パンサー A/D型
「パンサー A/D型 (プラモデル) (レベル 1/72 ミリタリー No.03107 )」です
●第2次世界大戦におけるドイツ軍の中戦車「パンサーD型」、もしくは「パンターA型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●重戦車並みの火力と防御力、そして軽戦車並の俊敏さにより、第2次世界大戦時の最優秀戦車となった「パンサー」シリーズの「パンサーD型」「パンサーA型」を再現、傾斜化した装甲車体に長砲身の主砲を備えた端整なフォルムを再現した内容となっています
●「パンサーD型」と「パンサーA型」の中のうち、いずれか1種を選択して作製することができるコンバーチブルキットです
【 「Sd.Kfz.171 パンターA/D型」について 】
●ドイツ軍は、1935年の再軍備化によって「1号戦車」~「4号戦車」という4車種の戦車を開発しましたが、これ以外にも様々な戦車や自走砲などの研究・開発を行っていました
●そのような状況の下、1941年に独ソ戦が開戦されると、ドイツ軍は強力なソ連軍戦車「T-34」と対峙、傾斜装甲を用いた防御力と火力、そして機動力に勝る「T-34」はドイツ戦車を凌駕する存在として、ドイツ軍の進撃の前に立ちはだかりました
●ドイツ軍ではこの「T-34」に対抗するために新型の中戦車の開発を開始、これには上記のような事前の研究と開発がベースとなっており、1942年11月に試作車が完成、1943年1月から「5号戦車 パンサー」として量産が始まりました
●当初この「パンサー」は最初の型式とした「パンサーA型」の名が付けられる予定でしたが、秘匿のために「パンサーD型」へと変更、この最初の量産型の「パンサーD型」は1943年7月のクルスク戦において初陣を飾ります
●しかし、「パンサーD型」は事前に実戦テストなどを行っていなかったことなどから機械的トラブルが多発、クルスク戦ではその実力を十分には発揮できませんでしたが、改修などにより徐々にトラブルを克服して行きます
●「パンサーA型」は「パンサーD型」の改良型で、車長キューポラを円筒状のタイプからペリスコープを装備した新型へと変更、車体前部には前方機銃を装備しました
●「パンサーD型、A型」は、「タイガー 1」に相当する火力と防御力を誇り、その能力から連合軍戦車を圧倒、大戦中期以降のドイツ戦車部隊の中軸として活躍を続けたのでした
【 「パンサー A/D型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の中戦車「パンサーD型、A型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●レベル社らしい堅実でシャープなモールド、そしてミニスケールに沿ったパーツ数を抑えた構成により、「パンサーD型、A型」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●「パンサーD型」と「パンサーA型」とを選択して作製することができます
・ 「パンサーD型」「と「パンサーA型」の違いは
車長キューポラが、「パンサーD型」は円筒状のタイプ、「パンサーA型」はペリスコープが付いた新型タイプ
「パンサーD型」は車体前方の無線手席の部分にピストルポートを設置、「パンサーA型」ではボールマウント式の前方機銃を装備しています
付属している防盾は1種のみで、単眼式の照準口が付いたタイプとなります(「パンサーA型」用)
となっています
●「パンサーD型、A型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「75mm戦車砲 KwK42」の砲身は、マズルブレーキを含めて一体成型のパーツで再現
・ 防盾は一体成型のパーツで再現、単眼式の照準口が付いたタイプを再現しています
・ 防盾は砲塔に固定した状態となっています
●砲塔は、上部、底部、後部パネルの3パーツで構成
・ ベンチレーター、後部ハッチはモールドで再現しています
●車長キューポラは、「パンサーD型」のタイプと「パンサーA型」のタイプの2種をセット、選択して使用することができます
・ キューポラは一体成型のパーツで再現、車長ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ 「パンサーA型」のキューポラの対空機銃架用のリングは、対空機銃架を一体成型して別パーツ化、機銃架に装着する「MG34機関銃」が付属しています
【 車体上部 】
●車体上部は、前部フェンダーを含めて一体成型となったパーツで再現
・ 車体前部の無線手席部分に取り付ける、ピストルポート(「パンサーD型」)と前方機銃(「パンサーA型」)のパーツの2種をセット、どちらか1種のパーツを選択して取り付けます
・ 操縦手ハッチと無線手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 車載工具類は、固定プレートごとに一体成型となったパーツで再現、各プレートを車体上部へと取り付けます
・ ボッシュライト、牽引ワイヤー、予備履帯を別パーツ化しています
・ 側面のシュルツェンは左右それぞれ一体成型のパーツで再現
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、これに側面パネル、後部パネルを取り付けて作製します
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型化しています
・ 起動輪、誘導輪は前後に分割したパーツで再現、転輪は中央部分を除いて1枚ずつ個別にパーツ化しています
●後部パネルは一体成型のパーツで再現
・ 左側の排気管は、1本タイプと3本タイプの2種をセット、どちらか1種を選択して使用します
・ ゲベックカステン、牽引装置、ジャッキを別パーツ化しています
【 履 帯 】
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
・上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成
【 「パンサーA/D型」の塗装とマーキング 】
●「パンサーA/D型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ グロスドイッチュラント戦車連隊 (ベルギー / 1944年) ~ 「パンサーA型」
・ 第11戦車師団 第15戦車連隊 ~ 「パンサーD型」
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「パンサー A/D型」のパッケージ内容 】
・ パンサーD型、A型 (D型とA型のコンバーチブル) ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1