転輪ゴム
「転輪ゴム (塗料) (モデルカステン モデルカステンカラー No.C-009 )」です
●戦車の転輪などに使われているゴムの色を再現したカラー
●ハードなウェザリングワークにも耐えうるよう、塗装後の塗膜が強い「ラッカー系塗料」となっています
【 「転輪ゴム」について 】
●戦車などの装軌式車両の転輪には、通常の場合、外周部にゴムを巻いています
●これは、装軌式車両の走行時の騒音を低減し、路面や地形による乗員への衝撃を抑え、さらに履帯の消耗を防ぐ役割を持っています
●「ゴムの色ってブラックでは?」「キットの説明書にもフラットブラックの塗装指示がある」と仰るユーザーさんも多いと思いますが、実際のゴムの色はブラックよりもグレーに近い色調となります
●「カー用品店で発売しているタイヤはブラックでは?」という意見もあるでしょうが、これはワックスを塗った状態であり、当然のことながら装軌車両の転輪はワックスは塗りません
●ただし、このグレーの色調が曲者で、各社から発売しているグレー色をそのまま塗ると、やたらと明るい色となってしまったり、青みがかってしまったりと、ゴムのイメージに合わない場合があります
●また、実際の転輪のゴムは、製造当初は若干青みを帯びたダークグレーという色調なのですが、ゴムの素材は汚れを吸収する性質を持っていて、土の中を走るため直ぐに茶褐色を含んだ色調へと変わります
・ もっとも、泥の中でもない限り、ゴムの部分は完全に土の色に同化することはなく、土を通してゴムと分かります
●このように、転輪のゴムの色といっても「この色」と断言できる要素が少なく、AFVモデラーにとってこのゴムの色は悩みの種でした
●「モデルカステン(アートボックス)」では、独自の取材と資料に基づいて調色を重ね、この転輪のゴムの色、いわゆる「転輪ゴム」を再現
●ブラックとダークグレーとの中間的な色調となるこの「転輪ゴム」は、AFVモデルに適したように、若干茶褐色が入った状態を再現しています
・ただし、この「転輪ゴム」をそのまま塗った場合は新車に近い状態となりますので、適時ウェザリングを行うとより雰囲気が出るでしょう(履帯と接触する部分は汚れが少なくなります)
●もちろん、この「転輪ゴム」は、転輪のゴムだけに対応したカラーではなく、タイヤやマッドフラップ、スカート、アンテナ基部などのゴムの部分にも適したカラーとなります
●これまで、様々なカラーを混色してゴムを色としていたユーザーや、ブラックでの塗装に疑問を持っていたユーザー、より本格的なAFVモデルを追及したいユーザーなど、AFVモデルでのゴムの色への回答の一つとして「モデルカステン(アートボックス)」が提案する塗料です
【 「転輪ゴム」の塗料の性質について 】
●「転輪ゴム」は、ガイアカラーベースのラッカー系塗料(溶剤系アクリル樹脂塗料)です
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができ、塗膜硬度が高いのが特徴です
●また、エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です
●塗料の希釈(薄め)・洗浄には、溶剤として「シンナー(ガイアカラー 薄め液)」を使用しますので、「水性アクリル塗料」や「エナメル塗料」よりも乾燥時間が早いのが特徴です
http://www.ms-plus.com/result_list.aspx?ge=12&se=1504
●「転輪ゴム」は「ガイアカラー」「Mr.カラー」「Mr.カラーGX」「Mr.カラー スプレー」などと同じ性質の「ラッカー系塗料」となります
・ 「転輪ゴム」と「ガイアカラー」との混色はもちろん、「Mr.カラー」「Mr.カラーGX」「Mr.カラー色の素」「ガンダムカラー 単色」「ガンダムカラー (BOX)」の専用色セットなどのラッカー系塗料と互換性がありますので、共に混色したり、ないカラーを補完したりすることができます
(水性ホビーカラーとは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「ガイアカラー うすめ液」などの溶剤を「1~2」
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「ガイアカラー うすめ液」などの溶剤を「0.5~1」
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「Mr.リターダーマイルド」をご利用することをおすすめします
・ 希釈濃度はひとつの目安ですので、気温・湿度だけでなく、塗りやすさ、発色の好みがございますので、各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい
●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「フラットベース(つや消し用添加剤)」を「10~20パーセント以上」、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「フラットベース(つや消し用添加剤)」を「5~10パーセント以上」混ぜて下さい
●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整した専用の「シンナー」をご利用下さい
・ Mr.カラー シンナー
・ G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-04 ツールウォッシュ)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤)
・ タミヤ ラッカー溶剤
など
【 「転輪ゴム」の仕様について 】
●内容量 : 50ml
●塗り面積 : 0.8平方メートル (3回塗り/1本あたり)
●用途 : プラモデル、各種模型、工作ほか
●適応素材 : スチロール樹脂、ABS、アクリル、塩化ビニール樹脂、木、紙、ゴム、粘土、石膏
●品名 : 合成樹脂塗料
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、有機溶剤、顔料
●第4種第1石油類 (火気厳禁)
●ご利用の前には容器に記載している取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい