ドイツ オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39 初期型
「ドイツ オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39 初期型 (プラモデル) (ローデン 1/35 AFV MODEL KIT No.807 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軍用バス「オペル 軍用スタッフバス W39型」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍では比較的ポピュラーな存在として運用が行われた軍用バスの「オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型」を再現、ロングホイールベース型の「オペル 3.6-47」をベースにバス用のボディを備えた、特徴的なスタイルを再現した内容となっています
【 ドイツ オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型 について 】
●昔から現在に至るまで、兵士を運ぶ手段として主に用いているのが野戦トラックです
●この野戦トラックは荷台部分の両側面に簡易構造となるベンチシートを設け、ここに兵士が乗車するというスタイルとなっていますが、加速と減速により前後方向に荷重が掛かる車両は横に並んだ状態で座る兵士にとって身体への負担は大きいものです
・ また風雨を避けるために幌で覆うこともあり視界が狭く、周囲の状況も良く分かりません
・ また、無舗装道では幌の隙間から砂塵が入って荷台部分が埃で覆われることから、はっきり言うと人員を運搬する車両としてはかなり劣悪なものです
●ドイツ軍では、人員の輸送手段としてバスを導入、バスは密閉した構造を持ち、座席配置も前向きとなり、人員の負担も大きく軽減しています
●もっとも、バスは人員輸送に特化した車両として荷物を運搬する能力は低く、このため汎用性が劣ることから、トラックに比べれば生産数は少ないものでした
●「オペル 軍用スタッフバス W39型」は、「オペル」社が開発した軍用バスで、1939年から生産が行われました
・ 車体のベースは、「オペル・ブリッツ」のホイルベースを延長したタイプである「オペル 3.6-47」(ホイールベース長4.65m)が用いられ、その上にバスとしてのボディを乗せています
・ 「オペル 軍用スタッフバス W39型」は28名~30名の兵員を乗せることが可能で、これはオリジナルの「オペル・ブリッツ」よりも搭載能力が優れていました
・ 「オペル 軍用スタッフバス W39型」は、1939年から月産100両のペースで生産を開始、1943年の生産終了までに約3000台を生産しています
●「オペル 軍用スタッフバス W39型」は、本来の人員輸送だけでなく指揮車、電話交換車、救急車などの各種用途にも使用、その活躍の場も戦線後方だけではなく、戦線付近でも見ることができ、ドイツ軍に欠かせない車両の一つでもあったのです
【 ドイツ オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39 初期型 (ローデン 1/35 AFV MODEL KIT No.807) プラモデルの内容 】
●このドイツ軍の軍用バス「オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/72スケールのキットなどで培った造形技術により「オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型」を再現、最近のソフトスキン車両のキットとしてはパーツ数を抑えた内容となっています
●ウィンドなどを再現するクリアーパーツは含まれていません、別売のクリアフィルムなどを使用して作製します
●「オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型」は、「ボディ」「シャーシ」の2ブロックで構成しています
【 ボディ 】
●ボディは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 各ウィンド部は開口されており、ウィンドはクリアフィルム(別売りの透明プラ板などで代用)で作製します
・ ワイパー、車幅ポール、ウインカーを別パーツ化
・ フロントグリルはスリット部分を開口しています
・ 側面と後部のドアは別パーツ化しており、開閉状態を選択して作製することができます
・ フェンダーは、前部バンパーを含めて一体成型のパーツで再現
・ ボディ側面に装備するジェリカン(×2)が付属
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ ボディ上部のラックは一体成型のパーツで再現しています
●車体内部を再現しています
・ 運転席部分は、座席、各種レバー、ハンドルなどをパーツ化、メーターを再現したデカールが付属しています
・ キャビン後部には座席(×16)をパーツ化、各座席は一体成型のパーツで再現しています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型となったパーツで再現
・ サスペンションはそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 前部のステアリングゲージ、後部のデファレンシャルは前後に分割したパーツで再現
●エンジンを再現しています
・ エンジンは左右に分割したパーツで再現、これに冷却ファン、ファンベルト、発電機、排気管などを取り付けて作製します
・ ラジエターは一体成型のパーツで再現
●タイヤは、ホイール部とゴムの部分とに分割したパーツで再現
・ ゴムの部分は軟質素材製で、トレッドパターンをモールドで再現しています
【 ドイツ オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39 初期型 (ローデン 1/35 AFV MODEL KIT No.807) 塗装とマーキング 】
●「オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 国防軍所属 (東部戦線 / 1941年秋)
・ アフリカ軍団所属 (北アフリカ / 1942年秋)
・ 国防軍 衛生部隊 (西部戦線 / 1944年夏)
●説明書の塗装例に基づく、軍団司令部マーク、軍団マーク、赤十字マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 ドイツ オペル 3.6-47 軍用スタッフバス W39 初期型 (ローデン 1/35 AFV MODEL KIT No.807) パッケージ内容 】
・ オペル 軍用スタッフバス W39型 初期型 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型