零戦22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.)
「零戦22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.) (プラモデル) (SWEET SWEET デカール No.14-D029 )」です
●「零戦 22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.)」です
●太平洋戦争中期における帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 22型」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット
・ 灰緑色をベースとして濃緑色による格子状のパターンが描かれた「零式艦上戦闘機 22型」の応急迷彩の機体を再現しています
●格闘戦能力を重視した「零式艦上戦闘機」シリーズ本来の姿としてその性能の頂点に立った「零式艦上戦闘機 22型/22型甲」を再現、流れるようなデザインの機体に大馬力エンジンを収めたカウリングを持つ、迫力と優雅さを兼ね備えたフォルムを表現した内容となっています
【 「零式艦上戦闘機 22型」について 】
●1942年夏、太平洋南方の最前線に「零式艦上戦闘機 21型」の後継となる「零式艦上戦闘機 32型」の投入が開始されました
●この「零式艦上戦闘機 32型」は、最高速度と高高度性能が向上し、その空中戦能力は高く評価されましたが、翼端を切り詰めたことによる燃料タンクの減少とエンジンの馬力向上による燃費の低下から「零式艦上戦闘機 21型」と比べると航続距離が低下していました
●しかし、この「零式艦上戦闘機 32型」が投入されたのは日米双方がガダルカナル島を巡って激戦を繰り広げていた頃であり、帝国海軍の南方における最大の航空基地「ラバウル」からガダルカナル島へと長距離での攻撃時は航続距離の長い「零式艦上戦闘機 21型」でもギリギリの距離で、「零式艦上戦闘機 32型」は攻撃に参加できない事態になってしまいます
●航続距離性能を含め「零式艦上戦闘機 32型」自体の性能は決して悪いものではありませんでしたが、このガダルカナル島での事態から後継機の開発が急がれ、発動機は「零式艦上戦闘機 32型」と同じ「栄 21型」を搭載し、機体形状を「零式艦上戦闘機 21型」と同じとした「零式艦上戦闘機 22型」が1942年末に開発されます
●この「零式艦上戦闘機 22型」では、機体形状が「零式艦上戦闘機 21型」と同じとなったために翼端の折り畳み機能が復活、「零式艦上戦闘機 32型」よりも若干速度性能が低下しましたが、航続距離は「零式艦上戦闘機 21型」と同等程度となっています
●「零式艦上戦闘機 22型」は、軽量な機体に大馬力エンジンを搭載する格闘戦用の戦闘機というコンセプトで造られた「零戦」シリーズの頂点を極めた形式であり、その格闘戦能力は他国の戦闘機が及ばないものでした
●しかし、アメリカ軍では格闘戦能力の高い「零戦」シリーズに対抗するために、空中戦では一撃離脱による戦闘方式を徹底するようになり、「零式艦上戦闘機 22型」はその優れた性能を誇示しながらも苦しい戦いを強いられたのです
■零戦22型第251航空隊の応急迷彩について
●ラバウルに展開していた台南航空隊は1942年11月1日付けで第251航空隊と改称となり、11月中旬には消耗した戦力回復の為に本土に帰還し練成に努めました
●再建した第251航空隊は1943年5月、新機材の「零式艦上戦闘機 22型」でラバウルへ再進出します
●ラバウル進出時は全面灰緑色の機体塗装でしたが、到着直後に通称応急迷彩塗装と言われるスプレーガンを使用して暗緑色を荒々しく吹き付ける迷彩塗装が施されています
●格子模様の珍しい機体は、胴体に台南航空隊時代の名残の斜めの白帯2本が描かれ、垂直尾翼にも長機標識の横線1本が記入されており、戦闘機隊分隊長の大野竹雄中尉の機体と推定されています
【 「零戦 22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.)」のキット内容について 】
●この帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 22型」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです
●SWEET社のリサーチ力と実機への深い造詣、そして高い成型技術によって「零式艦上戦闘機 22型」を再現、機体のフォルムを捉えながら1/144のスケールに沿ってパネルラインや動翼のラインなどが高い精度と表現力によって再現された内容となっています
●ミニスケールながら表面の彫刻、ディテール表現は「零戦22型」の特徴を良く捉えて極めてシャープに再現、パーツ構成は組み立てが苦にならないよう適度に抑えられたパーツ数となっており、手のひらに収まるサイズで「零式艦上戦闘機 22型」の精巧な「ミニチュア」の姿を気軽に楽しむことができます
●マーキングとして、第251航空隊の大野竹雄中尉搭乗機を再現したカルトグラフ社製のプリントによるデカールが付属、、灰緑色をベースとして濃緑色による格子状のパターンが描かれた「零式艦上戦闘機 22型」の応急迷彩の機体を再現します
・ この1/144スケールにおける格子模様の迷彩塗装はパターンが細かく、上級者向けのキットとなります
●パッケージには「零式艦上戦闘機 22型」の機体パーツが1機分セットされています
【 機体胴体 】
●「零式艦上戦闘機 22型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、エンジンカウリング部、主翼部は別ブロック化されています
・ 機体全体にはスケール感に沿ったパネルラインなどが繊細かつシャープな彫刻で再現されています
・ 垂直尾翼は胴体左側パーツと一体成型され、胴体パーツは垂直尾翼の基部のラインで分割されています
・ 胴体前部には機銃口が凹ラインで再現されています
・ 胴体には尾脚が一体成型され、脚を展開した状態で再現されています
・ 着艦フックは胴体パーツ上に非常に精密な彫刻で再現されています
【 カウリング 】
●カウリング部は左右分割のパーツで再現、カウル下部の排気管とオイルクーラーは別パーツ化されています
・ カウルフラップは凹ラインの彫刻で再現され、機体胴体部から続く機銃用の溝も丁寧な凹ラインで再現されています
・ カウル内部の「栄21型エンジン」も別パーツ化して再現され、「栄21型 エンジン」のシリンダーやパイプ、ロッドなどが非常に繊細な彫刻で再現されています
●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とを一体成型したパーツで再現
・ プロペラブレードはピッチの入った状態でスピナー上に設置されています
・ プロペラは「栄21型エンジン」へと差込む形で接合、完成後も回転させることが可能です
【 主翼・尾翼 】
●主翼は、翼端部分も含めて一体成型のパーツで再現されています
・ 動翼と主翼の分割ラインは、パネルラインとは異なるタッチの彫刻で再現されています
・ 動翼自体のならだかなラインもスケールに沿った表現で再現されています
・ 脚収納庫内には、脚カバーの支柱などのディテールが再現されています
●水平尾翼は一体成型されたパーツで再現されています
・ 昇降舵部分は、パネルラインとは異なるタッチの彫刻で再現されています
・ 昇降舵表面のなだらかなラインもスケールに沿った表現で再現されています
【 脚 】
●主脚部は機体胴体とは別ブロック化されており、脚柱と左右の脚カバー、脚柱付根覆、タイヤと個別にパーツ化して再現しています
【 コクピット 】
●キャノピーは、1ピースのクリアパーツで構成、キャノピーを閉じた状態を再現しています
・ キャノピー枠はクリアパーツ上に繊細な凸モールドで再現されています
・ コクピット内部は、座席がパーツ化、メーターパネル部などは胴体パーツに一体成型されています
・ コクピット後方に設置されたアンテナは別パーツ化して再現、装着の有無を選択することができます
【 兵装類 】
●「零式艦上戦闘機 22型」の機外兵装として
・ 金属製 330リットル増槽 ×1
・ 3号空対空爆弾 ×2
が付属、装着の有無を選択できます
【 「零戦 22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.)」の塗装とマーキング 】
●「零式艦上戦闘機 22型」のマーキング及び塗装例として
・ 第251航空隊 大野竹雄搭乗機 (ラバウル / 1943年5月)
を再現することができます
●国籍マーク、胴体及び尾翼に記された識別帯、主翼の味方識別帯、機体番号、機体標識、主翼の表示線、プロペラの表示線などを再現したデカールが付属しています
●デカールのプリントはカルトグラフ社製です
【 「零戦 22型 第251航空隊 (応急迷彩Ver.)」のパッケージ内容 】
・ 零式艦上戦闘機 22型(成型色は灰緑色)×1機分
・ デカールシート ×1枚
●2014年 デカール替えバリエーションキット