M10 駆逐戦車 ウルヴァリンズ 2
「M10 駆逐戦車 ウルヴァリンズ 2 (完成品) (ホビーマスター 1/72 グランドパワー シリーズ No.HG3419 )」です
●第2次世界大戦におけるアメリカ軍の主力戦車駆逐車「M10」の「後期型」を1/72スケールで再現した彩色済み完成品モデル
【 「戦車駆逐車 M10」について 】
●第2次世界大戦の初期において、アメリカ陸軍は「M3 ハーフトラック」の車体に「75mm砲」を搭載した対戦車自走砲(同様な形式で自走榴弾砲も作られる)を使用していましたが、急造式の車両としての性格が強く、その能力には限界がありました
●そこで、本格的な対戦車自走砲として開発されたのが「M10」で、「M4A2」中戦車の車体をベースに、装甲貫通能力の高い「M7 3インチ砲」を装備した半オープントップ式の砲塔を搭載しました
・ 「M10」は、その性格上から装甲が薄く(ただし、ドイツ軍の自走砲よりは厚い装甲を持つ)、そのために車体、砲塔共に被弾経始が考慮された形状となっています
●「M10」が装備する「3インチ砲」は、口径「76.2mm」の長砲身砲で、当時のアメリカ軍の対戦車砲としては最高の貫通能力を持ち、「M4 中戦車」シリーズの長砲身型や駆逐戦車「M36」が登場するまで、アメリカ軍の戦闘車両としては最も対戦車能力に優れていました
●「M10」は、当初三角形型の砲塔の雑具箱を装備していましたが、後期型ではカウンターウェイトを兼ねて後部に延長されたタイプとなり、その形状から「ダックビル」と呼ばれました
●「M10」は、各対戦車大隊(戦車駆逐大隊)に配備され対戦車戦闘に活躍、地形の関係から近距離での戦闘が多い西部戦線、イタリア戦線において、「M10」の「3インチ砲」はドイツ軍戦車に威力を発揮し、駆逐戦車としての役割を果たしたのでした
・ 対戦車大隊は、軍直轄の部隊で、各歩兵師団に1個大隊が配属され、作戦状況により2個大隊に増強が行われています
【 「M10 駆逐戦車 ウルヴァリンズ 2」の製品内容について 】
●この戦車駆逐車「M10」の「後期型」を再現した完成品モデルです
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます
●車体のメインパーツはダイキャスト製、一部パーツはプラスチック製
●「M10」として、「M4中戦車」などのアメリカ戦車とはイメージが異なる、直線的で先鋭的なフォルムを再現
・ 「M4中戦車」の車体を使用しながらも平面で構成された車体と砲塔、そして砲塔上部が開放式となったメカニカルな構造を再現しています
・ 車体前部のライトガード、ハッチ類、後部エンジングリル、側面のグローサーラックなどが再現されています
●履帯はラバー製のベルトタイプ
●アメリカ製戦車駆逐車特有の、オープントップ型の円形状の砲塔を再現
・ 「M10」の「後期型」として、「ダックビル」と呼ばれる後方に延長されたカウンターウェイトを装備した状態が再現されています
・ 主砲「3インチ砲」の砲身は上下に可動させることが可能
・ 砲塔は左右に旋回させることができます
・ 砲塔内部のメカニカルな状態も再現され、砲尾、砲弾、照準器などを再現しています
・ 「M10」の「後期型」として、「ダックビル」と呼ばれる後方に延長されたカウンターウェイトを装備した姿を再現
●彩色済みの組み立て用のパーツが付属、装着の有無を選択できます
・ 砲塔上部の「M2重機関銃」
・ 砲塔のオープントップ部分をカバーする蓋
●「M10」の車体マーキングは「アメリカ陸軍 第803対戦車大隊 (イギリス / 1944年)」所属車両を再現
・ 車体全体はオリーブドラブの単色塗装
・ 基本塗装の上から、部分的にシャドー吹き(濃い目となります)が施され、立体感が演出されています
・ 砲弾、座席、車載工具類などが塗り分けられています
・ 国籍マークなどがタンポ印刷にてプリントされています
●コレクションに便利なネーム入りのケースが付属しています
【 「M10 駆逐戦車 ウルヴァリンズ 2」のパッケージ内容 】
・ 戦車駆逐車 M10 後期型 ×1
・ ネーム入りコレクションケース ×1
●塗装済み完成品モデル
●「M10 駆逐戦車」シリーズ 第14弾 (1/72 グランドパワーシリーズ)