シルバー (銀) (N-8)
「シルバー (銀) (N-8) (塗料) (GSIクレオス 水性カラー アクリジョン No.N-008 )」です
・ 品番 : N-8
・ 色 : シルバー (銀) (基本色)
・ ツヤ加減 : メタリック
・ 内容量 : 10ml
●アルミ系の色調ををイメージした、基本色のシルバー (銀)
【 シルバー (銀) (N-8) (GSIクレオス 水性カラー アクリジョン N-8) の使用について 】
●誰でも安全に、周囲にも配慮した塗装環境の実現を目指した新世代のエマルジョン系水性塗料が「アクリジョン」です。
●「水性ホビーカラー」に比べ有機溶剤の含有量を80パーセント削減、また、悪臭防止法に抵触しない有機溶剤を使用していますので、溶剤特有の臭いがほとんどせず、部屋の中で臭いを気にすることなく塗装を行うことができます。
●「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」は筆塗りでもエアブラシでも、どちらでも使用することができます。
●「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」の希釈(薄め)は
筆塗り : 筆に溶剤を含ませる程度、もしくは塗料瓶の濃度のままご利用下さい
エアブラシ塗装の場合 : 塗料「3」に対しうすめ液「1」が目安になります (詳しくは下記をご参照下さい)
・ 希釈濃度はひとつの目安ですので、気温・湿度だけでなく、塗りやすさ、発色の好みがございますので、各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい
●塗料の希釈・洗浄には、「水」もしくはアクリジョン専用の「溶剤」「クリーナー」をご利用下さい。
・ 完全乾燥前は水溶性ですので、筆やエアブラシ等のツール類は「水」で洗うことができます
・ 塗料が乾燥すると水では洗い落とせませんので、アクリジョン専用の「クリーナー」もしくは「Mr.ツールクリーナ 改」を使用して下さい
< 溶剤 (薄め液) >
・ 水性カラー アクリジョン 専用うすめ液 (中)
・ 水性カラー アクリジョン 専用うすめ液 (大)
・ 水性カラー アクリジョン エアブラシ用 うすめ液
< 洗浄 >
・ 水性カラー アクリジョン 専用ツールクリーナー (中)
・ 水性カラー アクリジョン 専用ツールクリーナー (大)
・ Mr.ツールクリーナー 改
・ Mr.ツールクリーナー 改 (特大)
●「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」塗装後の「完全」乾燥までの時間は「Mr.カラー」と比べると時間がかかりますが「水性ホビーカラー」よりも早いです。
・ アクリジョンの「完全」乾燥は「1日」を目安にして下さい (GSIクレオス推奨)
・ ただし、塗装した後のアクリジョンの「表面」は、塗装直後からすぐに乾燥していきますので、その分筆ムラができやすくなっています
●「アクリジョン」は「Mr.カラー」や「水性ホビーカラー」と比べると、下地の色を隠す「隠ぺい力」は強くありません。
・ 「ホワイト系」「イエロー系」のアクリジョンは1回塗りでは下地が透けてしまいますが、これを利用して、ホワイトの下地を作った上に水彩絵の具で描くような使い方もできます
●「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」を調色する場合には「アクリジョン」同士を混ぜ合わせることを推奨します。
・ 「水性ホビーカラー」「Mr.カラー」などの塗料と混ぜることは出来ません
●「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」の「光沢」を「半光沢」「つや消し」へと色調を変えたい場合
・ 「半光沢」にしたい場合 : 「つや消し剤 フラットベース (N-40)」を「5~10パーセント以上」
・ 「つや消し」にしたい場合 : 「つや消し剤 フラットベース (N-40)」を「10~20パーセント以上」
をアクリジョンに混ぜ、よく攪拌してから塗装して下さい。
●完全乾燥後の「アクリジョン シルバー (銀) (N-8)」への重ね塗り。
・ アクリジョンの上
「Mr.カラー」「水性ホビーカラー」「エナメル塗料」など「プラモデル用の塗料」であれば全ての塗料を使用できます
