フジミ 日本海軍 重巡洋艦 摩耶 (フルハルモデル) 1/700 帝国海軍シリーズ 023 プラモデル

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日本海軍 重巡洋艦 摩耶 (フルハルモデル)

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4,950円 4,455円(税込)

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「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 (フルハルモデル) (プラモデル) (フジミ 1/700 帝国海軍シリーズ  No.023 )」です


●帝国海軍の「重巡洋艦 摩耶」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●日本の重巡洋艦を代表する存在である「高雄型重巡洋艦」の3番艦である「摩耶」を再現、竣工時からの大きな艦橋を持ち、対空能力を向上させるために多くの対空兵装を装備したた防空巡洋艦としてのシルエットを再現した内容となっています
 ・ 1944年以降、対空兵装を強化した重巡洋艦「摩耶」の姿(防空巡洋艦時)を再現しています

●フジミ社製「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 昭和19年 (1944年)」をベースとしたフルハルバージョンで、フルハル用の艦底部とディスプレイスタンドなどが付属しています

【 「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 (フルハルモデル)」のキット内容について 】


●日本海軍の重巡洋艦「摩耶」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●フジミ社「特シリーズ」のフォーマットとなる高いディテール表現力で「摩耶」を再現、巨大な艦橋と、その前部に増設された対空兵装、銃座を中心とする船体中央部など、同艦の各種構造物が織り成す複雑な姿が表現されています

●「摩耶」は1943年末に大改装及び対空兵装の増強が行われており、本キットではその改装後となる1944年の姿を再現しています

●フジミ社特シリーズの「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 昭和19年 (1944年)」をベースに艦底部を再現したパーツをセット、スクリュー部までも再現したフルハルモデルとなっています
 ・ 「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 昭和19年 (1944年)」としての洋上モデル用の艦底パーツが付属、洋上モデルとフルハルモデルとを選択して作製することも可能です


●「摩耶」は、上甲板及び船体部に分割されたパーツで構成されています
 ・ 船体部は一体成型のパーツで構成され、舷側の舷窓、フェアリーダー、ホースパイプなどのモールドが彫刻で再現されています
 ・ 船体側面のバルジは別パーツ化して再現しています

●艦底部は一体成型のパーツで再現され、艦底部用の歪み防止用の桁のパーツが付属しています
 ・ 艦底には4基のスクリューが別パーツで再現、推進軸も含めてそれぞれ3パーツで構成されています
 ・ 舵を再現するパーツが1個付属
 ・ 洋上モデル用の平らな船底パーツが付属、洋上モデルとして作製することもできます

●上甲板は全通式に一体成型のパーツで再現されています
 ・ 上甲板上には、主砲塔台座、リノリウム押さえ、滑り止め、単装機銃台座などの基本躯体の他、リール、ボラード、昇降口、天窓、通風筒などの細かなディテールが再現されています

●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「シェルター甲板部」「航空機作業甲板部」「主砲部」「高角砲部」「カタパルト部」「煙突部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます


「摩耶」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
 ・ 艦橋は5層で構成され、トップには4.5m測距儀、射撃指揮装置が別パーツにて再現
 ・ 艦橋の下層部(羅針艦橋より下部)は一体成型のパーツとなっており、各面の窓、扉などがパーツ上にモールドされています
 ・ 艦橋の上下部には遮風装置が凹凸あるモールドで再現されています
 ・ 艦橋側面のラッタル類も別パーツ化して再現しています
 ・ 艦橋前の機銃座用の構造物は一体成型となっています
 ・ 艦橋部分を構成する、「91式高射装置」(×2)、「3.5m高角測距儀」(×2)、「信号灯」(×2)、「25mm3連装機銃」(×5)、「22号電探」(×2)、「方位測定器」(×1)などが別パーツ化されています

●シェルター甲板部
 ・ シェルター甲板上には、滑り止め表現の他に、昇降口などのディテールが再現され、側面には3箇所の魚雷発射管口及び予備魚雷搬入口が開口されています

