彗星 33型 第752航空隊 忠勇隊
「彗星 33型 第752航空隊 忠勇隊 (プラモデル) (フジミ 1/72 Cシリーズ No.C-006 )」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の艦上爆撃機「彗星 33型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●稼働率を向上させるため空冷エンジンに換装した「艦上爆撃機 彗星 33型」を再現、スマートで小型の機体に力強い「金星 62型」エンジンを搭載した姿を再現した内容となっています
●「第752海軍航空隊」「第601海軍航空隊」「第252海軍航空隊」の機体を再現したデカールが付属、いずれか1種を選択して再現することができます
【 「艦上爆撃機 彗星 33型」について 】
●1930年代後半、帝国海軍では高性能ながら固定脚により速度の遅い「99式艦上爆撃機」の後継機として、戦闘機以上の高速性能を持つ新型の艦上爆撃機「彗星」の開発を開始します
●この「彗星」では、高速性能を得るためにドイツから輸入された水冷エンジン「ダイムラー・ベンツ DB601」をコピー生産したエンジン「アツタ」を搭載、機体全体は戦闘機並みにコンパクト化され、その最大速度は540km/hと「99式艦上爆撃機」から120km/h以上の速度向上となりました
●艦上爆撃機としての最初の量産型である「彗星 11型」は1943年後半から実戦に投入、その高速性能は搭乗員から高く評価されましたが、水冷エンジン「アツタ」は当時の日本の工業技術の低さからオリジナルの「ダイムラー・ベンツ DB601」に及ばず、整備面でも問題が続出、「彗星 11型」は稼働率の低さに悩まされます
●「アツタ」エンジンの生産供給がままならず、エンジンを搭載していない機体ばかりが増える状況となり、「アツタ」に変わってエンジンを空冷エンジンの「金星 62型」へと変更したのが「彗星 33型」です
●この「彗星 33型」は、「金星 62型」がエンジン出力が大きく、重量も軽量だったために、胴体は若干太くなりながらも最高速度の低下は大きいものではなく、「彗星 11型」とほぼ同様の性能を持っていました
●ただし、「彗星 33型」では着艦フックが廃止されており、これにより「彗星 33型」は陸上基地専用、「彗星 11型」は本来の艦上機用として運用の使い分けが行われました
●「彗星 33型」は、「彗星 11型」と比べて稼働率が大幅に向上、太平洋戦争後期における日本海軍の爆撃機の主力として活躍しています
【 「彗星 33型 第752航空隊 忠勇隊」のキット内容について 】
●この帝国海軍の艦上爆撃機「彗星 33型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「彗星 33型」を1/72スケールに沿って再現、機体パーツ全体にはパネルラインなどが凹モールドで再現され、動翼のラインは可動するかに見えるように若干深みのあるモールドで彫刻された内容となっています
機体胴体
●「彗星 33型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、機首エンジンカウル部、主翼・尾翼部は別ブロック化されています
カウリング・プロペラ
●カウリング部は左右分割式のパーツで構成、カウリング前面のリングは別パーツ化して再現されています
・ エンジンは前部の開口部から見える範囲が再現されています
・ 排気管はカウリングパーツ上に凸モールドにて再現
●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とに分割されています
・ プロペラは回転させることができます
主翼・尾翼・脚柱
●主翼は上下分割のパーツ構成、主翼下面パーツには機体胴体下部の「爆弾倉」部分が一体となって成型されています
・ 主翼下面の脚収納庫内部のディテールが再現されています
・ ピトー管は別パーツ化して再現されています
・ 胴体下部の下方確認窓はクリアーパーツで再現されています
●垂直尾翼、水平尾翼は一体成型パーツで再現
●脚部は、脚柱、脚カバー、タイヤとに分割されており、「飛行状態」「駐機状態」を選択して組み立てることができます
・ 脚カバーは、飛行状態用として一体成型されており、着陸状態とする場合には、カットラインに沿って分割して使用します
・ 尾輪部は胴体パーツと一体成型して再現されています
コクピット
●キャノピーは一体成型されたクリアパーツで再現、キャノピーフレーム部分は凸モールドで再現されています
・ アンテナ支柱がパーツ化
●コクピットは独立したブロック構成で、コクピットブロックを胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内は床面、前後シート、前面計器パネル、操縦桿が再現されています
・ 計器パネルには各メーター枠が非常に繊細な凸モールドで再現されています
●「彗星 33型」の機外兵装として
・ 60kg爆弾 ×2
・ 増槽 ×2
が付属しています
「彗星 33型」の機体マーキング
●「彗星 33型」のマーキングとして、1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第752海軍航空隊 忠義隊 所属機 (忠16)
・ 第601海軍航空隊所属機 (601-46)
・ 第252海軍航空隊所属機 (252-07)
の3種が説明書内に記載されており、いずれか1種を選択して再現することが可能です
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、機体番号、機体表示などを再現したデカールが付属しています
【 「彗星 33型 第752航空隊 忠勇隊」のパッケージ内容 】
・ 帝国海軍 艦上爆撃機 彗星 33型 ×1
・ デカールシート ×1
●2014年 シリーズ編成替えによる価格変更