「水性トップコート」「スーパークリヤー」などによるオーバーコートも可能です
・ アクリジョンの下
「水性ホビーカラー」「他社水性カラー」が下地の上に「アクリジョン」で塗装することは出来ません
【 シルバー (銀) (N-8) (GSIクレオス 水性カラー アクリジョン N-8) の製品仕様 】
●商品名 : 水性カラー アクリジョン シルバー (銀) (N-8)
●内容量 : 10ml
●塗り面積 : 0.15平方メートル (2回塗り)
●品名 : 水性アクリル樹脂塗料
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、水、有機溶剤
●用途 : プラモデル、各種模型、工作ほか
●適応素材 : スチロール樹脂、ABS、アクリル、塩化ビニール樹脂、木、石膏
●日本製
●ABS素材のパーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい。
【 「水性カラー アクリジョン」の概要 】
●「水性カラーアクリジョン」は、これまでの模型用塗料とは異なる新しい水性塗料です。
●「水性ホビーカラー」よりも、さらに安全性に配慮した水性塗料、「アクリジョン」は従来の水性塗料で問題だった乾燥時間の遅さや塗膜の弱さ、有機溶剤による臭いの問題を解決し、安全と塗装環境の改善を目指した、新世代のエマルジョン系水性塗料です。
●気になる溶剤臭もなく、また水性系なのにエアブラシ塗装にも適した塗料に調整され、塗装後の筆やエアブラシなどの道具は、乾燥前なら水洗いが可能です
・ 乾燥後はアクリジョン専用ツールクリーナーで洗浄してください。
【 「水性カラー アクリジョン」の特徴 】
●主な特徴は
・低溶剤化・・・水性ホビーカラーと比較して有機溶剤を80%カット
・低臭化 ・・・無臭ではありませんが、今までのような溶剤臭がしません
・乾燥速度アップ・・・水性塗料ですが、乾燥速度を格段に向上しております
・塗膜硬度アップ・・・乾燥後の塗膜強度が向上しております
・上塗り塗装可能・・・完全乾燥後は、Mr.カラーや水性ホビーカラーの塗装が可能です
・非危険物化・・・これまでの模型用塗料と異なり、非危険物扱いとなります
●また、完全乾燥前は水溶性なので、筆やエアブラシなどのツール類を水で洗うことが可能です。乾燥後は専用ツールクリーナーを使用してください。
・ アクリジョンで汚れた水は、そのまま流しに流さないでください、「Mr.カラー」「水性ホビーカラー」同様の処理をお願いします。
・ ボトルキャップや画像で見る色見本は実際の色味と異なる場合がございます、参考程度にお使いください。
●「ABS樹脂」パーツについて: 「Mr.カラー」「水性ホビーカラー」「各種マーカー」などに比べて影響は出にくくなっています。
・ ただし、負荷のかかる箇所、薄いパーツなどに対しての塗装にはご注意ください。
【 水性カラー アクリジョン 使用にあたって 】
●アクリジョン 作業性上のメリット
・ 水性塗料でありながら「Mr.カラー」に近いスピードで指触乾燥(触れるくらいの乾燥)をします(完全乾燥には時間がかかります)。
・ 乾燥後のべた付きを解消し、完全乾燥後は「Mr.カラー」と同等の塗膜強度を実現しました。
・ 従来の塗料と異なり、プラの表面を溶かすのではなく、貼りつくことにより定着しますので、プラなどの表面を侵しません。
・ 「対ABS」への影響も大幅に軽減されました(完全に無影響ということではありませんのでご注意ください)。
・ アクリジョンの上塗りに「Mr.カラー」「エナメル」「水性カラー」などプラモデル用の塗料であれば全ての塗料を使用できます。
・ 「水性トップコート」「スーパークリヤー」などによるオーバーコートが可能です。
・ 従来は常時換気の必要がありましたが、アクリジョンでは、適宜換気していただきます(顔料が飛散するので、マスク装着は他の塗料同様におこなってください)。
・ 道具(筆、エアブラシ、塗料皿など)の洗浄は、塗料が固まる前であれば水での洗浄が可能です。
・ 塗料が固まった場合は、専用ツールクリーナー、もしくはMr.ツールクリーナ改での洗浄となります。
・ 専用ツールクリーナーはMr.ツールクリーナー改に比べ溶剤臭が大幅に減少しました。
・ 専用ツールクリーナーで使用している有機溶剤は、アクリジョンと同じ有機溶剤を使用しているので、臭いがほぼ気になりません、また、水性ホビーカラー、Mr.カラーなどにも使用できます。
