ドイツ 4号戦車D型 西部戦線 1940
「ドイツ 4号戦車D型 西部戦線 1940 (プラモデル) (ミラージュ 1/72 AFVモデル No.72854 )」です
●第2次世界大戦におけるドイツ軍の中戦車「4号戦車D型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●西方電撃戦において、その砲火力により戦車戦、歩兵支援等に活躍した「4号戦車D型」を再現、短砲身ながら当時としては大口径の75mm砲を装備し、ドイツ的な平面を基調としたデザインを持つ姿を再現した内容となっています
●ミラージュ社製「4号戦車D型 ドイツ アフリカ軍団」をベースに、デカールを新規のものへと変更した、デカール替えバリエーションキットとなります
・ 西部戦線仕様となるグリルが付かないエンジンデッキの点検ハッチなどは「4号戦車D型 ドイツ アフリカ軍団」に含まれているパーツを使用します
【 「4号戦車D型」について 】
●ドイツ軍の「4号戦車」は、「3号戦車」が戦車部隊の中軸となる主力戦車だったのに対して、「3号戦車」よりも車格が大きな火力支援用戦車として位置付けられた戦車でした
●本来、戦車部隊では「3号戦車」が多くを占める筈でしたが、「3号戦車」は開発の段階で足周りの選択に手間取った関係で量産化が遅れ、「4号戦車」は第2次世界大戦の開戦時から主力戦車並みの活動を行いました
●1940年5月、戦争状態ながらそれまで平穏だったフランス国境地帯をドイツ軍が進撃を開始、ドイツ軍は戦車の機動力と諸兵連合により電撃戦を展開します
●第1次世界大戦時における塹壕線の影響の大きさから、素早い機動戦を行うドイツ軍に連合軍は対処することができず、特に歩兵支援用として分散配置されていた戦車部隊は各個に撃破されて行きました
●この西方電撃戦においてドイツ軍の最強戦車として活躍したのが「4号戦車D型」で、装甲自体は連合軍の戦車よりも劣りましたが、強力な主砲の火力と、戦車の運用に適した乗員配置、そして戦車の能力を最大限に発揮する無線機の装備により、常に連合軍戦車を圧倒、強固な敵に対しては数を持って挑んでこれを撃破、強力なドイツ戦車部隊を印象付ける象徴ともなったのです
●その後、「4号戦車」シリーズは「E型」「F型」と改良が続き、「G型」からは長砲身砲を装備しています
【 「ドイツ 4号戦車D型 西部戦線 1940」のキット内容について 】
●このドイツ軍の「4号戦車D型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●大戦初期のドイツ電撃戦において活躍した「4号戦車D型」を再現、細分化したパーツ構成とエッチングパーツで車体上のディテール再現に重きを置いた内容となっています
●「4号戦車D型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」、左右の「フェンダー」の5パーツで構成されています
【 砲 塔 】
●「24口径 75mm戦車砲 KwK37」の砲身は、装甲スリーブも含めて左右に分割したパーツで構成されています
・ 防盾は駐退複座装置のカバーを含めて前後に分割したパーツで再現
・ 同軸機銃、主砲下部のアンテナ除けは別パーツ化されています
●砲塔は左右に分割したパーツで再現、これに前部パネルと上部パネルを取り付ける構成となっています
・ 車長キューポラは一体成型のパーツで再現
・ 車長ハッチ、側面ハッチ、側面のクラッペは別パーツとなっており、閉じた状態となります
・ 後部のゲベックカステンは別ブロック化され、上下分割のパーツで再現されています
【 車体上部 】
●車体上部は、中央部分が一体成型のパーツとなっており、これに前面パネル、後部パネル、戦闘室前面、側面の各パネルを貼り付ける構成となっています
・ エンジンデッキの点検ハッチは別パーツで、グリルが付かないフラットな状態となっています
・ 車体後部の吸気グリルは上下2パーツで再現
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択して組み立てることができます
【 フェンダー 】
●フェンダーは、フェンダー本体と前後のマッドフラップの3パーツで構成されています
・ フェンダー上の車載工具類、前照灯は個別にパーツ化
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて組み立てます
・ サスペンションユニットはそれぞれ一体成型のパーツで構成
・ 起動輪、誘導輪、上部転輪、下部転輪は前後分割のパーツで再現されています
・ 排気管は前後に分割され、排気管の固定バンドは別パーツ化して再現
・ 牽引ピントルは一体成型のパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材によるベルト式履帯が付属しています
【 付属しているエッチングパーツ 】
●車体上のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
・ 一部のエッチングパーツはプラパーツとを選択して使用します
●エッチングパーツで再現されている内容は
・ 前後のマッドフラップ
・ 予備履帯ラック
・ 車体番号のプレート
・ 乗降用足掛け
・ ジェリカンラック
・ ジェリカンの把手
・ エンジンルーム側面の吸気口の蓋
・ 蓋の固定具
など、となっています
【 「4号戦車D型」の塗装とマーキング 】
●「4号戦車D型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第3戦車師団所属車両 (フランス / 1940年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ 4号戦車D型 西部戦線 1940」のパッケージ内容 】
・ ドイツ軍 4号戦車D型 ×1
・ デカールシート ×1
●2014年 デカール替えバリエーションキット