●航空機作業甲板部
 ・ 甲板上には、滑り止め表現の他、航空機軌条、ターンテーブルなどが凹凸を交えたモールドで再現されています
 ・ 甲板側面には、舷窓、扉などのディテールが再現されています
 ・ 航空機運搬台車が2個付属しています

●メインマスト
 ・ メインマストは三脚檣型です
 ・ 三脚檣部分は6分割のパーツで構成でされ、トラス構造が再現されています
 ・ マスト中央の電探探信室は別パーツにて再現
 ・ マストに設置された「21号電探」「13号電探」は別パーツにて再現

● 煙突
 ・ 第1、第2煙突の本体部分は左右に分割され、トップは雨水カバー部は別パーツです
 ・ 煙突周囲の手摺りがモールドされています
 ・ 前側面の小煙突は別パーツで、それぞれの形状の違いが表現されています

●後檣
 ・ 後檣は三脚檣型、トップは単檣となっています
 ・ マストは三脚檣部分は前後分割のパーツで構成、上部の単檣は3パーツ、ヤード部は1パーツで構成されています
 ・ 前部のクレーンは、スライド式金型を使用して上部のモールドも彫刻されています

●探照灯台座、及び探照灯
 ・ 台座部分は左右分割式です
 ・ 「110cm 探照灯」×2が付属、クリアパーツで再現されています

●カタパルト 「呉式 2号5型射出機」 ×2
 ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現、スライド式金型を使用して射出機上部のディテールが再現されています

●後部艦橋
 ・ 後部艦橋は2層で構成されています
 ・ 後部艦橋を構成する「25mm 3連装機銃」(×2)が別パーツ化

●中央機銃座
 ・ 機銃座はスポンソン部と支柱部分とで分割され、後部の探照灯台座は別パーツにて再現
 ・ 機銃座を構成する「25mm 3連装機銃」(×6)、「110cm探照灯」(×2)が別パーツ化、探照灯はクリアーパーツです

●主砲塔部 「50口径 3年式 20cm連装砲 E1型」 ×4
 ・ 砲塔は上下分割のパーツで構成、砲身部分はそれぞれ1本づつ独立したパーツとなっています
 ・ 砲身部分には防水カバーが彫刻で再現されています
 ・ 砲身は任意の角度で固定できます
 ・ 測距儀は別パーツ化されています

●高角砲 「40口径 89式 12.7cm連装高角砲」 ×6
 ・ 高角砲はシールド部分と砲身本体とに分割したパーツで構成、砲身部分は連装状態で一体成型のパーツで再現され、砲架部は別パーツで再現
 ・ 高角砲台座となるブルワークは最前部と後部とで異なった形状で再現されています

●魚雷発射管 「92式 61cm 4連装発射管 1型」 ×4
 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツとなっています
 ・ 次発魚雷もパーツ化されています

●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×13(艦橋、後部艦橋部含む)、「 25mm 単装機銃」 ×9
 ・ 各機銃は一体成型で再現されています

●内火艇、カッター及びボートダビッド
 ・ 9m内火艇 ×2
 ・ 12m内火ランチ ×2
 ・ 9mカッター ×2

●その他の艤装を再現したパーツとして
 ・ 艦首、艦尾旗竿
 ・ 錨、副錨
 ・ 予備翼格納庫
 ・ ダビット
 ・ 係船桁
 ・ パラベーン
 ・ 菊花紋章
 ・ 舷梯
 などがセットされています

●艦載機として
 零式水上偵察機 ×2
 が付属、クリアパーツで再現されています


●フルハル用のディスプレイスタンドが2個付属、前後2箇所に配置して完成した艦体をそのまま載せる方式となっています
●艦尾の軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)、艦載機の日の丸マーク、識別帯、偏流測定線を再現したデカールが付属しています


【 「日本海軍 重巡洋艦 摩耶 (フルハルモデル)」のパッケージ内容 】


 ・ 日本海軍 重巡洋艦 摩耶(防空巡洋艦時) ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ ディスプレイスタンド ×1組


●2014年 一部新金型(船底パーツなど)


