TPz1 フックス Eloka
「TPz1 フックス Eloka （プラモデル） (Revell 1/72 ミリタリー No.03139 )」です
●ドイツ連邦軍の装輪式装甲兵員輸送車「TPz 1 フクス」の派生型となる電子戦型「TPz 1A1A5 Eloka」もしくは化学偵察型「TPz 1A6」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●装輪式装甲兵員輸送車「TPz 1 フクス」の派生型となる電子戦型「TPz 1A1A5 Eloka」と化学偵察型「TPz 1A6」とを選択できるコンバーチブルキットとなります
●その汎用性から各国で使用されている装輪式装甲兵員輸送車「TPz 1 フクス」の派生型となる電子戦型「TPz 1A1A5 Eloka」と化学偵察型「TPz 1A6」を再現、ドイツ的なデザインの面で構成された車体に、特殊任務性に沿った装備を付けた姿を再現した内容となっています
【 「装輪式装甲兵員輸送車 TPz 1 フクス」について 】
●ドイツ連邦軍では、1950年代後半から軍の装備の国産化を始め、1960年代には歩兵用の装甲兵員輸送車の開発を開始しました
●当時、装甲兵員輸送車は装軌式車両が絶大な信頼を得ていましたが、歩兵用の車両にしてはコストが高いのも事実で、ドイツ連邦軍では装輪式と装軌式との両方で開発を行い、装軌式装甲兵員輸送車として「マルダー」、装輪式装甲兵員輸送車として「TPz 1 フクス」を制式化します
・ 高い防御力と歩兵支援用として適度な攻撃力を持つ「マルダー」に対して、「TPz 1 フクス」の構造はトラックをベースとしてボディを装甲化したようなスタイルとなっています
・ これは、「マルダー」は最前線で使用されるのを前提として開発されたの対し、「TPz 1 フクス」はあくまでも戦場まで兵員を輸送する「戦場タクシー」としたもので、装甲防御力は小火器の射撃に耐える程度です
・ ただし、「TPz 1 フクス」は足周りに関しては装輪式兵員輸送車としての高い機動性を持っており、軟弱地の踏破能力では「マルダー」には劣りますが、軽い不整地や路上では遥かに高い機動性能を持っています
●「TPz 1 フクス」は、装輪式の足周りと、あえて装甲兵員輸送車としての高性能さを追求しないことから低コストな装甲車両として大量生産が行われ、その堅牢な造りと堅実な足周りによって現在でも運用が続けられる傑作車両となりました
●また、適度な広さの兵員室は様々な用途に使用できるため数多くの車両が登場しています
●電子戦型「TPz 1A1A5 Eloka」と化学偵察型「TPz 1A6」はそのような、「TPz 1 フクス」系列の派生車両です
・ 「TPz 1A1A5 Eloka」は、電子戦に使用もしくは対処するために車体内部に多くの電子機器及び通信機材を搭載、車体上部には数多くのアンテナが装備されています
・ 「TPz 1A6」は、化学戦に対応する車両で、車体内部は完全に密閉化され、外気を採取する観測機材などが装備されています
●「TPz 1 フクス」及びその系列車両は、装甲車両としての防御力と、トラック並みの使い勝手の良さが高く評価され、ドイツ連邦軍のみならずアメリカを始めとする各国の軍隊にも採用されているのです
【 「TPz1 フックス Eloka」のキット内容について 】
●このドイツ連邦軍の装輪式装甲兵員輸送車「TPz 1 フクス」の派生型となる電子戦車両「TPz 1A1A5 Eloka」もしくは化学偵察車両「TPz 1A6」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールとして一体成型化とパーツ上のモールドによる表現を重視してパーツ数を抑える一方、足周りや装備品などの細かな造りはパーツ分割をして「TPz 1A1A5 Eloka」「TPz 1A6」を再現、レベル社らしいシャープなモールドで現用車両としてのすっきりとしたデザインとそのディテールを再現した内容となっています
●電子戦車両「TPz 1A1A5 Eloka」と化学偵察車両「TPz 1A6」とを選択して作製することができます
●電子戦車両「TPz 1A1A5 Eloka」もしくは化学偵察車両「TPz 1A6」は、「車体上部」「車体下部」の2ブロックで構成されています
【 車体上部 】
●上方に向けて傾斜した「TPz 1 フクス」系列の特徴的な車体レイアウトを再現、上部のルーバー、グリルのメッシュなどが繊細なモールドで再現されています
●車体上部は、一体成型のパーツで構成、上部パネルと後部パネルは別パーツ化しています
・ 上部パネルは、「TPz 1A1A5 Eloka」用と「TPz 1A6」用の2種のパーツをセット、製作する車両を選択した上で使用します
・ 操縦室側面のドアは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 操縦室の前面ウィンドーはクリアパーツで再現
・ 前面ウィンドの装甲パネルは別パーツで、前面ウィンドに被せた状態と、上部に跳ね上げた状態とを選択して組立てることができます
・ 操縦席上部のハッチは別パーツで再現
・ ハッチに装備される「MG3 機関銃」が付属
・ 前照灯は前後に分割されたパーツで構成、両パーツ共に成型色パーツとなります
・ スモークディスチャージャーは列ごとにパーツ化されています
・ 「TPz 1A1A5 Eloka」用の列状となったアンテナマウントと、「TPz 1A6」用の上部キューポラが付属、製作する車両を選択した上で使用します
・ 牽引フック、警告灯、足掛け、ウィンカーユニット、サイドミラーなどが別パーツ化
●後部パネルは、車体下部の推進部までを覆う「TPz 1A1A5 Eloka」用と、後部が突き出した「TPz 1A6」用のパーツの2種をセット、選択して使用します
・ 後部パネルには、後部ドアや尾灯などが強弱を付けたモールドで再現
・ 「TPz 1A6」用として後部パネルに装備されるパネル状構造物などが別パーツ化
●車体に装備される車載工具類は別パーツで再現、それぞれの工具は個別にパーツ化されています
●「TPz 1A1A5 Eloka」用の装備として、マウント部に装着させるアンテナ基部は個別にパーツ化、アンテナは付属の金属線をカットして再現します
・ 説明書には金属線をカットする長さが記載されています
・ アンテナ基部と金属線との接続は、金属線を火で焙ってアンテナ基部パーツに差し込む方式となります（上級者向けの高度なテクニックを必要とします）
【 車体下部 】
●下方に向けて傾斜した形となる「TPz 1 フクス」系列の独特のフォルムを再現、サスペンション、デファレンシャルなどの足周りはミニスケールモデルとしては細分化したパーツで再現されています
●車体下部は、バスタブ状に一体成型したパーツで構成されています
・ 各デファレンシャルは上下に分割したパーツで再現
・ 前方の4輪は、車軸のパーツをデファレンシャルのパーツで挟み込むことによりステアリングを可動とすることができます
・ 各ショックアブソーバー、コイルプリングサスペンションは別パーツ化されています
・ 車体後部の水上推進部は、「TPz 1A1A5 Eloka」はスクリューを前向けに、「TPz 1A6」とではスクリューを後向けにして取り付けます
●タイヤは、ブロック状となる複雑なトレッドパターンを再現するために、前後に3分割したパーツ構成となっています
【 TPz1 フックス 塗装とマーキング 】
●マーキングとして、ドイツ連邦軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ TPz 1A1A5 Eloka （ミュンスター / 2003年）
・ TPz 1A6 第7化学大隊
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、KFORとISAFの文字、重量表示、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「TPz1 フックス Eloka」のパッケージ内容 】
・ ドイツ連邦軍 電子戦車両 TPz 1A1A5 Eloka もしくは化学偵察車両 TPz 1A6 ×1
・ デカールシート ×1
・ 金属線 ×4
●2014年 一部新金型
