M109A2 155mm自走榴弾砲
「M109A2 155mm自走榴弾砲 (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC HOT WAR No.7422 )」です
●冷戦時代後期におけるアメリカ軍の自走榴弾砲「M109A2」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●1960年代に登場しながらも、改修を受けながら2000年代に入っても運用が続く「M109」シリーズの初期改修型となる「M109A2」を再現、砲身先端に大型のマズルブレーキを装備した、迫力あるフォルムを再現した内容となっています
【 「M109 155mm自走榴弾砲」について 】
●戦後のアメリカ軍は、第2次世界大戦時から引き続き、師団砲兵用の火砲として「105mm砲」と「155mm砲」の2種の口径の火砲を運用しました
●この2種の口径の火砲はそのまま自走化を図り、1950年代前半には「105mm自走榴弾砲 M52」「155mm自走榴弾砲 M44」「155mm自走榴弾砲 M53」などを開発、これらは自走砲としての形態が定まっていない頃に開発が行われたため試験車輌的な色合いが強く、短命に終わっています
●後継車両として開発されたのが「105mm自走榴弾砲 M108」で、次いで砲の口径を拡大した「155mm自走榴弾砲 M109」が1963年に誕生します
●ただし、その後、アメリカ軍は方針を転換し、師団砲から「105mm砲」を外して、自走榴弾砲は「155mm自走榴弾砲 M109」へ一元化、この「M109」は改修を重ねる度に各時代の最先端技術を採り入れ、常に第一線兵器としての性能を保っています
●1976年に誕生した「M109A2」は「M109」の改良型で、砲塔後部の弾薬庫を大型化し、携行砲弾数を増加、油圧装置や照準器カバーの装備なども改良されています
●現在「M109A2」は、アメリカ軍では退役もしくはさらなる改修を受けていますが、元来備えている信頼性と安定ある性能でアメリカの友好国を中心に運用が続けられています
【 「M109A2 155mm自走榴弾砲」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の自走榴弾砲「M109A2」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/100のスケールのサイズに沿い適度に強弱をつけたディテールで「M109A2」を再現
・ 一体成型化してパーツ数を抑えながらも、ポイントを捉えて実車のフォルムやディテールを再現、小さなサイズながらスケールモデルとして高い質感で「M109A2」を再現した内容となっています
●「M109A2」を構成するパーツは23個で、20分程度で組み立てを完了することが可能、気軽にAFVモデルを楽しみたい人、塗装の練習を行ないたい人、もしくはコレクションとして数を揃えたい人などに最適なキットです
・ AFVモデルは、実車の構造上から構成するパーツが多く、それを敬遠する人や、AFVモデル初心者の人への入門キットとしてもお薦めします
●接着剤不要のスナップキットとなっています
●「M109A2」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「155mm榴弾砲 M185」の砲身は、マズルブレーキと防盾を含めた一体成型のパーツで再現
・ 「砲身」は上下に可動させることができます
●「砲塔」は、上下及び後部パネルの3パーツで構成
・ 「側面ドア」「照準サイト」などのディテールはモールドにて再現
・ 「車長キューポラ」は別パーツ化
・ 砲塔上の「M2重機関銃」は別パーツ化して再現、装着の有無を選択できます
【 車体上部 】
●車体は、内側の桁に外面パネルを貼り付けて作製します
・ 「操縦手ハッチ」「点検パネル」「エンジングリル」などはパーツ上のモールドで再現
・ 「トラベリングロック」は、立てた状態と倒した状態の2種のパーツをセット、再現したい状態に合わせて選択して使用することができます
・ 側面パネルには「サスペンションアーム」を一体成型化しています
・ 「駐鋤」は別パーツ化して再現、、展開した状態と跳ね上げた状態とを選択できます
●足周りは、「転輪」「起動輪」「誘導輪」「履帯」を一体成型化したパーツで再現、車体側面へと取り付けます
・ 「履帯」は表面の滑り止めパターン、裏面のセンターガイドをモールドで再現しています
●ジェブロンマークや車体番号(0~9のバラ数字)を再現したデカールが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する旗のパーツが付属しています
【 「M109A2 155mm自走榴弾砲」のパッケージ内容 】
・ M109A2 155mm自走榴弾砲 ×1
・ 旗 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型
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【 「ズベズダ ART OF TACTIC」シリーズについて 】
●同社が展開するボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、駒にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、簡素な作りながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気づくことでしょう