ソビエト T-40 軽戦車
「ソビエト T-40 軽戦車 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83825 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の軽戦車「T-40」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●水陸両用の軽戦車として開発されたソ連軍の軽戦車「T-40」を再現、それまでのソ連製水陸両用戦車とは異なり、面で構成した車体形状を持つ、独特のスタイルを再現した内容となっています
【 「T-40」について 】
●ソ連軍は国土の地理上の特性から水陸両用の戦車を求め、イギリスから水陸両用戦車「カーデンロイド D-12」を輸入、これをコピー生産した最初の水陸両用戦車「T-33」を開発します
●この「T-33」は「T-37」「T-38」と改良が進み徐々に大型化していきますが、それでも乗員2名の小型戦車で、武装も機銃1丁のみ装備しかなく、戦車としての能力はまだまだ不足していました
●特に問題となったのが装甲の薄さで、ある程度の小火器の射撃に耐えうる程度の装甲を持ってはいましたが、ノモンハン事件などでは機関銃の射撃により撃破される車両が多発してしまいます
●そこで、これまでの水陸両用戦車の開発の流れを断ち切り、新たに設計を起こした新型の水陸両用戦車「T-40」の開発を開始、この「T-40」では車体の容積を拡大することで浮航性を確保しました
●装甲は最大で14mm厚となり、それまでの水陸両用戦車よりも防御力が向上、武装も「12.7mm DShK 重機関銃」と同軸機銃を装備することができました
●水陸両用戦車として見れば「T-40」は悪くない性能を持っていましたが、「独ソ戦」において、ソ連軍の戦車が不足したためその穴埋めとして戦線に投入され、装甲の弱さを突かれて多数の車両を喪失してしまいます
●1942年になると、あまりの損害の大きさから「T-40」は第一線から引き上げられますが、「T-40」が生み出した軽戦車の流れは「T-60」「T-70」へと受け継がれて行ったのです
【 「ソビエト T-40 軽戦車」のキット内容について 】
●このソ連軍の軽戦車「T-40」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●砲塔、車体などの基本躯体は一体成型を多用したパーツ構成ながら、車体上のディテールに関しては細分化したパーツ構成とエッチングパーツで「T-40 軽戦車」の細かな特徴を再現した内容となっています
●「T-40」は、「銃塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●「12.7mm DShK 重機関銃」は、機銃本体と銃口部分、リング部の3パーツで構成
・ 同軸機銃は機銃本体と弾倉の2パーツで構成
・ 両機銃共に機関部も再現しています
・ 防盾は各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 機銃のガードは左右に分割したパーツで再現
●銃塔は、銃塔本体と前部の張り出し部の2パーツで構成
・上部ハッチは別パーツで、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ 銃塔側面の視察ハッチは別パーツ化しています
【 車体上部 】
●一体成型となったパーツで車体上部を再現、フェンダー、戦闘室前面パネルは別パーツとなります
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ エンジングリル部は1枚ずつパーツ化した整風板を取り付けて作製します
・ エンジングリルのメッシュ、前照灯、尾灯、ホーンの取り付け基部はエッチングパーツで再現
・ 車載工具類は個別にパーツ化、工具類に固定具を一体に成型した状態で再現しています
・ 牽引ワイヤーは付属の金属製ワイヤーを加工して作製します
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現
・ サスペンションアームは別パーツ化して再現
・ 起動輪、転輪、誘導輪はそれぞれ一体成型のパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつを分割した接着連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、裏側のガイドが2枚となる「T-40」用のシングルピン式履帯を再現
●エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「T-40 軽戦車」の塗装とマーキング 】
●「ソビエト T-40 軽戦車」のマーキングとして、2種類の塗装例(ソ連軍仕様、ドイツ軍捕獲仕様)がカラー塗装図に記載されており、国籍マーク、車体番号、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ソビエト T-40 軽戦車」のパッケージ内容 】
・ 軽戦車 T-40 ×1
・ エッチングシート ×1
・ 金属製ワイヤー ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2014年 完全新金型