ちび丸艦隊 加賀
「ちび丸艦隊 加賀 (プラモデル) (フジミ ちび丸艦隊 シリーズ No.旧ちび丸-010 )」です
●太平洋戦争時における日本海軍の「航空母艦 加賀」をノンスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●曲線ラインのシルエットでデフォルメして日本海軍の航空母艦「加賀」を再現、簡単に組立て、気楽に楽しくプラモデルを楽しむことができる内容となっています
・ もともとが複雑な構造となる航空母艦「加賀」を再現していることから、「ちび丸艦隊」シリーズとしてはパーツ数が多いキットですが、同シリーズの「ちび丸艦隊 赤城 」よりはパーツ数を抑えています
【 「ちび丸艦隊 加賀」のキット内容について 】
●航空母艦「加賀」をデフォルメして再現したプラスチックモデル組立てキットです
●接着剤不要のスナップオンキット、手軽に組立てることができます
・ より確実に組み立てる際には、プラスチックモデル用の接着材の使用をお勧めします
●「加賀」の船体のデザインは、かわいらしく曲線ラインでかたどられたシルエットでデフォルメしており、戦艦の船体を使用した複雑で高い格納庫を持つイメージを強調し、船体側面に対空兵装、艦尾に主砲を配置した姿を再現しています
●デフォルメしながらも、フジミ社製「特シリーズ」で培われたディテール表現力をフィードバック、飛行甲板の細部、鉄甲板とエレベーターの表面パターン、格納庫の側面の複雑な造り、各スポンソンや上甲板の滑り止め表現などのディテールを細やかに再現しており、複雑な構造体で構成した「加賀」独特の構造を再現しています
●船体は軍艦色、艦底部分は艦底色の成型色パーツ、飛行甲板用のシールも付属しており、塗装を行わなくても雰囲気ある仕上がりを楽しむことができます
●飛行甲板にはスケールモデルのような木甲板表現を彫刻しており、飛行甲板上の表示線を再現したデカールも付属していますので、塗装して楽しむこともできます
●従来の「チビ丸艦隊」シリーズとは異なり、水に浮かべることはできず、ディスプレイ版として楽しむキットとなります
●艦底部分は着脱させることが可能、「フルハルモデル」「洋上モデル」を選択して組み立てる事ができます
●「航空母艦 加賀」の船体は、「船体部」「艦底部」「飛行甲板部」で構成、これに上部構造物を取り付けて作製します
●船体は、格納庫部分を一体成型しており、格納庫の前後部分、前後の上甲板は別パーツとなっています
・ 船体には、舷窓、塵捨て管、扉などのディテールをモールドで再現しています
・ 上甲板には、滑り止めパターン、アンカーチェーン、ボラードなどの細部がモールド
・ 後部の上甲板部に装備する内火艇(×1)、内火ランチ(×1)、カッター(×1)が付属
●艦底部は、ビルジキールを含めて一体成型となったパーツで再現
・ 舵(×2)、推進軸(×4)、スクリュー(×4)が別パーツ化
●飛行甲板は、エレベーターを含めて一体成型となったパーツで再現
・ 機銃用及び測距儀用の各スポンソンはブロックごと別パーツ化しています
・ 飛行甲板の表面には、鉄甲板の表面パターン、木甲板表現、遮風柵、着艦制動装置及び滑走制止装置の基部などをモールドで再現
・ 飛行甲板裏側には、支えるためのトラス構造を再現
・ 飛行甲板の支柱は個別にパーツ化しています
●船体上の各構造物は、「艦橋」「煙突」「主砲」「高角砲」「スポンソン」ごとにブロック化して構成、各ブロックを組立後、「加賀」の船体上にはめ込む形で取り付けます
●「艦橋」は、本体と防空指揮所の2パーツで構成
・ 艦橋部分は一段凹んでおり、窓を再現したシールを貼り付けることで艦橋窓枠を再現しています
・ 艦橋下部の窓、扉などをモールドで再現しています
●「煙突」は一体成型のパーツで再現
・ トップ部分は開口処理しており、内部の整風板を再現しています
・ 表面部には、手摺り兼足掛け、梯子などの細部をモールドで再現
・ 煙突を支える支柱は別パーツ化しています
・ 塗装なしで仕上げるための、先端部分に貼る黒色のシールが付属
●「主砲」は、片舷4門がパーツ化、砲口は開口した状態となっています
●「高角砲」は、スポンソン部を一体成型した砲架部と、連装状に一体成型した砲身部とで構成
・ 砲口は開口した状態となっています
●通信アンテナは個別に別パーツ化しています
・ 通信アンテナは航行時における立てた状態となります
●スポンソンはブロックごとにパーツ化しています
・ 各スポンソンに装備する連装機銃は1基ごと個別に別パーツ化
●艦載機が付属しています
・ 零式艦上戦闘機 21型 ×3
・ 99式艦上爆撃機 ×3
・ 97式艦上攻撃機 ×3
・ 艦載機の機体は一体成型のパーツ、プロペラは別パーツ化しています
●その他の艤装類として
・ 錨
・ 艦首、艦尾の旗竿
などが付属しています
●飛行甲板、マストに掲げられる軍艦旗、煙突先端の黒色部、艦橋窓、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属
●飛行甲板に描かれた表示線、艦名表示、着艦標識、艦載機の日の丸マーク、胴体の帯などを再現した水転写式のデカールが付属しています
●「ちび丸艦隊 加賀」の完成時のサイズ
・ 全長 : 約10.5cm
【 「ちび丸艦隊 加賀」のパッケージ内容 】
・ ちび丸艦隊 加賀 ×1
・ シールシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型(艦載機を除く)
【 「航空母艦 加賀」について 】
●「加賀」は、第1次世界大戦後に立案された艦隊増強計画「88艦隊」に基づいた戦艦として1920年に建造が始まります
●しかし、「ワシントン軍縮条約」により戦艦の保有数を制限されるようになった結果、「加賀」は廃艦となることが決まります
●ところが、同条約によって航空母艦への転用が行われていた巡洋戦艦「天城」が関東大震災によりダメージを受けて建造不能となり、その代替艦として「加賀」を航空母艦に転用することになりました
●航空母艦「加賀」は、当初効率的な航空機運用から3段式の飛行甲板が設けられていましたが、実際に使用すると実用性が低く、後に全通式の飛行甲板へと変更しています
●太平洋戦争の開戦時、航空母艦「加賀」は日本の航空母艦として最も艦載機数が多く、空母を集中配備した第1航空艦隊の中軸の空母として活躍します
●1942年6月、緒戦において勝利を収めた帝国海軍はその総力を挙げて「ミッドウェー海戦」に挑みます
●この「ミッドウェー海戦」では、「加賀」などの空母4隻からなる空母機動部隊が先鋒となってミッドウェー島を攻撃、当初は順調に作戦が進みます
●しかし、アメリカ海軍は日本側の動きを察知しており、3隻の空母から飛び立った艦載機が日本機動部隊を襲い、「加賀」は爆弾4発を被弾、その栄光の生涯を閉じたのでした