デカールのり
「デカールのり (定着剤) (タミヤ メイクアップ材 No.87176 )」です
●デカールをしっかりと定着させるための水性液体のり、「デカールのり」です。
●長時間水に浸けてしまい定着力の弱くなってしまったデカール、古くなったキットのデカール、一部の海外メーカーのキットのデカールなど様々なデカールに対応、デカールをしっかりと定着してくれる専用の「のり」です。
●「デカールのり」は、デカールの定着力を高めるため、デカールを貼る「前に」、デカールを添付する予定のポイントにあらかじめ塗って使用するデカール添着剤です。
【 デカールのり (タミヤ メイクアップ材 No.87176) の製品内容 】
●水に浸け過ぎてデカールについている定着成分が弱くなってしまった場合、もともと定着成分が弱いデカール、古くなってしまったデカールなどに対応、デカールの定着成分を補填するデカール用の「のり」です。
●「デカールのり」は、塗布しやすい濃度で調整されたサラっとしたタイプ、薄めずそのまま使用します。
●蓋の裏側にハケが付いていますので、デカールを添付する場所にそのまま塗ることができます。
●「デカールのり」は、貼る直前にデカールの添付箇所に「デカールのり」を塗ることで、デカールの粘着力を高めることができます。
●安全な水性タイプで塗装面を侵すことなく、はみ出してしまった部分は水をつけた綿棒や布などで簡単にふき取ることができます。
■ デカールのり 使用方法
●デカールを貼る部分に「デカールのり」を塗り、その上にデカールを貼ります。
●デカールを柔らかくする成分は含んでいませんので、よりデカールを密着する場合には、「マークフィット」「マークフィット ハードタイプ」などのデカール軟化剤を使用して下さい。
【 デカールのり (タミヤ メイクアップ材 No.87176) 製品仕様 】
●成分:液体のり、水
●正味量:10ml
【 デカール軟化剤・添着剤 について 】
●プラモデルに付属しているデカールの仕様は各メーカーごと、同一メーカーであっても製品ごとに千差万別で、デカールの厚み、プリントの質、色の濃さなど、様々な違いがあります。
●また、キットを購入し長期間保管している場合、一部のデカールを除き、付属しているデカールの表面が徐々に乾きはじめ、それに伴い定着成分が弱くなってしまいます。
●特に、海外メーカーのキットは、カルトグラフなど特殊な印刷を除き、このような傾向が顕著で、経年変化によるデカールの定着成分の劣化や、場合によっては購入して間もない時期でも定着度が弱いことなど、よくあることです。
●キットに付属するデカールを、「ワレやヒビなくそのまま使用することができるのか?」「あらかじめ定着成分を補う必要があるのか?」「乾いた後にしっかりと定着し続けてくれるのか?」など、これらのデカールにまつわる判断はケースバイケースと言うしかなく、また、モデラーによっても得意とする対処方法が異なり、様々なキットのデカールをそつなく綺麗に定着させることができればベテランモデラーのハードルをひとつ越えることができたと言えるほど、意外に難しい作業のひとつです。
●その昔、「木工用ボンド」や「のり」を水で溶かしデカールの定着成分を補なっていましたが、今は専用の添着剤が揃っています。
●薄かったり、定着力の弱いデカールに特化した専用の「のり」がデカール添着剤で、デカールの定着成分「のみ」を補うツールが、本製品「デカールのり」や、「デカールのり (濃縮タイプ)」となります。
●本製品「デカールのり」は、デカール用の水性液体のりで、あらかじめ模型表面に塗布することでデカールの定着成分を強くすることができ、定着成分の弱いデカールの貼り付けや、水分が揮発した後のデカールの剥離などを防ぐことができます。
●このような「のり」の成分だけのデカール添着剤は、デカール軟化剤が含まれないために、塗布後デカールに歪みやズレが発生することが少なく、デカールを狙った場所へと確実に貼ることができます。
●ただし、このような「のり」成分だけのデカール添着剤では、デカール自体の「張り」が強い場合、模型表面の曲面や凹凸に密着しにくく、「張り」の強いデカールには軟化剤が少量入った「デカールのり (軟化剤入り)」「Mr.マークセッター」などを使用します。
・ 「デカールのり (軟化剤入り)」「Mr.マークセッター」には、軟化剤は少量しか含まれていませんので、よりデカールを軟化する必要がある場合には、「マークフィット」「マークフィット ハードタイプ」などのデカール軟化剤をデカールを「貼った後に」使用します。
・ 「デカールのり」や「デカールのり (軟化剤入り)」「Mr.マークセッター」「デカールのり (濃縮タイプ)」などのデカール添着剤はデカールを「貼る前」に、デカールを添付する位置に直接使用し、「マークフィット」「マークフィット ハードタイプ」などのデカール軟化剤はデカールを「貼った後」にデカールの上に塗って使用します。
●古くなったデカール、台紙が変色しているデカール、表面部分にひび割れが発生しているデカールなど、そのままではデカールの使用を躊躇する場合、このようなデカール添着剤はその定着を補助し、模型製作においてとても役立つツールです。
●もっとも、デカールを綺麗に貼付するには、このようなデカール添着剤やデカール軟化剤を使うだけでできるものではなく、実際に手を動かし、失敗や成功を繰り返した経験を積み重ねることで、徐々にそのコツを掴むのが一番大事なポイントと言えます。
●ただ、難しく考えすぎるとデカール貼付へのプレッシャーが高まるだけですので、デカール貼付はあくまでも模型作りでの工程の一つとして、多少の位置ズレや歪みなどを無視するぐらいの緩やかな気持ちで、様々なキットに触れながら得意な方法を確立して行くと良いでしょう。