ダイアモンド T972 ダンプトラック (ハードトップキャブ)
「ダイアモンド T972 ダンプトラック (ハードトップキャブ) （プラモデル） (Mirror Models 1/35 AFVモデル No.35804 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍のダンプトラック「ダイヤモンドT 972」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●障害物の撤去や飛行場建設などに活躍したダンプトラック「ダイヤモンドT 972」を再現、大型で大馬力のエンジンを搭載した「ダイヤモンドT 968」の車体を利用して、傾斜機能付きの荷台を装備した、迫力あるフォルムを再現した内容となっています
●ミラーモデル社製「ダイアモンド T968 カーゴトラック ハードトップキャップ」をベースに、「ダイヤモンドT 972」を再現するために、荷台部分などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「ダイヤモンドT 972」について 】
●アメリカはモータリゼーション発祥の国であり、大きな国土から得る資源に支えられた強大な工業力を持つ一方で、国土の広さから自動車は必需品となり、大小様々な自動車メーカーが存在していました
●このような自動車産業などにおける工業力のベースは、1930年代においてヨーロッパで台頭したドイツでも到底叶わず、さらに直接対峙した日本は足元にも及ばないもの能力を持ち、第2次世界大戦の開戦時においてアメリカ陸軍は極めて脆弱な兵力と装備しか持っていませんでしたが、大戦の終了時には世界トップレベルの兵力と装備を誇る規模へと成長した原動力にもなりました
●アメリカの自動車メーカー「ダイアモンド T」社は当時隆盛を極めていたシカゴの自動車産業の中にあって、大型トラックの製造を得意としていたメーカーです
●この「ダイアモンド T」社が本格的な軍用トラックとして1940年から生産を行ったのが「ダイヤモンドT 967」で、これは後に改良型の「ダイヤモンドT 968」へと発展します
●「ダイヤモンドT 968」は、106馬力6気筒ガソリンエンジン「へラクレスRXC」を搭載、大馬力の大型トラックとして兵員や重量物の輸送、牽引を主な任務としていました
●また、機械的信頼性が高かったことから、アメリカ軍だけではなく連合国軍に広く供与が行われ、高い評価を受けます
●この「ダイヤモンドT 968」は、貨物型となる「968」「968A」「968B」だけではなく各種派生型が作られており、ホイールベースを拡張させた架橋型「970」や、レッカーを装備した「969A」、シャーシを延長させた「975」「975A」などが存在しています
●そして、「ダイヤモンドT 968」ベースのダンプトラックとして作られたのが「ダイヤモンドT 972」で、荷台部分を変更して傾斜機能を持つ荷台とし、荷台前方にはキャビンを守るためのガードを装備していました
●この荷台は油圧により後方に傾斜するようになっており、積載した土砂などを素早く排出することができました
●「ダイヤモンドT 972」は、ブルドーザーと並んでアメリカ軍の工兵活動に活躍、飛行場建設や壕の埋め戻しなど、それまで主に人力に頼っていた土木作業が革命的なスピードで行えるようになり、アメリカの工業力をも象徴する存在になったのです
【 「ダイアモンド T972 ダンプトラック （ハードトップキャブ）」のキット内容について 】
●このアメリカ軍のダンプトラック「ダイヤモンドT 972」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミラーモデルの実車への深い造詣に基づき「ダイヤモンドT 972」を再現、足周りを中心とした部分は細分化したパーツ構成で、堅牢な構造を再現しながら、ボンネット、フェンダー、フトントグリルなどはソフトスキン車両らしく薄く成型したパーツで再現、骨太なシャーシと迫力のあるスタイルを持ちながらも繊細な部分も見せる「ダイヤモンドT 972」の姿を再現した内容となっています
・ インジェクションキットながら説明書などはガレージキットに近いものとなりますので、上級者向けのキットとなります
●「ダイヤモンドT 972」の「ハードトップ型」を再現しています
●「ダイヤモンドT 972」は、「キャビン及びボンネット」「荷台」「エンジン」「シャーシ」の4ブロックで構成しています
【 キャビン及びボンネット 】
●「ダイヤモンドT 972」の「ハードトップ型」のキャビン形状を再現、「ボンネット」「フェンダー」「ライトガード」「フロントグリル」などは薄く成型しています
●「キャビン」及び「ボンネット」は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「側面ドア」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「ボンネット」は実車の構造に沿って、中央部で分割しています
・ 「ボンネット」側面の通気グリルは開口した状態となっています
・ 各「ウィンド」はクリアパーツで再現
・ 「フロントウィンド」は、フレーム部分は成型色パーツ、ウィンド本体はクリアパーツで、ワイパーは別パーツ化しています
・ 「前照灯」は本体とガラス部との2パーツで構成、ガラス部はクリアパーツです
・ 「ライトガード」はそれぞれ一体成型のパーツで構成
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 「フロアパネル」
・ 「メーターパネル」
・ 「座席」
・ 「ハンドル」
・ 各種「レバー」
・ 各種「ペダル」
【 エンジン 】
●「エンジン」は約20パーツで構成、エンジン本体、シリンダーヘッドなどを細かく再現
・ 「冷却ファン」は付属のエッチングで再現しています
・ 「トランスミッション」は4パーツ、「クラッチ」は前後に分割したパーツで再現
・ 「ラジエター」は6パーツで構成しています
【 荷 台 】
●ダンプトラックとしての「ダイヤモンドT 972」の荷台形状を再現、各パネルに補強板が付き、前方にガードの突き出た全鋼製の荷台を再現しています
●「荷台」は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「荷台」の「後部パネル」は、0.6mm径の金属線（別売り）を使用することにより、開閉させることが可能です
・ 「荷台」下部の骨組み状の「ステー」は一体成型のパーツで再現
・ 「荷台」の一部の補強板は付属のエッチングで再現しています
●「荷台」下部の「油圧シリンダー」は、各フレームごとに分割したパーツで構成
・ 「油圧シリンダー」はパーツの一部を接着しないことで可動させることができ、上下に可動させることが可能です
【 シャーシ 】
●細分化したパーツ構成で「ダイヤモンドT 972」の骨太ながら細かなシャーシ構造を再現しています
●「シャーシ」の「メインフレーム」は、縦方向のフレームと横方向のフレームとを組み合わせて作製します
・ 前後の「バンパー」は個別にパーツ化しています
・ 「リーフ式サスペンション」は左右に分割したパーツで再現
・ 前部の「デファレンシャル」は8パーツ、後部の「デファレンシャル」は各10パーツで構成
・ 前部の「バンパー」は付属のエッチングを折り曲げて作製します
●タイヤは左右に分割したパーツで再現、ハブキャップは別パーツとなります
●各ウィンドと前照灯のガラス部を再現するクリアパーツが付属
●車載工具の固定具、エンジンの冷却ファン、荷台の補強板の一部、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「ダイアモンド T972 ダンプトラック （ハードトップキャブ） 」の塗装とマーキング 】
●「ダイアモンド T972 ダンプトラック （ハードトップキャブ）」のマーキングとして、アメリカ軍仕様1種、民間仕様2種の合計3種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 「ダイアモンド T972 ダンプトラック （ハードトップキャブ）」のパッケージ内容 】
・ ダイヤモンドT 972 ダンプトラック （ハードトップ型） ×1
・ エッチングシート ×1
・ 金属製チェーン ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2015年 一部新金型
