ロシア Shch級 潜水艦 V型
「ロシア Shch級 潜水艦 V型 (プラモデル) (AVIS 1/350 艦船モデル No.AVM9311 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連海軍の小型潜水艦「Shch級(SC型)」の「5型」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●1930年代に建造され、主に沿岸哨戒任務に使用された小型潜水艦「Shch級(SC型)」の「5型」を再現、船体に不釣合いの大きな艦橋構造物を持つ特徴的なシルエットを表現した内容となっています
【 ロシア 「Shch級(SC型) 5型 潜水艦」について 】
●ソ連では、ロシア帝国時代には有力な海軍力を誇っていましたが、日露戦争による海戦の敗北とロシア革命の混乱とで、その保有戦力は極めて弱小となってしまいます
●また、海軍力の整備は艦艇の建造に多くの費用と日数を必要とすることや、隣接する国が地続きであったことから大規模な海軍力を持つ必要もなく、ソ連は海軍を沿岸防御を目的とした小型艦艇を中心とした編成とする方針を決定します
●この決定に基づいて、1932年から1938年に86隻建造された排水量600tクラスの小型潜水艦が「Shch級(SC型)」です
●この「Shch級(SC型)」は、沿岸防御用としてだけではなく、一定の通商破壊能力と偵察任務なども行うことから、小型の潜水艦としては雷装が強力で、魚雷発射管が前部に4基、後部に2基が装備されていました
●ただし、甲板上の武装は機関砲しか搭載しておらず、砲火力の火力不足は否めませんでした
●「Shch級(SC型)」は、建造途中の設計変更から「3型」「5型」「5型bis」「5型bis2」「10型」「10型bis」という6タイプに区分されています
●「Shch級(SC型)」は、バルト海、黒海、そして極東方面に配備されて哨戒等の任務に従事、枢軸国軍側艦艇との交戦も行われ、86隻中35隻が戦没しています
【 「ロシア Shch級 潜水艦 V型」のキット内容について 】
●このソ連海軍の小型潜水艦「Shch級(SC型)」の「5型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーとして素朴なディテール表現と、細部に関してはエッチングパーツを多用することにより小型潜水艦「Shch級(SC型) 5型」を再現した内容となっています
●喫水線以下も再現されたフルハルモデルです
●小型潜水艦「Shch級(SC型) 5型」の船体は左右分割のパーツ構成、これに上甲板、艦橋構造物、昇降舵などを取り付ける構成となっています
・ 船体側面には上部の排水口と魚雷発射管扉が凹凸あるモールドで再現されています
・ 船首、船尾の昇降舵、船尾の水深軸、主舵は別パーツで、スクリューはエッチングパーツで再現されています
・ 船首に装備されるワイヤーカッターはエッチングパーツで再現
●上甲板はエッチングパーツで、グレーチングのパターン、各種ハッチ台座などがパーツ上のモールドで再現されています
●艦橋構造物は左右分割のパーツで構成、艦橋甲板、機銃座の甲板はエッチングパーツで再現しています
・ 艦橋部の窓は凹モールドで再現
・ 潜望鏡は個別にパーツ化
・ 機銃座の手摺りはエッチングパーツにて再現
・ 艦橋構造物に装備される機関砲(×2)が別パーツ化されています
●付属しているエッチングパーツの内容は
・ 上甲板
・ 艦橋甲板
・ スクリュー
・ アンテナ
・ 機銃座の手摺り
・ ボラード
・ ワイヤーカッター
・ 上甲板のハッチ類
・ 主錨
など、となっています
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
【「Shch級(SC型) 5型」の塗装とマーキング 】
●小型潜水艦「Shch級(SC型) 5型」のマーキングとして、ソ連海軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 「Shch-307」 (バルチック艦隊 / 1941年6月)
・ 「Shch-311」 (バルチック艦隊 / 1939年12月)
・ 「Shch-121」 (太平洋艦隊 / 1936年)
●説明書の塗装例に基づく、艦番表示、ソ連海軍旗などを再現したデカールが付属しています
●MicroMirブランド : MM350011
【 「ロシア Shch級潜水艦V型」のパッケージ内容 】
・ ソ連海軍潜水艦 Shch級(SC型) 5型 ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
・ デカールシート ×1枚
●2014年 完全新金型(AVIS社製「ロシア Shch級 潜水艦 X型 & Xbis型」と同時発売)