タミヤ フランス中戦車 ソミュア S35 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 344 プラモデル

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フランス中戦車 ソミュア S35

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4,180円 3,762円(税込)

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「フランス中戦車 ソミュア S35 (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.344 )」です


●第2次世界大戦時におけるフランス軍の中戦車「ソミュア S35」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●フランス軍の最優秀戦車として走・攻・守の三方に優れた性能を示した中戦車「ソミュア S35」を再現、鋳造製の砲塔と車体に、戦闘室と砲塔を車体の前寄りに備えた独特のシルエットを再現した内容となっています

【 「フランス 中戦車 ソミュア S35」について 】


●現在における軍隊内の兵科は、歩兵、機甲、砲兵、工兵、通信など各種に分かれていますが、基本的に職種の違いで、兵科に応じた戦術や操作機材などの専門知識を習得、発揮するための区分分けに近いものです

●しかし、第2次世界大戦前までの兵科は、それぞれの兵科ごとの発言力が強く、特にフランス軍では、ナポレオン時代からの伝統を受け継いだ騎兵科の存在は大きなものでした
●ところが、第1次世界大戦以降、騎馬を使用する騎兵は戦場における存在意義が薄れ、これが騎兵科の衰退となり、騎兵科はその生き残りを戦車などの機械化に見出すことになります

●第1次世界大戦において、傑作戦車「ルノー FT」を生み出したフランスは戦車大国として世界をリードする存在となり、その後も軽戦車を中心として優秀な戦車を生み出しました
●現在のように、戦車を扱う専門兵科となる機甲科がまだ誕生していなかったフランス軍では、支援車両として戦車を扱う歩兵科と、主装備車両として戦車を扱う騎兵科とが対立、それぞれが独自に戦車を調達する事態になりました
 ・ もっとも、このような歩兵科と騎兵科との対立はフランス軍に限ったことではなく、日本陸軍やアメリカ陸軍などでも見ることができ、戦車の運用方法の違いからその性能要求はかなり異なるものとなりました

●1930年代初期、フランス軍の騎兵科は、独自の戦車の調達を開始、1933年には最初の騎兵用の戦車となる「ルノー AMC34」が登場します
●しかし、この「ルノー AMC34」は原型が軽戦車であったことから小型過ぎて性能的にも騎兵科を満足させるものではなく、これに代わる騎兵科用の戦車として、新設計により1936年に「ソミュア」社が開発したのが中戦車「ソミュア S35」です

●この「ソミュア S35」は、鋳造構造を大幅に採り入れたのが最大の特徴で、砲塔はもとより、車体全体に渡り、鋳造製となっていました
 ・ ユニークなのは車体構造で、車体は上部と下部に分かれ、さらに上部は前後、下部は左右に分割した構成となり、それぞれをボルト止めで固定しています(車体下部のボルト止めは内側となります)
 ・ この鋳造構造により、その基本装甲は40mm、最大装甲では56mmの厚みを誇りました
 ・ 砲塔は、重戦車「シャール B1bis」用の砲塔「APX1」をベースとして、砲塔リング径を変更した「APX1CE」を搭載、その主砲は「47mm戦車砲 SA35」と、当時としては強力な火力を持っています
 ・ 機動性能も、機動力を重視する騎兵科らしく、190馬力を発揮するエンジンを搭載したことで、最高速度40km/hという性能を持ち、これは当時のフランス軍戦車の中ではトップクラスの性能でした

●「ソミュア S35」は、走、攻、守のバランスが取れた、フランス戦車の中で最優秀の性能を誇り、特に強固な防御力と主砲の威力は大戦初期のドイツ戦車を上回るものでした

●ただし、フランス戦車に共通の欠点も持っており、第1に砲塔が1人用であること、第2に車長用のキューポラを装備していないことでした
 ・ 1人用砲塔は、砲塔に収まる車長が、視察、命令、砲の照準、装填などという操作を1人で行わなければならないことを意味しており、3人用砲塔を採用したドイツ戦車と比べて実質的な戦闘能力は低いものとなってしまいました
 ・ 車長キューポラを装備していない「ソミュア S35」は、砲塔後部のハッチから車長が身を乗り出して視察する必要があり、これは運用の不便さと機能性の低下に繋がっています(上部に装備したキューポラからは出入りができません)

●このような欠点を抱えながらも「ソミュア S35」はフランス軍の最優秀戦車であり、独仏戦が開始すると、ドイツ軍に対して反撃を行って大きな戦果を挙げ、ドイツ軍を震撼させる存在となりました

●独仏戦の勝利によってフランス軍の多くの兵器を手に入れたドイツ軍は「ソミュア S35」を自軍の戦車として使用、1人用砲塔であることからドイツ軍の用兵には沿いませんでしたが、2戦級の戦車として、フィンランド戦線やパルチザン戦などに積極的に投入が行われたのです

フランス中戦車 ソミュア S35の商品画像

【 「フランス中戦車 ソミュア S35 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.344)」 プラモデルの内容について 】


●このフランス軍の中戦車「ソミュア S35」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●フランス軍の誇りとも言える「ソミュア S35」をタミヤならではの造形の妙と繊細かつシャープなモールドで再現、ソミュール博物館に現存する実車取材と資料とに基づき、その特徴を車体底部に至るまで詳細に再現した内容となっています

●砲塔と車体にはタミヤタッチによる繊細で強弱を付けたモールドでなだらかさを持つ鋳造肌を再現、「ソミュア S35」特有の車体上下を繋ぐボルト止め構造もしっかりと再現しており、他の戦車では見られない構造を模型として楽しむことができます

