標識セット 2
「標識セット 2 （プラモデル） (イタレリ 1/35 ミリタリーシリーズ No.6527 )」です
●第2次世界大戦時におけるヨーロッパ戦域の道路標識（道標）などを1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ジオラマやヴィネット製作の際、意外に目立つ存在となる「道路標識」を再現、ジオラマ用ストラクチャーとして広い汎用性を持った内容となっています
●イタレリ社製旧「標識セット」をベースに、一部パーツを追加、デカールを変更したバリエーションキットです
・ 旧「標識セット」では、イタリア軍や北アフリカ戦線におけるドイツ軍の道路標識が中心となっていましたが、本キットではヨーロッパ戦線におけるドイツ軍、連合軍の道路標識を中心に再現しています
【 「道路標識」について 】
●現在ではGPS衛星による位置確認が一般化していますが、第2次世界大戦時では道路に掲げられた標識が自分の位置や目標地点を把握するための重要な手段の一つであり、兵士達は地図と道路標識とを突き合わせて行動を行っていました
●また、戦車などの装軌車両は不整地でも走行ができることから道路の存在価値は低いように思えますが、不整地での走行は足周りへの負担と障害物や地形の凸凹により走行不能に陥ってしまうことがあるため、戦闘中以外の不整地走行は非常に限定されていました
●このため、装軌車両といえども、通常の移動時には道路を使用するのが基本であり、道路上に設置している標識の意義は極めて高いものでした
●道路の標識には、地名や進行方向を示すものだけではなく、道路上を進む兵士に対しての注意喚起や部隊の野営地なども表示するようになっており、第2次世界大戦時には1本の電柱や道路標識に標識を山のように貼り付けている例を見ることができます
・ 道路上に適当なものがない場合は、車両の残骸などにも標識を取り付けました
●このような、道路標識は兵士達に様々な情報を与え、部隊の行動に大いなる助けとなったのです
【 「標識セット 2」のキット内容について 】
●このヨーロッパ戦域における道路標識（道標）などを再現したプラスチックモデル組立キットです
●イタレリ社の伝統的なカッチリとした彫刻を施したパーツで「道路標識」を再現、木製となる標識は木パネルと木目をモールドで、支柱となる木の幹は節目などの表面の凹凸模様を実感のある彫刻で再現した内容となっています
●ミリタリー調の色の車両やフィギュア、そして地味な色となる地面が占めるジオラマやヴィネットにおいて、ホワイトなどの目立つ色に塗られた道路標識はアイキャッチとなる重要なストラクチャーであり、演出用の素材として定番的なアイテムとなります
●本パッケージに含まれる標識は
・ 大型の標識 ×2
・ 中型の標識 ×8
・ 小型の標識 ×3
・ 中型と小型の標識を2連としたもの ×1
・ 電柱 ×1
・ 標識用の木の幹 ×4
・ 支柱固定用のドラム缶 ×2
をセットしています
●各標識は一体成型のパーツで再現
●ドラム缶は、前後に分割したパーツに上下の蓋を取り付けて作製します
●個々の道路標識は単独での使用の他、組み合わせることで複数の標識が付いた状態とすることができます
・ 自由な発想や、戦場写真などを参考として様々な標識を作製しても良いでしょう
●ボックスに描かれている、有刺鉄線、ロープ、電線などは付属していません
・ 有刺鉄線、ロープ、電線など追加すると、よりリアルな雰囲気を演出することができます
●19種類の道路標識の表示面を再現したデカールが付属、標識のパーツに貼り付けることで道路標識を完成させます
・ 各デカールは、対応するパーツの大きさに合わたサイズとなっています
【 「標識セット 2」のパッケージ内容 】
・ 道路標識 一式
・ デカールシート ×1
------------------------------------------------
【 「標識セット 2」のワンポイント 】
●1/35スケールの道路標識のキットとしてまず思い浮かぶのが、タミヤ社製の「道標セット 」です
●この「道標セット 」はポイントを押さえて、組み合わせやデカールの変更などで様々な道路標識とすることができるという優れものですが、支柱などの基本となる部分は比較的目にする機会が多いことから、目新しさという点では難しいものがあります
●本キットは、あまり再生産が行われず、流通量も少ないために、他の作品との差別化を図る上での最も手軽な道路標識のキットです
●また、キットは標識類の基本的な部分のみを再現していますので、複数を組み合わせたり、他のストラクチャーと合わせて使ったりと、様々な展開を楽しむこともできます
●ジオラマやヴィネット製作の際に非常に役立つ、手軽なストラクチャーキットと言えるでしょう
