
・ この服装は1943年頃から見られた姿となります
●下士官のフィギュアの1体は、車両上に座り、肩から下げたサブマシンガンのスリングベルトを片手に持っているポーズ
・ 服装は、「M36野戦服」にサスペンダーを着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
・ この服装は、基本的に大戦初期のタイプとなりますが、大戦後期にも着用例が見られます
●機関銃手のフィギュアは、車両上に腰を降ろして、両手で機関銃を持っているポーズ
・ 服装は、野戦服の上から「迷彩スモック」を着用、短靴にレギンスを履き、ヘルメットを被った姿です
・ この服装は、1943年頃から見られた服装となります
●小銃手のフィギュアは、片膝を付いた姿勢で、杖のように片手でライフルを持っているポーズ
・ 服装は、野戦服の上から「迷彩スモック」を着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
・ この服装は、大戦中期頃から見られた服装となります
【 付属している装備品類 】
・ MG42機関銃 ×1
・ MP40サブマシンガン ×2
・ モーゼル Kar98k ライフル ×1
・ ヘルメット ×3
・ MP40サブマシンガン用マガジンポーチ ×3
・ ライフル用マガジンポーチ ×2
・ 機関銃弾薬箱 ×1
・ ガスマスクケース ×4
・ 水筒 ×4
・ 機関銃工具入れ ×1
・ 雑嚢 ×4
など
【 「ドイツ 戦車搭乗兵 (1942-1945)」のパッケージ内容 】
・ フィギュア ×4体
・ フィギュアの装備品類一式
●2014年 完全新金型 (同じ箱絵を使用したNo.35311のキットとは異なる金型となります)