イタリア da100/17 Mod.16 100mm榴弾砲
「イタリア da100/17 Mod.16 100mm榴弾砲 (プラモデル) (IBG 1/35 AFVモデル No.35028 )」です
●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の榴弾砲「100mm榴弾砲 da 100/17 1916年型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●原型は古いものの第2次世界大戦時のイタリア軍の主力榴弾砲として、そしてイタリア休戦後はドイツ軍によって使用された「100mm榴弾砲 da100/17 1916年型」を再現、大型の防盾と箱型の砲脚を備え、火砲としてはシンプルな造りを表現した内容となっています
●IBG社製「シュコダ vz.14/19 100mm榴弾砲」のバリエーションキットで、防盾、タイヤ、砲脚の一部がイタリア軍仕様へと変更されています
【 「イタリア da100/17 Mod.16 100mm榴弾砲」について 】
●「100mm榴弾砲 da100/17 1916年型」の原型となる「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1914」は、オーストリア・ハンガリー帝国の火砲としてチェコ(当時は帝国の一地方)の「シュコダ」社で1914年に開発されました
●この「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1914」は、山岳地で用いる榴弾砲として設計され、同口径の火砲としては軽量でシンプルな造りとなっていました
●「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1914」は、オーストリア・ハンガリー帝国軍の火砲として第1次世界大戦で使用、1916年には改良型となる「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1916」が登場します
●第1次世界大戦の敗北によりオーストリア・ハンガリー帝国は解体され、連合軍として参戦していたイタリア軍は戦利品として「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1916」を獲得しました
●また、この「シュコダ 100mm榴弾砲 Vz.1916」をライセンス生産する権利も獲得、「100mm榴弾砲 da100/17 1916年型」として生産し、第2次世界大戦時に使用しました
●また、1943年にイタリアが休戦すると「100mm榴弾砲 da100/17 1916年型」はドイツ軍で使用、基本設計が古いことからさすがに第1線部隊での使用は限られましたが、2戦級部隊を中心に広く運用されました
【 「イタリア da100/17 Mod.16 100mm榴弾砲 」のキット内容について 】
●このイタリア軍の榴弾砲「100mm榴弾砲 da 100/17 1916年型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーとして一見すると素朴な印象を与えるものの、リベットなどの繊細なモールドとパーツ数を抑えた構成により、メカニカルながらもシンプルな構造を兼ね備えた「100mm榴弾砲 da 100/17 1916年型」を再現した内容となっています
●「100mm榴弾砲 da100/17 1916年型」は、「砲身部」「砲脚」「防盾」の3ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身は、金属製砲身とプラパーツとが付属、選択して使用します
・ プラパーツの砲身は上下分割式です
・ 砲尾は2パーツで構成され、閉鎖器は別パーツです
・ 揺架は上下及び先端部の3パーツで構成され、下部パーツは湾曲した形状の特徴ある構造を再現
【 砲 脚 】
●砲脚は、縦方向のフレームと横方向のフレームを組み合わせる方式となっています
・ 砲架部分は左右分割式です
・ 砲脚後部の駐鋤は4パーツで構成、垂直方向部にはパンチング状に開口処理されています
・ 砲手席、操作ハンドル、平衡器などがパーツ化
●タイヤは左右分割式で、トレッドパターンが再現
【 防 盾 】
●防盾は、上部と左右下部の3パーツで構成
・ 防盾は薄く成型され、表面と裏面のリベットなどがモールドされています
【 塗 装 】
●説明書には「100mm榴弾砲 da 100/17 1916年型」のイタリア軍仕様(北アフリカ戦線)となる1種類の塗装例が記載されています
●2014年 完全新金型 (IBG社製「シュコダ vz.14/19 100mm榴弾砲」と同時発売)