海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 (厚木基地)
「海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 (厚木基地) (プラモデル) (トミーテック 技MIX No.AC306 )」です
●海上自衛隊で運用されている装備試験機「UP-3C オライオン」を1/144スケールで再現したパーツ彩色済プラスチックモデル組立キット
【 「第51航空隊のUP-3C オライオン」について 】
●海上自衛隊の第51航空隊は、厚木基地に駐留する非実戦部隊で、「P-3C」の他にも「UP-3C」「EP-3」「OP-3C」といったオライオンシリーズの他、新型の「P-1」や「SH-60K」などの海上自衛隊に配備されている様々な航空機を運用しています
●これは第51航空隊が海上自衛隊に配備される各航空機、及びその装備品・電子機器の性能調査や評価、研究を任務としており、また同時にテストパイロットの養成も実施していることに由来します
●「UP-3C」は、平成6年度に就役した「P-3C」をベースに改修された、各種装備の評価試験を行うためのテストベット型の「P-3C」であり、P-3Cに搭載するための新規開発装備品や機材の試験を行うため、計測装置やデータ処理装置を搭載しているため、機体番号「9151」の1機しか存在していません
●任務がゆえに試験する機材によって形状が変化するのも大きな特徴で、通常型の「P-3C」との識別は容易です
●機首部分には大きなピトー管が突き出し、胴体上部に台座が設けられており、弾道ミサイル監視用エアボスセンサーの試験も行われました
●通常の「P-3C」とは異なり、現在もホワイトとグレーのハイビジ塗装が施されており、胴体中央部を通じてよく目立つ赤いラインが走っています
【 「海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 (厚木基地)」のキット内容について 】
●この海上自衛隊の「第51航空隊」に配備されている「UP-3C オライオン」を再現したパーツ彩色済みプラスチックモデル組立キットです
「UP-3C オライオン 第51航空隊 (厚木基地)」の特徴
●「P-3C」をベースとした装備試験機「UP-3C オライオン」の機体を再現
●胴体上部にエアボスセンサー用の大きな台座が付けられ、機首に大型のピトー管を装備した機体形状を再現しています
●アメリカ海軍の塗装スキームを受け継いだ、機体上面ホワイト、機体下面グレーのハイビジカラーとなっています
●機体本体からコクピット内部まで、キットを構成しているパーツは既に塗装済み
●機体に記されている国籍マークや海上自衛隊のロゴ、部隊マーク、機体番号、細かなステンシル類などもパーツ上に再現されており、さらに繊細なスミ入れ処理も施されていますので、組立てるだけで塗装・マーキング済みの「UP-3C オライオン」を再現することが可能です
●機体上面はホワイト、機体下面はライトグレーの海上自衛隊で用いられていた旧ハイビジ塗装パターン
・ 機首レドームの濃いグレーや主翼上のウォークライン、フラップのレッド、プロペラの塗りわけ、脚柱やタイヤなども塗り分けられています
・ 部隊マーク、海上自衛隊のロゴ、機体番号、コーションマーク類はタンポ印刷にて再現
「UP-3C オライオン」機体胴体部
●「UP-3C オライオン」の機体は、機体胴体部、主翼部、垂直尾翼、水平尾翼部の各ブロックに分割されており、それぞれのブロック部を組立後、ひとつに連結して完成させます
・ 機首横に設けられた「APU排気口」は開閉状態を選択して組立てることができます
・ 機体胴体側面に設置された観測窓類はクリアパーツで再現
・ 観測窓の防眩シャッターのパーツが付属、シャッターを閉めた状態を再現したい場合はこのパーツを観測窓の裏側に装着します
・ 機体胴体側面の搭乗口扉は開閉状態を選択して組立てることができます
●「UP-3C」の外観上の最大の特徴点となる、胴体上部に設置されたエアボスセンサー用の台座、機首左側面に設置された大型の計測用ピトー管を別パーツ化して再現
●機体胴体下部の「ソノブイ投射機」を1/144スケールながら精密に再現
・ ウェポンベイの内部も再現されており、ドアは開閉状態を選択して組立てることができますが、本キットでは使用しません
・ ソノブイ投射機部分のパネルは別パーツ化して再現、凹をつけたディテールとステンシルで精密な仕上がりとなっています
●機体尾部の「MADブーム」も別パーツ化して再現
・ テールコーンからすっと伸びる独特の形状をリアルに再現しています
「UP-3C オライオン」主翼・尾翼・脚柱
●主翼は上下分割のパーツ構成、フラップの展開・収納を選択して組立てることができます
・ 4発のエンジン部は別ブロック化して再現
・ 主翼パイロン、翼端部は別パーツにて再現されています
●プロペラ部はプロペラ、スピナー部を分割して再現、4翅プロペラは一体成型のパーツで再現されています
・ プロペラはポリキャップによる接合となっており、可動させることができます
・ プロペラブレード上の赤白の塗りわけ、ブレード基部の黒の塗り分けは丁寧な塗装で再現されています
