ドイツ 4号戦車 J型
「ドイツ 4号戦車 J型 (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-012 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の中戦車「4号戦車J型」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦後期においてドイツ戦車部隊の主力を務めた「4号戦車J型」を再現、ドイツ本来のデザインとなる面構成の車体をベースに長砲身の主砲とシュルツェンを装備した、迫力あるフォルムを再現した内容となっています
●縦型の排気管を装備し、金網状のシュルツェン「トーマシールド」を装着した「4号戦車J型」の「後期型」を再現
・ 砲塔及び操縦席やエンジンなどの車体内部も再現しています
・ 車長のフィギュア、「BMW R75 サイドカー」とその乗員もセットしています
【 「Sd.Kfz.161/2 4号戦車J型」について 】
●「D」型までの「4号戦車」は火力を重視した支援用戦車として開発され、実際に支援戦車として各戦線で運用が行われていました
●しかし、ソ連軍の中戦車「T-34」などに対し戦車部隊の主力であった「3号戦車」では対抗しえず、火力を増強しようにも車体の大きさから無理があり、「3号戦車」よりも車格が大きい「4号戦車」が主力戦車の役割を担うことになりました
●主力戦車たることを目的として、長砲身砲「75mm戦車砲 KwK40」を装備した最初の型式「4号戦車G型」は1942年3月に登場、1943年4月には防御力強化型である「4号戦車H型」の生産が始まり、この「4号戦車H型」が性能的には「4号戦車」シリーズの頂点に立つ存在です
●ところが、ドイツを取り巻く戦況は徐々に悪化し、ドイツ軍では「タイガー 1」や「パンター」などの重量級戦車の増産と同時に、既存の車両は生産コストを優先することとし、「4号戦車H型」をベースにした簡略版として1944年6月に登場したのが「4号戦車J型」です
●「4号戦車J型」では、砲塔旋回用の補助エンジンを撤去、このため砲塔旋回は手動のみとなりました
●「4号戦車J型」は生産時期により、さらなる簡略化をされており、排気管を横置き型から縦型に、車体のシュルツェンを金網を用いた「トーマシールド」へと変更、その後も牽引ピントルの単純化やブレーキ吸気口の装甲カバーを廃止などと、その姿は徐々に変化していきます
●「4号戦車J型」は1945年3月までに1758両を生産、大戦後期におけるドイツ戦車部隊の中核車両として連合軍との苦闘を繰り広げたのです
【 「ドイツ 4号戦車 J型」のキット内容について 】
●この中戦車「4号戦車J型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1970年代にキット化が行われた旧ニットー社の金型をフジミ社が復活させたキットで、発売当時の基準からすると1/35スケールのキットにも相当する細分化したパーツ構成で「4号戦車J型」を再現した内容となっています
・ 細分化したパーツ構成が普通となった現在のAFVモデルから見ると、ミニスケールキットとしてはオーソドックスなパーツ構成となっています
●縦型の排気管を装備し、金網状のシュルツェン「トーマシールド」を装着した「4号戦車J型」の「後期型」を再現しています
●砲塔及び操縦席やエンジンなどの車体内部も再現しています
■4号戦車J型
●「4号戦車J型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「75mm戦車砲 KwK40」の砲身は一体成型のパーツで再現、マズルブレーキ先端部は別パーツ化して再現しています
・ 「防盾」は「駐退装置カバー」を含めた一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下及び前面パネルの3パーツで構成
・ 「車長キューポラ」は上下に分割したパーツで再現
・ 「車長ハッチ」「側面ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「車長キューポラ」に装備する、「対空機銃架」及び「MG34機関銃」を再現しています
・ 「ゲベックカステン」は、上下に分割したパーツで構成
●砲塔シュルツェンは、左右に分割したパーツで再現しています
・ 「シュルツェン架」は1つずつ個別にパーツ化して再現
●砲塔内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 砲尾
・ 砲塔バスケット
・ 各座席
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現、これに戦闘室前面パネル、側面パネル、エンジンデッキ後部パネルなどを取り付けて作製します
・ 「操縦手ハッチ」「前方機銃手ハッチ」を別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「トランスミッション点検パネル」「ブレーキ点検パネル」「エンジン点検ハッチ」なども別パーツ化しています
・ 「車載工具」類はフェンダー上などにモールドにて再現
・ 「前方機銃」は別パーツ化しています
●金網状の車体シュルツェン「トーマシールド」は左右それぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 「トーマシールド」板状になった最前部以外を再現
・ 金網状のパターンは浅めのモールドで再現、各パネルごとに異なったパターンとなっています
・ 「シュルツェン架」の本体部分は「トーマシールド」に一体成型化、ステー部分は1つずつ個別にパーツ化して再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「ボギー式サスペンション」は側面パネルに一体成型化しています
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現
・ 「排気管」は1本ずつ個別にパーツ化
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ エンジン
・ 隔壁
・ 戦闘室のフロアパネル
・ トランスミッション
・ 操縦席、前方機銃手席
・ 操行レバー
【 履 帯 】
●履帯は、「3号/4号戦車」用の側面を延長したタイプの履帯「オストケッテン」を再現しています
・ 履帯は、接着が可能な軟質素材によるベルト式履帯となっています
【 フィギュア 】
●戦車長を再現したフィギュアが1体付属しています
・ 「車長キューポラ」から上半身を出して、両手でキューポラ部分を持っているポーズです
・ 服装は、「戦車服」を着用、「略帽」を被った姿です
・ フィギュアは一体成型のパーツで再現
■BMW サイドカー
●ドイツ軍のサイドカー「BMW R75 サイドカー」を再現したパーツをセット
●「BMW R75 サイドカー」は、「後輪部」「前輪部」「側車」の3ブロックで構成しています
・ 「後輪部」は、後輪及びエンジンなどを一体成型したパーツに側面のフレームを取り付けて作製します
・ 「シリンダーヘッド」「座席」「雑具箱」を別パーツ化
・ 「前輪部」は、前輪とフェンダーを一体成型化したパーツに、「スポーク」「前照灯」「ハンドル」などを取り付けて作製します
・ 「側車」は上下に分割したパーツで再現、これに「タイヤ」「予備タイヤ」「機関銃」「雑具箱」を取り付ける構成となっています
●ドライバー1体と、側車に乗る乗員の1体の合計2体のフィギュアが付属しています
・ 服装は、オートバイ兵用のゴム引きコートを着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
・ ドライバーはハンドルを握った状態、側車に乗る乗員は側車の座席に座っている状態となります
・ フィギュアは、胴体、両腕のパーツ構成です
【 「4号戦車J型」の塗装とマーキング 】
●「4号戦車J型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
・ 「BMW R75 サイドカー」のマーキングとして、部隊マーク、戦術マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ 4号戦車 J型」のパッケージ内容 】
・ 4号戦車J型 ×1
・ BMW R75 サイドカー ×1
・ 戦車兵フィギュア ×1
・ サイドカーの乗員のフィギュア ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●シリーズ再編成、価格変更アイテム