【 「重巡洋艦 摩耶」について 】


●1932年から順次に竣工した「高雄型」重巡洋艦は、これまでの日本の建艦技術を結集した最新鋭艦で、「妙高型」重巡洋艦をベースとして艦隊旗艦用の設備を増設、そのために艦橋構造物が巨大なものとなっているのが特徴です

●重巡洋艦「摩耶」は、「高雄型」重巡洋艦の3番艦として1932年に竣工します
 ・「高雄型」の他の3隻は対空射撃を実施できるように最大仰角を70度まで引き上げた「E型」と呼ばれる主砲塔を装備しましたが、毎分の発射速度が2、3発である主砲の対空射撃の効果が疑問視され、「摩耶」では最大仰角55度とした「E1型」(外観上はほぼ同一)が搭載されています

●ただし、当時の艦艇の技術進化は極めて早く、新鋭艦として竣工した「高雄型」重巡洋艦はその竣工6年後の1938年に早くも近代化改装が行われることとなり、先んじて「高雄」と「愛宕」の2隻の改装が着手されました
 ・ この改装では艦の安定力が見直され、「高雄型」の巨大な艦橋構造物を一回り小型化、対空兵装の増強とバルジの増設などが実施されています

●「摩耶」「鳥海」も改装が予定されていましたが、太平洋戦争の開戦により中止、その結果「高雄型」は「高雄」「愛宕」の2隻と「摩耶」「鳥海」の2隻とは艦影が異なるものとなっています

●太平洋戦争開戦後、「摩耶」はフィリピン、マレーの攻略作戦に参加、後にオランダ領インドネシアの攻略作戦や「ポートダーウィン空襲作戦」に参加、イギリスの駆逐艦1隻とオーストラリアの護衛艦1隻などを撃沈する戦果挙げ、1942年4月に内地に帰投、その後の6月の「ミッドウェー海戦」では、その陽動作戦となる「アリューシャン列島攻略作戦」に参加します

●「摩耶」は、1942年8月の「第2次ソロモン海戦」、同10月の「南太平洋海戦」に参加、続いて「ガダルカナル島」への砲撃作戦などに従事、同11月においてアメリカ軍機の攻撃を受けて損傷してしまいます

●1943年11月、「ラバウル」に入港していた「摩耶」はアメリカ艦載機の空襲を受けて爆弾を被弾、この被弾による損傷は大きく、内地へと帰還し、修理を受けました
●この修理の際に、太平洋戦争開戦により中止された近代化改装と、対空兵装の強化が行われ、飛行甲板とバルジの増設、第3主砲塔を撤去して機銃座を設置、高角砲も従来の「12cm 単装砲」4門から、「12.7cm 連装高角砲」6門と大幅に増強されています
●ただし「摩耶」は「高雄」「愛宕」のような艦橋の小型化は行われませんでした

●1944年5月、「摩耶」は空母機動部隊に合流、連合艦隊の艦隊航空戦力を結集して一大航空決戦を挑んだ「マリアナ沖海戦」に参加します
●しかし、この海戦はアメリカ軍の圧倒的な勝利に終わり、以後連合艦隊は航空決戦能力を失ってしまいます

●1944年10月、アメリカ軍がフィリピン東部の「レイテ島」に上陸、フィリピンを失うことは南方への補給路が断たれることを意味しており、日本の陸海軍は全力を挙げて決戦に挑みました
●ただし、連合艦隊は先の「マリアナ沖海戦」で艦隊航空戦力のほとんどを失ってしまい、もはや航空戦を行う能力は無く、この決戦である「レイテ島沖海戦」において空母機動部隊を「囮」として運用、水上戦力でアメリカ艦隊にダメージを与える方針を採ります
●「摩耶」は、僚艦「高雄」「愛宕」「鳥海」と供に水上戦力の中核となる「栗田艦隊」に配属、艦隊は泊地であったブルネイを出航しました
●「栗田艦隊」はフィリピン中央部を進み、目的地である「レイテ島」を目指しましたが、フィリピン西方のパラワン水道においてアメリカ潜水艦2隻の攻撃を受け、「摩耶」は4本の魚雷を被弾、その姿を波間に消したのでした

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