●垂直尾翼・水平尾翼は一体成型のパーツで再現されています
●ランディングギアは脚柱、脚カバー、タイヤとに分割された構成
・ 脚カバーは「開」「閉」の2種類のパーツがセットされていますので、「駐機状態」「飛行状態」に合わせて選択して使用することができます
・ 機体胴体下の着陸灯はクリアパーツで再現されており、開閉状態を選択して組立てることができます
「UP-3C オライオン」コクピット
●キャノピーは機首一部と一体化したパーツで再現、ウインド部はクリアパーツとなっています
・ キャノピー枠部は機体色であらかじめ塗装されています
・ コクピット内はシート、正面計器パネルを再現
・ コクピットフロアを再現したパーツはダイキャスト製、重しとなって機体の重量バランスを取ってくれます
・ 着座姿勢のコクピットクルーを再現したフィギュア(×3)が付属
・ ワイパーも再現されています
●機体各所に設置されたブレードアンテナやセンサー類は別パーツ化して再現、繊細で極小なパーツとなっており、完成後のスケール感を高めてくれます
●搭乗員乗降用のタラップを再現したパーツが付属しています
●「UP-3C オライオン」の機体マーキングは
・ UP-3C 厚木基地 第51航空隊 9151号機
が再現されています
●飛行状態で飾る事ができるディスプレイ用のスタンドが付属 (組立式)
・ 1/144スケールにして247×211(mm)のサイズを支えるスタンドとして、新たに大型のものをセットしています
●トミーテック社製「P-3C プロペラ回転 発光ユニット」を取り付けることが可能、このユニットにより各部航法灯の点灯、プロペラの回転を実機さながらに再現することができます
・ ユニットの詳細は「P-3C プロペラ回転 発光ユニット」の商品ページを参照して下さい
【 「海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 (厚木基地)」の製品仕様 】
●2014年 「P-3 オライオン」 第3シリーズ (AC305、AC306 同時発売)
●パーツ塗装済み組立キット
●「UP-3C オライオン」のサイズ
・ 全長 : 247×211(mm)
●製品素材
・ 機体本体 ランナーパーツ、キャノピー、フィギュア : PS
・ コクピット : 亜鉛合金
【 「技MIX P-3 オライオン」シリーズについて 】
●「今からでも楽しめるプラモデル」をコンセプトに、、飛行機製作の難関となる塗装作業を不要としつつ、完成品モデルでは実感できないハイレベルな造型と完成の喜び、さらに「動き」や「遊び」の要素を兼ね備えたシリーズが「技MIX(ぎみっくす)」です
●「技MIX」シリーズでは機体パーツはもちろん、ウェポン類のパーツまでもが塗装済み、説明書に従って組み立てるだけで精度の高い1/144スケールの「P-3C オライオン」シリーズを完成させる事ができます
●「通常塗装」「特別塗装」などの機体基本塗装を始め、国籍マークやコーションマーク(一部)も再現済み、さらにパーツ上にはパネルラインに沿ったスミ入れまでも施されています
●また、「通常塗装」の機体に関しては、複数の機体番号を再現したデカールをセット、お好みの機番を作成したり、複数機による編隊を再現することが可能になっています
【 「海上自衛隊のP-3C オライオン」について 】
●「ロッキード P-3 オライオン」は4発のターボプロップ哨戒機です
●アメリカ海軍で運用されていた「P2V ネプチューン 哨戒機」の後継として開発がスタート、ロッキード製旅客機「エレクトラ」を原型に開発が進められ、1959年に原型機「YP-3A」が初飛行しました
●合計で757機が生産されるベストセラー機となった「P-3 オライオン」は、海洋監視・対潜哨戒といった基本任務のほか、電子戦・観測などの任務を行う多数のタイプが配備・輸出されています
●海上自衛隊は107機を調達しており、その内訳は「P-3C 対潜哨戒機」を98機、「EP-3 信号諜報機」を5機、「OP-3 画像情報収集機」を5機(P-3Cを改造)、「UP-3D 電子戦訓練支援機」を3機、「UP-3C 装備支援機」が1機となっています
●海上自衛隊調達機のうち、99機は川崎重工によってライセンス生産され、配備機総数は、アメリカ軍に続く2番目にあたり、3番目のカナダ軍を5倍上回る配備機数となっています
●「哨戒機型(P-3C)」は「ソノブイランチャー」、尾部の「磁気探知装置(MAD)」ほか多数のセンサーを装備しており、作戦行動範囲は4,470km、3時間の哨戒ミッションを行う場合は2,492kmの範囲で活動を行うことが可能です
●武装はウェポンベイまたは主翼下に爆弾、魚雷ほか対艦ミサイルを装備することができ、まさに大型哨戒機の決定版とも言える性能を有しています
●アメリカ海軍では次世代機「ボーイング P-8」、海上自衛隊では「川崎 P-1」の開発が終了し、徐々に「P-3C」を置き換えていく予定です
●しかし、大型の「P-3」は発展性に優れていることから、世界中でも多くの機体が現役を続行する見込みであり、今後、「P-3」の近代改修ビジネスに注目が集まっているところです