T-14 アルマータ 主力戦車
「T-14 アルマータ 主力戦車 (プラモデル) (モデルコレクト 1/72 AFV キット No.UA72058 )」です
●ロシア軍の「アルマータ共通プラットフォーム」を用いた試作戦車「T-14」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●次世代(第4世代)戦車の構想の下、無人砲塔を装備した試作戦車「T-14」を再現、ステルス性を考慮したノッペリとした外観を持つ、独特のフォルムを再現した内容となっています
【 「T-14 アルマータ 主力戦車タ」のキット概要 】
●輪郭のはっきりとしたモールドと中国系メーカーのスタンダードとなる細分化したパーツとエッチングパーツとで構成した内容
●主砲「122mm砲」はプラスチックパーツと金属製パーツの2種をセット
●各ハッチは開閉状態を選択可能
●主砲は、プラパーツと金属製砲身とを選択して使用
●車体上のハッチなどの開閉状態を選択可能
●車体下部は金属製パーツで再現し、どっしりとした重量感を演出
●車体後部のスラットアーマーはエッチングパーツで再現
●エンジングリルの異物防止ネット、ライトガードなどを再現したエッチングパーツも付属
●履帯は「アルマータ」共用のダブルピン式履帯、プラスチックパーツによる一部連結式
●マーキング指示及びデカールは、パレード時、3色迷彩の2種、車台番号ほか各国の国籍マークを再現したデカールも付属
【 「T-14 (オブイェークト 148) 試作戦車 アルマータ」について 】
●ソ連軍は1960年代中頃に革新的な戦車「T-64」を開発、低いシルエットの車体に大口径の主砲を搭載、そして自動装填装置の採用などを盛り込んだ「T-64」の基本コンセプトは、そのまま「T-72」「T-80」「T-90」へと受け継がれ、ソ連製戦車のスタンダードを確立しました
●しかし、優れた性能を持つはずのソ連製戦車は、「湾岸戦争」においてイラク軍の「T-72」が西側戦車に大敗したことで、西側諸国が開発した戦後第3世代戦車から設計・性能ともに遅れを取っていたことが明らかになってしまいました
●ソ連軍では、この遅れを挽回すべく後継となる新型戦車の開発を進めていましたが、ソ連邦崩壊後の経済混乱によって開発は頓挫してしまい、新生ロシア軍では既存の戦車に爆発反応装甲などを装着することで延命措置を施すようになります
●ただし、このような延命措置も一時的な対応に過ぎず、ロシア国内の経済が回復するに伴い2009年から開発が始まったのが共通プラットフォーム「アルマータ」です
●この「アルマータ」は、戦車、兵員輸送車、自走砲などの戦闘車両の車体を共通化し、開発費用の圧縮と、生産及び整備コストの低減、そして部品の互換性を可能にする共通のプラットフォームを意味します
●試作戦車「T-14」は、この「アルマータ車台」を用いた戦車として2014年に誕生しました
●この「T-14」の最大の特徴は、無人砲塔を採用したことで、車長と砲手は車体に収まり、遠隔操作によって砲塔及び武装等を操作します
●また「T-14」はステルス性を考慮したデザインとなっており、全体的に突起物の少ないフォルムが特徴です
●試作戦車「T-14」は、あくまでも試作段階の車両ですが、前評判は高く、ロシア軍の新鋭戦車として生産、配備が行われるものと見込まれているのです

【 「T-14 アルマータ 主力戦車」のキット内容について 】
●このロシア軍の試作戦車「T-14」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/72のミニスケールでありながらカッチリとした繊細なモールドと、現用車両の複雑な構造を再現するために、細分化したパーツと、エッチングパーツとを交えて構成、新興メーカーとしてはハイクオリティな造形力で試作戦車「T-14」を再現した内容となっています
・ 車体後部のスラットアーマーは、1枚ずつ分割したエッチングパーツを組み合わせて製作しますので、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●車体下部はずっしりとした重量感を演出する金属製パーツとなっています
●「T-14 試作戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●乗員用ハッチのない小型でシンプルな「T-14」の無人砲塔の形状を再現、表面のパネルラインなどをカッチリとしたモールドで再現しています
●「125mm滑腔砲 2A82-1M」の砲身は、プラスチックパーツと金属製砲身の2種をセット、選択して使用することができます
・ プラスチックパーツの砲身は、上下に分割したパーツで構成
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は3層のパーツで構成
・ 上部の「銃塔」は5パーツで再現しています
・ 側面の各種ハッチはエッチングパーツで再現
・ 「アクイティブ防御装置(?)」は、列ごとにパーツ化しており、収納フレームはエッチングパーツで再現しています
・ 「スモークディスチャージャー」は1本ずつ個別にパーツ化、砲塔へと取り付けます
・ 砲塔バスケットは3パーツで再現、中央のメッシュ部分はエッチングパーツで再現しています
・ 「アンテナ」「センサー」「車間表示灯」などを別パーツ化

【 車体上部 】
●砲塔前の位置に乗員スペースを設け、突起物を極力抑えた「T-14」の車体上部レイアウトを再現、パネルライン、ボルト穴などのディテールをスケールに沿ったモールドで再現しています
●車体上部は一体成型のパーツで再現
・ 各「ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「前照灯」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、「ライトガード」はエッチングパーツで再現しています
・ 「エンジングリル」はスリット状にモールドしており、メッシュはエッチングパーツで再現
・ 「排気口」は、エッチングパーツにて再現します
・ 「サイドスカート」及び側面の「追加装甲」は、各1パーツで再現
●車体後部のスラットアーマーは、エッチングパーツで再現します
・ 1本ずつ分割した、縦方向のフレームと横方向のフレームを組み合わせて作製します
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となった金属製パーツで再現、後部パネルは別パーツ化しています
・ 「サスペンションアーム」は車体に一体成型化しています
・ 「起動輪」は前後方向に3分割したパーツで再現
・ 「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで構成
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分にラバー製のパッドが付いた「アルマータ」用のダブルピン式履帯を再現しています
・ 履帯は、一部連結式履帯となっています
・ 履帯は、上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成しています
●エンジングリルのメッシュ、ライトガード、スラットアーマーなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「T-14 (オブイェークト 148) 主力戦車 アルマータ」の塗装とマーキング 】
●「T-14 主力戦車」のマーキングとして、パレード時などの2種類の塗装例が説明書に記載されており、各国の国籍マーク、パレード時の装飾マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「T-14 アルマータ 主力戦車」のパッケージ内容 】
・ T-14 試作戦車 ×1
・ 金属製砲身 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型