●足周りを中心として複雑な構造を持つ「ソミュア S35」ですが、モールドやパーツ構成の工夫により、パーツ数を極力抑えて再現しており、その特徴的で魅力的な姿を気軽に味わうことができるでしょう

●履帯には、嵌め込み式で簡単に繋ぐことが可能な連結可動式履帯が付属、牽引チェーンを再現する金属製チェーンと相まって重量感あるモデリングを楽しむこともできます

●また、露出した履帯には足周りを覆う装甲カバーに降り積もった土汚れなど、大戦時のAFVモデルならではのウェザリング表現にも挑戦するのも面白いでしょう

●パーツ数を抑えている分、気軽に楽しめて、いろいろな表現を楽しんだり挑戦したりすることができる、そして何度作っても飽きがこないというタミヤMMシリーズの本質を我々に伝える逸品となっています

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●「ソミュア S35」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●砲塔は、優雅な曲面で構成した「ソミュア S35」の「APX1CE」砲塔の形状を再現、なだらかな鋳造肌を繊細なタッチで再現しています

●「47mm戦車砲 SA35」は、一体成型となったパーツで再現、砲口は開口されています
 ・ 主砲の防盾と同軸機銃の防盾は、それぞれ一体成型の1パーツで再現
 ・ 主砲と同軸機銃は、内蔵するポリキャップにより上下に可動させることができ、実車の構造に沿って同軸機銃のみを独立して可動することもできます

●砲塔は、上下に分割したパーツで再現、砲塔前部パネルは別パーツとなっています
 ・ 砲塔後部ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 砲塔の吊り下げフックが別パーツ化

●視察キューポラは、前後に分割したパーツで構成
 ・ 前部の扉は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます

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【 車体上部 】
●鋳造により複雑な形状となっている「ソミュア S35」の車体上部を再現、表面の鋳造肌、車体の上下を固定するボルトとボルト穴、そして複雑な構造となるエンジンルーバーなどをシャープかつ繊細なタッチで再現しています

●車体上部は、一体成型となったパーツで再現
 ・ 各視察ハッチ、点検ハッチは別パーツ化
 ・ 操縦手用の視察ハッチと左側面の乗降ハッチは、開閉状態を選択することができます
 ・ エンジンデッキのルーバーはそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
 ・ 前照灯は前後に分割したパーツで再現、前部となるガラス部はクリアーパーツです
 ・ 尾灯もクリアーパーツで再現
 ・ ライトガード、ホーンガードもそれぞれ一体成型のパーツで再現、実車装備を感じさせるように薄く成型しています
 ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具が付いていない状態となっています
 ・ 手摺り、吊り下げフック、牽引フック等は別パーツ化しています
 ・ 牽引装置は形状が異なる2種が付属、選択して使用します

フランス中戦車 ソミュア S35の商品画像

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●車体側面の工具箱は、1個ずつ本体と蓋とに分割したパーツ構成となります
 ・ 固定用のバンドをモールドで再現

●排気管は、2本が一体成型となった本体と、先端部とで構成
 ・ 先端部の排気口は開口した状態となっています

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【 車体下部 】
●鋳造製の車体下部構造を再現、中央部の分割ライン、フェンダーの下部にある車体の上下を固定するボルト、そして特徴的な足周りなど、「ソミュア S35」の特徴的な造りをパーツ数を抑えて再現しています

●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、前部パネルは別パーツとなります
 ・ 各サスペンションは前後に分割したパーツ構成で、転輪とリーフ式サスペンション挟み込んで作製します
 ・ 転輪はそれぞれ一体成型のパーツ、起動輪、誘導輪は前後に分割したパーツで再現、可動させることができます
 ・ サスペンションを覆う装甲カバーは、上下に分割したパーツで再現、立体的な構造を再現しています

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【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつに分割した連結可動式履帯が付属しています
 ・ 履帯(履板)パーツには、ダボとダボ穴が付いており、これを組み合わせるようにパチパチと嵌め込むことで繋いで行きます

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【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツとして、牽引用チェーンと、車体後部に装備する畳んだ状態の防水布が付属しています
 ・ 牽引用チェーンは、先端のフックがプラパーツ、チェーン本体は付属の金属製チェーンを使用します
 ・ 防水布は、横方向に3分割したパーツ構成により、畳んだ状態を立体的に再現しています

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【 フィギュア 】
●車長を再現した1体のフィギュアが付属しています
 ・ 砲塔後部のハッチから上半身を出して、前方を見ているポーズとなります
 ・ 服装は、戦車兵用の革製ジャケットを着用、戦車ヘルメットを被った姿です
 ・ 服の皺の表現はスケールに沿った深めの凹凸モールドで再現、服の縫い目やポケットなどの細部は繊細なモールドで再現しています
 ・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています
 ・ フィギュア用の装備品として、戦車ヘルメット(×1)、拳銃ホルスター(×1)が付属しています

●前照灯、尾灯などを再現するクリアパーツが付属しています

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【 フランス中戦車 ソミュア S35 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.344) の塗装とマーキング 】


●「ソミュア S35 中戦車」のマーキングとして、フランス軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 第18竜騎兵連隊所属 56号車
 ・ 第13竜騎兵連隊所属 42号車
 ・ 第4胸甲騎兵連隊所属 20号車

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、小隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています

●実車の解説と塗装図を記載したカラーのリーフレットが付属しています


【 フランス中戦車 ソミュア S35 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.344) のパッケージ内容 】


 ・ フランス軍 中戦車 ソミュアS35 ×1
 ・ フィギュア ×1
 ・ ポリランナー ×1
 ・ 金属製チェーン ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1
 ・ カラーリーフレット ×1


●2015年 完全新金型

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 「フランス中戦車 ソミュア S35」
販売価格

4,180円 3,762円(税込)

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