・ ただし、有機溶剤の含有率がアクリジョンに比べ高い為、危険物扱いであり、使用時は換気が必須です。
●アクリジョン 作業上のデメリット
・ 完全乾燥までの時間は、Mr.カラーに比べると時間がかかります(完全乾燥までには、1日が弊社推奨となります)。
・ エアブラシでの塗料の希釈比がシビアになりました(弊社推奨は、塗料3:うすめ液1)。
・ 光沢やクリアカラーに関しては、塗料5に対してうすめ液1~0.5のほうが液ダレがしにくくなっています。
・ ただし、うすめ液が少なすぎると、ノズルに塗料が固まる場合もありますので、ご注意ください。
・ また、希釈しすぎると液ダレが発生する、もしくは塗装面がなかなか乾燥しなくなりますのでご注意ください。
・ 同様に、オイル落としや、ウォッシングを専用うすめ液で行ってしまうと、表面が乾燥しにくいなります。
・ 塗料ごとに希釈比が大きく異なる特性があります。
・ 隠ぺい力が強くありません、特に黄色などの色は顕著ですので白色などの上からの重ね塗りを推奨します。
・ 筆ムラが出やすいです。
・ エアブラシが詰まりやすくなっております(乾燥が速いため)。
・ 道具の洗浄が不十分だと、塗料が固まったあとの洗浄に時間がかかることが想定されます。
・ エアブラシで使用後、洗浄が不十分だとニードルパッキン内の塗料が固まってしまい、次に使用する場合に、ニードルが固まってしまう場合もございます。
●アクリジョン デメリットの解消方法
・ 硬化時間の短縮に関しては、乾燥器などを利用することで、乾燥時間の短縮が可能です。
・ エアブラシの希釈に関しては、個々カラーに希釈に慣れが必要であるという認識を持ってご使用ください。
・ ウォッシングなどを行う場合は、アクリジョンで行った場合には水を使用し、エナメルで行った場合はエナメル用のうすめ液で行ってください(アクリジョン専用うすめ液では行わないようご注意ください)。
・ エアブラシの詰まりや道具の洗浄に関しては、洗浄終了後にアクリジョン専用うすめ液で仕上げを行ってください。
・ エアブラシの場合は、洗浄後にうすめ液をカップに入れ、押しボタンを引いて、ニードルを細かく前後させることによりニードルパッキン内で塗料が固まることを防ぐことが出来ます。
・ アクリジョン専用うすめ液がリターダーとしての特性ももっております。そのメリットを生かした道具洗浄を推奨いたします。
●アクリジョン使用上の注意
・ アクリジョンは「水性ホビーカラー」「Mr.カラー」などの塗料と混ぜることは出来ません。
・ 専用うすめ液は「水性ホビーカラー」「Mr.カラー」などの塗料に使用することは出来ません。
・ エアブラシでの塗装時、水で希釈することも可能ですが、水だと乾燥速度が速すぎて詰まることがございます、アクリジョン専用うすめ液をご使用ください。
・ 重ね塗りに関しては水性ホビーカラー及び他社水性アクリル塗料の上から塗装することは出来ません、上塗りのアクリジョンの表面が伸縮し、乾燥したアクリジョンの塗料膜にひび割れが入る恐れがあります。
・ 顔料が飛散する為、マスクの着用と適宜換気を行ってください。
・ 安全性は大幅に向上していますが、完全に安全ではないため、誤飲、誤食にはご注意ください(絵の具と同等)。
・ 廃液などの廃棄方法は、絵の具と同じ廃棄方法を各自治体に確認し廃棄してください。
・ 基本的にはMr.カラー、水性ホビーカラーの廃棄方に則ってください。
【 水性カラー アクリジョン まとめ 】
・ 数値や特徴を踏まえますと「アクリジョン」は「Mr.カラー並み」の性能となっておりますが、アクリジョンは今までの塗料と、希釈方法や、塗料の定着の仕方、道具の洗浄方法などで大きく異なります。
・ 模型製作は、「慣れ」が作品の完成度を左右させる重要な要因です。
・ アクリジョンに慣れるまでには、時間がかかりますし、デメリットにも記載しましたが、隠ぺい力の弱さや、筆ムラが出やすいなど、「Mr.カラー」や従来の「水性ホビーカラー」に対し劣っている部分もございます。
・ しかしながら、隠ぺい力や筆ムラなどのデメリットを補っても余りある、安全性や低臭気性能、塗膜の強さなど、メリットも多く含んでおります
・ 今よりも多くのユーザー様に、安心して模型製作、塗装を行っていただける塗料でございますので、一人でも多くのユーザー様に正しい情報をご理解いただけますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。