愛知 九九式艦上爆撃機 11型
「愛知 九九式艦上爆撃機 11型 (プラモデル) (フジミ 1/72 Cシリーズ No.C-020 )」です
●太平洋戦争時における日本海軍の艦上爆撃機「99式艦上爆撃機 11型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●練度を上げ精度の高い爆弾攻撃で太平洋戦争の緒戦に活躍した「99式艦上爆撃機11型」を再現、スパッツの付いた固定脚と楕円形の主翼を備えた、独特のフォルムを再現した内容となっています
●「横須賀海軍航空隊」所属機と航空母艦「赤城」搭載機の2種の機体を再現可能なデカールをセット、いずれか1種を選択して再現することができます
【 「愛知 九九式艦上爆撃機 11型」のキット内容について 】
●日本海軍の艦上爆撃機「99式艦上爆撃機11型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●「99式艦上爆撃機 11型」を1/72スケールに沿って再現、機体パーツ全体にはパネルラインなどが凹モールドで再現され、動翼のラインは可動するかに見えるように若干深みのあるモールドで彫刻、動翼の羽布張り表現も施した内容となっています
機体胴体
●機体胴体は左右に分割したパーツで構成、機首エンジンカウル部、主翼・尾翼部は別ブロック化しています
・ 胴体下部のループアンテナカバーは別パーツ化、取り付けの有無を選択できます
カウリング・プロペラ
●カウリング部は左右に分割したパーツで構成、カウリング前面のリングは別パーツ化して再現しています
・ エンジンは前部の開口部から見える範囲を再現しています
・ 排気管は別パーツ化して再現
●プロペラは、ハブとプロペラを分割した構成
・ プロペラは完成後も回転させることができます
主翼・尾翼・脚柱
●主翼は上下分割のパーツで構成
・ 主翼下部のダイブブレーキは別パーツ化して再現
・ ピトー管は別パーツ化して再現
・ 爆弾用の「リリースアーム」は2パーツに分割して再現しています
●水平尾翼は一体成型のパーツで再現
●垂直尾翼は胴体に一体成型化しています
●脚部は、スパッツ、脚タイヤを含めた形状を左右に分割したパーツで再現
・ 尾輪部は胴体パーツと一体成型化して再現、着艦フックは別パーツ化しています
コクピット
●キャノピーはワンピースのクリアパーツで再現、キャノピーフレーム部分は凸状のモールドで再現しています
・ アンテナ支柱、照準器を別パーツ化
●コクピットは独立したブロック構成で、コクピットブロックを胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内はフロア面、前後シート、前面計器パネル、操縦桿を個別にパーツ化して再現しています
・ 計器パネルはフラットな状態となっており、メーター類を再現するデカールが付属しています
●「99式艦上爆撃機 11型」の機外兵装として
・ 250kg爆弾 ×1
・ 60kg爆弾 ×2
が付属しています
「99式艦上爆撃機 11型」の機体マーキング
●「99式艦上爆撃機11型」のマーキングとして
・ 横須賀海軍航空隊所属機 「ヨ-206」
・ 航空母艦「赤城」飛行隊機 「AI-203」 (1941年12月)
の2種のマーキング例が説明書内に記載されており、いずれか1種を選択して再現することが可能です
●説明書のマーキング例に基づく、国籍マーク、機体番号、機体表示、水平尾翼の偏流測定線を再現したデカールが付属しています
【 「愛知 九九式艦上爆撃機 11型」のパッケージ内容 】
・ 99式艦上爆撃機 11型 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 シリーズ編成替えによる価格変更
【 「99式艦上爆撃機 11型」について 】
●「99式艦上爆撃機 11型」は、1936年に日本海軍が「愛知航空機」「中島飛行機」「三菱航空機」の3社に対して「11試艦上爆撃機」の試作指示を出して開発が進められた機体で、1939年に「愛知航空機」の機体が「99式艦上爆撃機」として制式採用されました
●この「99式艦上爆撃機」は日本海軍が初めて採用した全金属製片持式低翼単葉機で、基本思想はドイツの「ハインケル」社の高速単葉輸送機「He70」をモデルとしており、楕円形翼、機体全面に枕頭鋲等を採り入れています
●主翼は、ネジリ剛性を持たせるために頑強とすることや、中央翼を厚くしないように固定脚を採用し、1942年までに476機が生産されました
●1940年春の日中戦争から参戦しますが、1941年12月の真珠湾攻撃作戦が本格的な活躍となり、「零式艦上戦闘機」や「97式艦上攻撃機」と共に華々しい戦果を挙げました
●「99式艦上爆撃機」の急降下爆撃は、奇襲、高い命中精度、敵の心理を威圧するという特徴を持った攻撃法で、水平爆撃の命中率10%に対して80%という高い命中率を誇り、太平洋戦争初期における主力機として活躍したのです