ロシア BTR-70 装輪装甲兵員輸送車 初期型
「ロシア BTR-70 装輪装甲兵員輸送車 初期型 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72164 )」です
●現用ロシア軍の装輪式装甲兵員輸送車「BTR-70」の「初期型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「BTR-60」シリーズの改良型として1970年代に登場した「BTR-70」の「初期型」を再現、面で構成した車体に小型の銃塔を装備したマッシブなスタイルを再現した内容となっています
【 「BTR-70 装輪走行兵員輸送車」について 】
●第2次世界大戦後、各国は装甲兵員輸送車のあるべき姿を追求し、足周りも装軌式と装輪式との思考錯誤が行われていました
●ソ連軍では多くの兵員を擁していたことから、装軌式と装輪式の2種のタイプを平行して開発するという方法を採り、1960年代において登場したのが装輪式装甲兵員輸送車「BTR-60」です
●この「BTR-60」は8輪の足周りを持ち、車体上部には「14.5mm重機関銃 KPVT」を装備する半埋め込み式の銃塔を備えた完成度の高い車両で、「BTR-60」は以降のソ連軍の装輪式装甲車のスタンダードとなります
●しかし、「BTR-60」は兵員室の後部のエンジンを配置した都合上、兵員の乗降は上部のハッチを使用するしかなく、乗降時には兵員の体が暴露してしまうという欠点を持っていました
●このような「BTR-60」の欠点を改良するために1970年代に登場したのが「BTR-70」で、車体側面にハッチを増設、このハッチを使用して側面からの乗り降りができるようになりました
●「BTR-70」はアフガニスタン戦などで大きな損害を出しながらも、車両として高い完成度があるため、この後も1線級兵器に留まり、後継となる「BTR-80」などの登場以後も旧東側諸国を中心に運用が続いているのです
【 「ロシア BTR-70 装輪装甲兵員輸送車 初期型」のキット内容について 】
●装輪式装甲兵員輸送車「BTR-70」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社特有のハンドメイドによる金型加工技術で「BTR-70 初期型」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いと、ミニスケールキットとしては細分化したパーツ構成で、「BTR-70」の全体形とディテールとを再現した内容となっています
●「BTR-70 初期型」は、「銃塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●「14.5mm重機関銃 KPVT」の銃身は一体成型のパーツで再現
・ 防盾も一体成型のパーツで再現、同軸機銃は別パーツ化しています
●銃塔は、上下に分割したパーツで再現
・ 上部ペリスコープはモールドで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、天板と左右両側面の3パーツで構成
・ 前部視察ハッチ、上部ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
・ 兵員室の上部ハッチ、ガンポートはモールドにて再現
・ エンジンデッキのルーバーはモールドで再現、上部のガードは別パーツ化しています
・ 足掛け、ライトガード、前照灯、車載工具類、排気管、トリムベーンなどを別パーツ化
【 車体下部 】
●車体下部は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 側面ハッチは別パーツ化しています
・ ダブルウィッシュボーンサスペンションは、上下のアーム、車軸、軸受け、ショックアブソーバーのパーツ構成となっており、これを8輪分作製して車体へと取り付けます
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割しています
・ ゴムの部分は軟質素材製で、トレッドパターンを深めの彫刻で再現しています
【 「BTR-70 装輪装甲兵員輸送車」の塗装とマーキング 】
●「BTR-70装輪装甲兵員輸送車」のマーキングとして、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ロシア軍所属車両 (アブハジア / 1996年)
・ ソ連軍所属車両 (アフガニスタン / 1987年)
・ ウクライナ軍所属車両 (ボスニア・ヘルツェゴビナ / 1997年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア BTR-70 装輪装甲兵員輸送車 初期型」のパッケージ内容 】
・ BTR-70 初期型 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型