日本海軍 夕雲型駆逐艦 早霜 (新装備付)
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「日本海軍 夕雲型駆逐艦 早霜 (新装備付) (プラモデル) (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.SPW034 )」です
●日本海軍の甲型駆逐艦「夕雲型」の17番艦「早霜」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ピットロード社製「日本海軍 夕雲型駆逐艦 夕雲 (フルハル仕様)」に、同社「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」をセットしたスペシャルバージョンとなっています
・ 両キットを単品で揃えるよりも価格的にお得な内容となっています
●「早霜」の同型艦となる「早波」「濱波」「沖波」「岸波」「朝霜」「秋霜」「清霜」の艦名表示のデカールも付属、選択して作製することができます
【 「日本海軍 夕雲型駆逐艦 早霜 (新装備付)」のキット内容について 】
●日本海軍の夕雲型駆逐艦の17番艦「早霜」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術に基づき駆逐艦「早霜」をシャープなモールドで再現、新金型で造形した「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」のパーツに置き換えることで、より細かなディテールを再現可能な内容となっています
・ 組立説明書内には「早霜」への新パーツの取り付け指示が記載されています
●艦体喫水線から上の部分を再現した洋上モデルと、喫水線以下の部分も再現したたフルハルモデルとを選択して組立てる事が可能です
●「早霜」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックごとに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます
●船体は、喫水線ラインで上下に分割したパーツ構成となっています
・ 船体には、舷窓、ボラードなどのディテールを凹凸あるモールドで再現
・ 船底部は、 洋上モデルとしての船体下を塞ぐ平らな船底パーツと、フルハルモデル用として船底部分を再現したパーツをセット、選択して作製することができます
・ フルハルモデル用に、ビルジキール、舵、推進軸、プロペラ(スクリュー)などを再現したパーツが付属しています
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●上甲板は、鎖錨甲板と、船体パーツと一体成型した上甲板とで構成
・ 甲板上には、中央構造物、後部構造物、主砲塔台座、魚雷発射管などの基本構造の他、リノリウム押さえ、滑り止め、魚雷運搬用レール、ボラード、アンカーチェーンなどのディテールをモールドで再現しています
「早霜」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています
●艦橋
・ 艦橋の主要部分は上下に分割したブロックで構成、上部は2層、下部は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 艦橋トップの方位盤、測距儀などは別パーツ化して再現しています
・ 艦橋窓枠は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
・ 艦橋下部の窓、扉などのディテールは繊細な凹凸あるモールドで再現
●メインマスト、後檣
・ メインマストと後檣は三脚檣型となっており、それぞれ前後に分割したパーツで再現
● 第1煙突・第2煙突
・ 煙突は左右に分割したパーツ構成で、トップ部は別パーツ化して再現しています
・ 蒸気捨管、缶通風筒、排気筒は煙突パーツとは別パーツ化して再現しています
●中央予備魚雷格納庫
・ 予備魚雷格納庫は左右に分かれて設置されており、それぞれ一体成型のパーツで再現しています
●探照灯台
・ 探照灯台はブルワーク部と台座部分とで分割、台座部分は左右に分割したパーツ構成となっています
・ 台座部分には、扉、梯子を繊細なモールドで再現しています
●主砲塔部 「50口径 3年式 12.7cm連装砲 D型」 ×3
・ 砲塔は本体部分と砲身部分とに分割したパーツ構成、砲身部は1本ずつ独立したパーツで再現しています
・ 砲身パーツには防水カバーを彫刻で再現
・ 砲塔本体部分はスライド金型を使用して、フレーム、窓、通風孔、照準口などのディテールを細かく再現しています
●4連装魚雷発射管 「92式 61cm 4連装魚雷発射管」 ×2
・ 魚雷発射管は、4連装状に一体成型のパーツで再現した発射管と、シールド部との2パーツで再現しています
・ 魚雷本体は独立してパーツ化しています
・ シールド部はスライド金型を使用して、フレーム、扉、窓、通風孔などのディテールを細かく再現しています
●対空機銃 「25mm 3連装機銃」 ×4、「25mm連装機銃」×1
