IDF ナメル APC
「IDF ナメル APC (レジン) (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット (AFV) No.MTUAFV-073 )」です
●現用イスラエル軍の装甲兵員輸送車「ナメル」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット
●「メルカバ戦車」をベースにして強力な防御力を持つ重装甲の装甲兵員輸送車「ナメル」を再現、60tもある重量級の大柄な車体、この車体上部を斜めにカットした、巨大で先鋭的なフォルムを再現した内容となっています
【 「装甲兵員輸送車 ナメル」について 】
●装甲兵員輸送車は、同乗する兵員用のスペースを確保しつつ、兵員規模に応じた車両台数を揃えなければばらないため、最前線に展開する車輌でありながら、どうしても戦車より装甲が薄くなってしまう欠点を持っています
●しかし、「戦場タクシー」として用いられる装甲兵員輸送車はもとより、弾薬が飛び交う戦線で運用する歩兵戦闘車の装甲が薄いことは忌々しき事態であり、特に生存率の高さを旨とするるイスラエル軍では重大な問題でした
●そこで、イスラエル軍では中東戦争などで捕獲し、その後旧式化したソ連製の「T-54/55」などの車体を利用した装甲兵員輸送車を開発、高い防御力は旧式化した戦車を転用することに有用性が認められます
●イスラエル軍の主力戦車である「メルカバ戦車」はグレードアアップした「Mk.3」及び「Mk.4」へと移行、部隊への配備が進むにつれ、初期生産型である「Mk.1」「Mk.2」は退役していくことになります
●「メルカバ戦車」はエンジンを前方に配置して防御力を重視、また車体後部に兵員輸送スペースを配置してレイアウトであったので、装甲兵員輸送車へと転用するのに最適であり、退役した「メルカバ戦車」の初期生産型の車体を利用した装甲兵員輸送車「ナメル」が開発されます
●この装甲兵員輸送車「ナメル」は、「メルカバ戦車」の砲塔を撤去し後部の兵員スペースを拡大、1個分隊となる9名の兵員を収容できる能力を持っています
●高い評価を得た装甲兵員輸送車「ナメル」は、その後、「メルカバ戦車」の初期生産型からのみではなく、最新型の「Mk.4」をベースに新造されたたタイプも登場、イスラエル軍においてはこのタイプが主流となっているようです
【 「「IDF ナメル APC」のキット内容について 】
●この現用イスラエル軍の装甲兵員輸送車「ナメル」を再現したレジン製組立キットです
●平面を中心とした車体構成ながら、表面上のボルト、グリルなどのディテールをはじめ、車体側面の凹んだ部分や車体後部の収納箱など、細かなディテールを持つ装甲兵員輸送車「ナメル」を細部に渡って再現しています
●「ナメル」の特徴となる車体上部のボルト、エンジングリルなどの細部はスケールに沿って強弱を付けたモールドで再現、1/144スケールの兵員輸送車としては大柄な車体でありながら、ディテール感溢れた内容となっています
●また、手軽に組み立てることができるよう、一体成型を重視したパーツ構成で、総パーツ数を9点に抑え、1時間以内に組立てが可能、手軽に重厚な「ナメル」の姿を楽しむことができるでしょう
●「ナメル」は、「車体」、左右の「足周り」の3ブロックで構成されています
●「車体」は一体成型のパーツで再現、サイドスカートは別パーツ化しています
・ 車体上部に点在するボルトを繊細な凸モールドで再現しています
・ 車体上部の右側ハッチはモールドにて再現
・ 車体上部左側のキューポラのハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 車体上部に装備する、リモコン機銃(×1)と機銃(×1)を別パーツ化、銃口部分は開口しています
●「足周り」部分は、車体側面パネル、転輪、履帯を含めた一体成型のパーツで再現
・ 履帯表面のパターン、裏面のセンターガイド、転輪のホイール形状などを凹凸あるモールドで細かく再現しています
●乗員を再現したフィギュアが1体付属しています
・ 上半身のみを再現した半身像となります
・ フィギュアは、キューポラ部から上半身を出し、片手を伸ばした状態でキューポラ部分に置いているポーズとなります
●原型製作 : マツオカステン
●2014年 完全新造形 (マツオカステン製「メルカバMk.4」のバリエーションキットではありません)
【 「「IDF ナメル APC」のパッケージ内容 】
・ イスラエル軍 装甲兵員輸送車 ナメル ×1
・ フィギュア ×1
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【 「「IDF ナメル APC」の組立て上のご注意 】
●レジン製キットですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」などを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい