フランス 47mm SA mle.1937 対戦車砲
「フランス 47mm SA mle.1937 対戦車砲 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72529 )」です
●第2次世界大戦初期におけるフランス軍の対戦車砲「47mm対戦車砲 SA37」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●フランス軍の最良火砲としてドイツ軍戦車相手に活躍した「47mm対戦車砲 SA37」を再現、低いシルエットと駐退器を砲身上部に装備した独特のスタイルを再現した内容となっています
【 「47mm対戦車砲 SA37」について 】
●フランス軍は1920年代末期に開発された「25mm対戦車砲」を装備、この砲は口径は小さかったものの長砲身による初速の速さから装甲貫通能力は高く、1930年代後半においても十分通用するものでした
●しかし、フランス軍では自国の戦車が分厚い装甲を持っていることから、「25mm対戦車砲」では能力不足が生じるものと判断、その後継の対戦車砲の開発を進め、1937年に制式化されたのが「47mm対戦車砲 SA37」です
●この「47mm対戦車砲 SA37」は、射距離200mで80mmの装甲板を貫通するという当時としては強力な装甲貫通能力を持ち、「25mm対戦車砲」と同程度の低シルエットにより、対戦車砲としては極めて優秀な火砲でした
●しかし、「47mm対戦車砲 SA37」の量産は遅れ、独仏戦でのフランス軍の対戦車部隊の主力火砲はあくまでも「25mm対戦車砲」が占め、「47mm対戦車砲 SA37」は少数が使用されたに過ぎませんでした
●ただし、この「47mm対戦車砲 SA37」は、まだ装甲が薄いドイツ軍戦車に対してその威力を誇示、一矢を報いる活躍を見せます
●フランスの降伏後、「47mm対戦車砲 SA37」は多くがドイツ軍に接収され、「47mm対戦車砲 Pak181(r)」という名称で運用、大戦後期においても第2線級部隊を中心に使用され続けたのです
【 「フランス 47mm SA mle.1937 対戦車砲」のキット内容について 】
●このフランス軍の対戦車砲「47mm対戦車砲 SA37」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ACE社のハンドメイドによる金型加工で「47mm対戦車砲 SA37」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、同砲の形状とディテールとを再現した内容となっています
●「47mm対戦車砲 SA37」は、脚が閉じた牽引状態と、脚が開いた射撃状態とを選択することができます
●「47mm対戦車砲 SA37」は、「砲身」「砲架」「防盾」「砲脚部」の4ブロックで構成されています
【 砲 身 】
●砲身は、砲尾部分も含んだ一体成型のパーツで再現されています
・ 砲身上部の駐退複座装置は別パーツとなります
【 砲 架 】
●砲架は左右に分割したパーツで構成され、砲身を挟み込み、円形のベースへと取り付けて作製します
・ 防危板、照準器、操作ハンドルなどは別パーツ化
【 防 盾 】
●防盾は、上下に分割したパーツ構成となっています
【 砲脚部 】
●砲脚部は、シャーシ、左右の砲脚、タイヤとで構成されています
・ シャーシは一体成型のパーツで再現
・ 砲脚は棒状の脚本体と先端のプレートで構成され、砲の角度を変更する把手は別パーツ化されています
・ 差込み式の駐鋤は個別にパーツ化され、牽引状態の際には防盾に、射撃状態の際には砲脚先端部に取り付けます
・ タイヤは、ホイール部に肉抜き穴が無いタイプと肉抜き穴が開けられたタイプ、そしてスポーク状となった3種のタイヤが付属、選択して使用します
●アクセサリーパーツとして砲弾(×5)が付属しています
【 「47mm対戦車砲 SA37」の塗装とマーキング 】
●説明書には「47mm対戦車砲 SA37」の3種類の塗装例が記載されています
・ フランス陸軍 (フランス / 1940年5月)
・ ドイツ国防軍 (レニングラード方面 / 1941年12月)
・ ドイツ国防軍 (大西洋の壁 / 1944年6月)
【 「フランス 47mm SA mle.1937 対戦車砲」のパッケージ内容 】
・ フランス軍 47mm対戦車砲SA37 ×1
●2014年 完全新金型