・ 機銃は、連装状に一体成型となった銃身部と機銃架の2パーツで再現しています
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 7mカッター ×2
・ 7.5m内火艇 ×2
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 錨
・ 方位測定器
・ 90cm探照灯
・ 爆雷装填台
・ 爆雷用ダビット
・ 爆雷発射機
・ 爆雷投下軌条
・ 艦尾、艦首旗竿
・ スキッドビーム
・ リール
などをセットしています
●付属の新装備セット主要パーツ内容 (ピットロード社製「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」)
・ 3年式 12.7cm連装砲 C/D型 ×3
・ 92式 4連装魚雷発射管 ×2
・ 96式 25mm 3連装機銃 ×5
・ 96式 25mm連装機銃 ×2
・ 魚雷次発装填装置 ×1
・ 爆雷投下軌条 ×2
・ 爆雷装填台 ×2
・ 94式爆雷投射機 ×2
・ 90cm探照灯 ×2
・ 7mカッター ×2
・ 7.5m内火艇 ×2
・ ラジアル型ボートダビット ×4
・ ラフィング型ボートダビット ×4
・ 汎用ダビット ×3
・ アンカー(小) ×2
などが含まれています
●フルハルモデル用のディスプレイスタンドが付属しています
●艦尾の軍艦旗、艦首の日章旗、駆逐隊番号、煙突の白線、舷側部の艦名表示(「早霜」「早波」「濱波」「沖波」「岸波」「朝霜」「秋霜」「清霜」)などを再現したデカールが付属
【 「日本海軍 夕雲型駆逐艦 早霜 (新装備付)」のパッケージ内容 】
・ 駆逐艦 早霜 ×1 (「早波」「濱波」「沖波」「岸波」「朝霜」「秋霜」「清霜」も製作可能)
・ 「新WW2 日本海軍艦船装備セット (5)」 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●スポット生産品
【 「駆逐艦 夕雲型」について 】
●日本海軍は艦隊型の1600tクラスの特型駆逐艦を1928年に竣工、同艦は従来の駆逐艦の1.5倍もの攻撃力を誇り、その艦形と武装配置は以後の駆逐艦のスタンダードとなりました
●しかし、ロンドン軍縮会議により駆逐艦のような補助艦艇の保有にも制限が加えられるようになり、特型駆逐艦以後の「初春型」、「白露型」などは排水量の割りに過大な武装を装備した結果、欠点の多い艦となってしまいます
●1936年、日本は軍縮条約から脱退、これにより排水量の制限を受けずに艦の建造ができるようになり、2000tクラスの駆逐艦である「陽炎型」を建造しました
●「陽炎型」は、その前の型式の駆逐艦「朝潮型」と同じ武装を持ちながら、船体強度が充分に確保され、航続距離も増大し、日本海軍が望んだ理想的性能を持つ艦隊型駆逐艦となりました
●同艦は、12.7cm連装砲を3基搭載、魚雷兵装は、4連装式61cm魚雷発射管を2基搭載、また魚雷の次発装填装置も装備しており、魚雷を2装射する能力を持っているのが特徴でした
・ 他国の駆逐艦は、装填している魚雷を発射するのみで、戦闘中に次発装填はできませんでした
●「夕雲型」は、「陽炎型」の改良型で、最大速力を向上するために艦尾を80cm延長、推進機も改良し、35ノットの速力を出す事が出来るようになりました
・ カタログスペックでは両型共に最高速力35ノットですが、実際は「陽炎型」ではその速力を出すのは難しかったようです
●艦橋構造物は下部を拡大して容積を拡大、また主砲塔も最大仰角が75度に引き上げられ、対空射撃も可能(発射速度が低いために実際上は有効な射撃はできませんでした)な「D型砲塔」に変更されています
・ 「C型砲塔」と「D型砲塔」の外観上の違いはほとんど有りません
●「夕雲型」駆逐艦は、1941年に1番艦の「夕雲」が竣工、最終艦となる「清霜」が1944年に竣工するまでに「陽炎型」と同じく合計19隻を建造しています
●同駆逐艦は、「陽炎型」と並び当時の日本海軍隊の最新鋭の駆逐艦として常に最前線に投入、連合軍艦艇と交戦し、特にガダルカナル島沖で行なわれたソロモン海の戦いではその性能を発揮して多くの敵艦を撃破もしくは撃沈しました
●しかし、その活躍の分の代償も大きく、同艦19隻は全て戦没しています
【 「駆逐艦 早霜」について 】
●駆逐艦「早霜」は、夕雲型駆逐艦の17番艦として1944年2月に竣工しました
●竣工後、「早霜」は空母機動部隊が集結していたフィリピン南部のタウイタウイへと進出、機動部隊の護衛としての任務に就きます
●1944年6月、日本海軍が艦隊航空部隊の総力を投入した「マリアナ沖海戦」が発生、「早霜」は護衛として空襲するアメリカ軍機に対して対空戦闘を行いましたが、護衛していた空母「飛鷹」は戦没してしまいます
●「早霜」は、1944年10月の「レイテ沖海戦」において「栗田艦隊」に編入、レイテ島に向けて出撃します
●しかし、「早霜」はその途上のミンドロ島南方においてアメリカ艦載機の空襲を受けて2発の爆弾を被弾、大破してしまいます
●「早霜」は沈没を防ぐために浅瀬に擱座、その後放棄され、その短い生涯を閉じています